「仏法は足で聞け」と昔から言われてきました。話を聞くのであれば、本来は耳で聞くものです。それにもかかわらず、「足で聞け」と言われるのはなぜでしょうか? これは、裸足で聞くという意味ではありません。足を使って、苦労して聞くということを意味しています。 現代の価値観は、同じ成果が得られるのであれば、できるだけ楽をしたほうがいいという方向に傾きがちです。けれども仏教では、この価値観とは正反対のことを教えられているのです。 このことを理解するために、3人の記者のたとえがよく用いられます。ある事件が起きた時、3人の記者がそれぞれの方法で記事を書いたとします。 1人目は、頭で書いた記事。現場に行かず、想像…