仏教と聞いて、蓮の花をイメージするという人も少なくないと思います。実際、仏教では蓮華がよく使われます。それは、蓮華には5つの徳があるからで、これを蓮華の五徳と言います。 蓮華の五徳は、私たちの心の闇が破れた世界を表しています。そういう世界を無碍の一道と言われます。 心の闇の破れた世界を信楽とも言いますが、この世界が分からないから「そんなの、思い込みなんじゃないの?」と思ってしまう。もし分かれば、「人生の目的はこういう世界でなければあり得ないな」と思うようになるんですね。 そしてまた、そんな世界があるのなら、自分もそういう世界へ出たいと思うようになります。 行くべき目的地がハッキリ把握されていな…