Hatena Blog Tags

金沢21世紀美術館

(アート)
かなざわにじゅういっせいきびじゅ

兼六園、金沢城趾に近い一角に突然現れた円形の美術館。
収蔵作品ばかりでなく、建築そのものが、九谷という当時の前衛を生んだ金沢によく似合っている。

→金沢21世紀美術館
設計者の妹島和世+西沢立衛・SANAAは、今や日本を代表する建築家である。
この建物には有料ゾーンと無料ゾーンがありそれが形状的、動線的に少し曖昧な形で分割されている。入り口は4箇所に分かれていてどこがメインエントランスなのか曖昧である。市役所に面した西口、商店街に開いている北口、この方向には兼六園が位置している。本田通り口の東口、そして夜の飲食街として栄えている柿木畠南口である。
 東口にはロッカーとチケット売り場が設置されている場所がメインの入り口なのだが4箇所どこをみても天井は低く幅2メートルほどの狭い通路で構成されている。
 それとは反対側の市役所口から入ってもチケットセンターにたどり着くまでに様々な空間体験ができる。市民ギャラリーの前庭にはパトリックプランの緑の橋が、それから天井にはジェームスタレルのブループラネットスカイなどによって様々に空間のなかで表現がなされている。
 SANAAの手法は従来の建築言語に固執せず出来事や行為と言った時間的要素をもう一つの次元として空間に組み込んでいる。グラフィックやボリュームといった様々要素を繰り返しスタディし、常それを模型上で確認し次々と様々なケースを繰り返す。

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

ネットで話題

もっと見る

関連ブログ