人生の目的というのは、一度しかない人生を悔いなく終わるために、とても大事なものです。仏典の中にその答えがあるわけですが、ではどうしてそう言えるのか、詳しく学ぶために、教学をしていきます。教学というのは、仏教の学問です。教学をすることで、人生の目的が「破無明闇」であるということも判然としてきます。人生の目的と聞くと、人それぞれ好きなことをすればいい、という人もあります。ほんの一時は喜べても、そのうちに色褪せてしまう。そんなものばかりを追い求めるだけの人生でいいのでしょうか。「そうじゃない、心の闇を破ることである」言葉では簡単に言えるんですが、仏教は今日、一切経となって残っています。その数は七千巻…