免疫力についての意識が高まるなか、“平熱”が19世紀より現代の方が、低くなっているという興味深い研究結果がネイチャー誌(ネイチャー誌ダイジェスト2020年4月号)で取り上げられています。この研究は、スタンフォード大学(米国カリフォルニア州)の感染症疫学者パーソネル氏のチームによるアメリカで行った調査研究によるものです。 この研究によると、1851年にドイツの医師ブンダーリヒ氏により、平熱は37℃に決定されました。しかし、実際のところ2017年に約35,000人を対象とした調査を行った結果、平均体温は、36.6℃でした。私たちも平熱といえば、36℃ほどを思い浮かべる方が、多いのではないでしょうか…