政府が紙幣や硬貨を発行する場合、それぞれ原価が発生します。紙幣では1枚当たり20円、1円硬貨の原価は0.29円〜5百円玉で5.19円です。これが市場に出ると額面どおりの金額で通用することが保証されています。この差額は発行益と言われています。ちなみに令和4年度の発行予定で計算しますと紙幣の発行益は15兆4,354億円、硬貨で1.927億円。毎年発行される通貨発行益はどのように理解すれば良いのでしようか。 常識的には利益として認識し、予算に計上し有効に活用すべきと考えております。 この件について、財務省OBの大学教授が、バランスシート上は日銀の債務(債務証書)であるから、これを利益として直接計上さ…