高校受験のときのことです。 僕の中学にAという男子がいました。 Aは成績優秀で、学校内での成績も良い方でした。それこそ、模試では軽く偏差値70を叩き出せるレベルです。当然、彼の進学先も高いレベルの高校、それこそ県内トップの公立高校や最難関の大学附属だと思われていました。 しかし、彼は中堅公立高校に余裕で合格し、そこに進学しました。偏差値で言うと60前半くらいです。家庭の資金力や内申点に特に問題があったわけではないため、「何を考えているんだ」「あいつはバカだ」みたいなことを周りから言われていました。 正直僕は(まあ、高校選びの基準なんて人それぞれだもんな)くらいに思っていましたね。何なら、内心ち…