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長崎電気軌道

(地理)
ながさきでんききどう

[英] Nagasaki Electric Tramway Co.,Ltd.
長崎電気軌道株式会社は、長崎県長崎市に本社を置き、長崎県長崎市で路面電車による旅客運送事業等を行う軌道事業者である。
地元では「長崎電鉄」又はたんに「電鉄」とも呼ばれている。1914(大正3)年8月2日創立、1915(大正4)年11月16日に病院下〜築町間3.7kmで営業を開始した。
軌道事業のほかに、広告代理事業、不動産事業、路面電車の軌道上に建設された複合商業ビルである長崎西洋館の経営も手がけている。

企業概要*1

資本金
2億1千万円
従業員
228人
営業キロ
11.506km
車両数
79両
年間輸送人員
17,130千人
停留場
39ヶ所
車 庫
2ヶ所(浦上車庫、蛍茶屋車庫)
工 場
1ヶ所(浦上車庫内)
変電所
4ヶ所(西町・松山町・天神町・賑町)

運行系統・運行間隔

1系
正覚寺下−赤迫 約5分間隔
2系
蛍茶屋−(大波止経由)−赤迫 (3000形限定)
3系
蛍茶屋−(桜町経由)−赤迫 約6分間隔
4系
蛍茶屋−正覚寺下 約8分間隔
5系
蛍茶屋−石橋 約7分間隔
Z系
浦上車庫前−赤迫 (出入庫時のみ)

 運行間隔は早朝、深夜を除く、昼間ベース時間帯

運賃

大人120円、小人60円  一日乗車券大人500円、小人250円
運賃は1984(昭和59)年から大人100円、子供50円だったが、2009(平成21)年から値上げされた。一日乗車券は電車の車内では販売していないため、JR長崎駅構内のKIOSK・JOYROAD、長崎観光案内所、市内主要ホテル等で乗車前に購入する。
「後乗り後払い」の乗切制であるが、築町で1系と5系を乗り継ぐ場合に限り「乗り継ぎ券」を発行している。

車両

主力形式は昭和20年代に製造された200形・211形、300形、昭和30年代〜昭和40年代はじめにかけて製造された360形・370形、500形、昭和50年代以降に製造された1200形・1300形、1500形・1700形、1800形、2000形、平成15(2003)年に導入された3連接車体の3000形である。平成23(2011)年と平成24(2012)年に5000形を導入している。
その他、仙台市電、東京都電、箱根登山鉄道小田原市内線、西日本鉄道福岡市内線、熊本市電からの譲渡車両が在籍し、動態保存的に運用されている。中でも西日本鉄道福岡市内線から移籍した1911(明治44)年製の168号は、通常の営業用車両として使用される日本最古の路面電車であり、「路面電車の日」、「鉄道の日」等のイベントの際に運行される。また、毎年1月〜2月に開催される「長崎ランタンフェスティバル」の際は花電車が運転されていた。※現在は廃車。

*1:2012年4月1日現在

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