小説家。1943年東京生まれ。 1980年、「暗殺者グラナダに死す」でデビュー。 1987年、「カディスの赤い星」で直木賞、日本推理作家協会賞などを受賞。 スペイン近現代史についての造詣が深く、内戦当時の事件が現代と結びつく重層構造の大作を多く輩出。 近年は、「禿鷹の夜」などの警察小説や、「重蔵始末」などの時代小説といった、多彩なジャンルの作品を発表している。 また、西部劇ファンとしても知られている。
2021年2月のブログです * 逢坂剛さんの『十字路に立つ女』(1992・講談社文庫)をかなり久しぶりに読みました。 すごく面白かったです。 逢坂さんの小説の紹介は初めてかもしれません。 実はじーじは昔から逢坂さんのかなりのファンなのですが、年末から読んでいた哲学者の木田元さんがやはり逢坂さんのファンということで、ここのところ、逢坂さんの小説を読み返しています。 逢坂さんの小説はエンターテインメントで、とても面白いので、熱中してしまうところが玉に瑕です。 本書もまさにそうで、一日で一気に読んでしまいました(もったいない、もったいない)。 あらすじは例によってあえて書きませんが、地上げや腎移植、…
池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳 (文春文庫) 著者 : 池波正太郎 文藝春秋 発売日 : 2018-10-06 ブクログでレビューを見る» アンソロジー作品『池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳』を読みました。鬼平こと長谷川平蔵を登場人物にしたアンソロジーです。-----story-------------「鬼平」誕生五十年を記念し、七人の人気作家が「鬼平」に新たな命を吹き込んだ作品集。本家・池波も「瓶割り小僧」で特別参加。池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42(1967)年のこと。オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼…
☆ 授業は中学3年生の土曜特訓だけで、ちょっとのんびりした1日だった。 ★ 逢坂剛さんの「百舌の叫ぶ夜」(集英社文庫)を読んだ。 ★ 都心の繁華街で起こった爆弾テロ。その巻き添えで妻を失った公安警察官が真相を求めて捜査を始める。見えてきたのは、警察組織の闇だった。 ☆ 爆弾テロ犯、殺し屋、その殺し屋を始末しようとする組織、その組織を陰で操る警察官僚、そしてその背後には・・・。 ☆ 重層的な物語構成。特に殺し屋の設定には驚いた。 ☆ ドラマ版も観た。妻を亡くした倉木警部役を西島秀俊さん。倉木と対立しながらも真相解明に協力する刑事役に香川照之さん。倉木を支える女性公安警察官を真木よう子さんが演じる…
「ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ」第172問! この帯はなんの本でしょうか? 新・し・い・才・能・の・誕・生・に・乾・杯 これはもしかすると、わたしが若いこ ろに書いたかもしれないような、少な くとも書きたかったであろうような、 そういう類の 小説であった。 逢坂剛 第172問の答えは明日。コメントで解答を書いてみてね。 第171問 の答えは 『裏切りの日日』(遭坂剛、講談社、1981)でした。 『裏切りの日日』は「本格ミステリーも真っ青?の人間消失トリックを、ハードボイルドな公安警察ものに盛り込んだ、自分なりの意欲作だつた」「戸川安宣氏が、某全国紙の書評欄の囲み記事で絶賛(?)して…
