相続は、単に「財産を分ける」作業ではなく、遺された方の「その後の人生をデザインする」大切なプロセスです。妻(配偶者)に相続させる際のポイントを解説します。 1. 配偶者相続の概要 法律上、配偶者は常に法定相続人となり、最も手厚く保護されています。 法定相続分: 子供がいる場合は2分の1、子供がおらず親がいる場合は3分の2、兄弟姉妹のみの場合は4分の3となります。 配偶者の税額軽減: 俗に「配偶者控除」と呼ばれます。実際に取得した財産額が、「1億6,000万円」または「法定相続分」のいずれか多い金額までなら、相続税がかかりません。 配偶者居住権: 2020年から施行された制度。家を所有しなくても…