逢坂剛さんの作品だと、スペイン内戦を背景にギタリストとスパイが対立するミステリー「カディスの赤い星」(1986年度直木賞受賞作)が代表作だと承知していました。 現代的なミステリー作家という先入観があったので、池波正太郎真田太平記館の中一弥挿画展で、逢坂剛さんのまさかの時代小説が販売されていて驚き、購入しました。 【平蔵の首】 「平蔵の首」表紙。絵は、中一弥(逢坂さんの父親)さんによるもの。 (カバー裏にある本書の紹介) (目 次) 【平蔵狩り】 「平蔵狩り」表紙 (カバー裏にある本書の紹介) (目 次) (感想など) 僕は、池波正太郎作の「鬼平犯科帳」のファンですが、その続編ともいうべき小説が…
上田市の池波正太郎真田太平記館で、「中一弥挿絵展」が行われているので、観てきました。池波正太郎の小説の挿絵を描いた中一弥の没後10年を記念しての展覧会です。 興味をそそる絵が多く、楽しめました。「カディスの赤い星」で直木賞を受賞した逢坂剛さんは、中一弥さんの三男だそうです。逢坂剛著「平蔵の首」(文春文庫)を購入。 真田太平記館外観 チラシ表。長谷川平蔵『鬼平犯科帳』(週刊池波正太郎の世界①表紙絵)、画・中一弥 中一弥さんの紹介。『1911年、大阪生まれ、29年、直木三十五の新聞連載小説の挿絵によりデビュー。93年、第41回菊池寛賞受賞。「鬼平犯科帳」など池波正太郎の連載挿絵や山本周五郎、藤沢周…
講談社文庫 1999年 この逢坂剛版の奇巌城は、一人称で、ボートルレ君 視点で描かれていて、かなりM・ルブラン氏の元本 から手を入れられているようだ。ルパンとかシャー ロック・ホームズとか、パクった名前が出ていて 心が躍る。これはきっと冒険活劇として読むのが 正しい読み方なのだろうね。謎もちょっとちゃちい し、本当を云えば子供の読み物なのかもしれない。 けど、僕は莫迦にしちゃあいけないと思う。これは きっとドキドキワクワクしたい心が不足している せいだ。つまり、少年的な心の不足だ。たまには こういう本を読んで、少年の心を取り戻すのも アリなんではないか、と思ったりする。 (読了日 2025年7…
山田裕樹『文芸編集者、作家と闘う』光文社を読了。 北方謙三、船戸与一、逢坂剛などの作家を世に送り出した編集者の、編集者人生を振り返って描いたノンフィクション。作家たちとの具体的なエピソードがぎっしり詰まった実に濃厚な1冊で、めちゃくちゃ面白く読めた。 圧倒的だったのは、逢坂剛の『百舌の叫ぶ夜』の原稿を受け取ってから発行にいたるまでのエピソード。原稿を読んで実に面白く「これはいける」と思ったが、詳細に読み込んで直すべき欠点を抽出し、逢坂剛に書き直しを依頼するのだが、その修正点というのが実に微妙な部分で、編集者というのはそこまで読み込むのか!とびっくりした。 実は一時期、ゴールデン街の「深夜プラス…
ランキング参加中芝居好き。 こんばんは。デラシネ(@deracine9)です。 4月以来、久しぶりのブログです。 このところ、菅田将暉、小栗旬、西島秀俊、綾野剛らが演じるミステリー、サスペンスドラマを立て続けに観ていました。 そこで今回は、特に私が面白かったドラマを紹介しようと思います。 「 MOZU season 1 百舌の叫ぶ夜」ができるまで。 共同製作第1作「ダブルフェイス」の成功。 「MOZU」の斬新さと切り口の面白さ、映像の迫力。 「 MOZU season 1 百舌の叫ぶ夜」ができるまで。 「MOZU」は、2014年、TBS とWOWOW が共同製作したドラマの第2弾として、両局で…
小学校1年生の夏休み! 初めて、一人で図書館に出向き、本を借りた。 今でも覚えている。「野口英世」の伝記。図書係のお兄さんがとっても親切でカッコよかった。( ´艸`) そして、本の面白さに目覚めた!!!! 知らない世界が広がる! 辛いときに救いの手を差し伸べてくれたのも、答えを示唆してくれたのも「本」。 いつでも、どこでも、裏切る事無く支えられ、慰められて わたしの唯一の「逃げ場所」にもなっている。 今回の帰省介護中も、もちろん! 帰省介護で行ったり来たり、コロナ禍で感染が拡大する中、図書館の利用はなかなか難しい。しかも、こちらに滞在する方が長いとなれば、なおさら借りにくい。 有難いことに徒歩…