「称名報恩」について述べたいと思います。 「信心正因 称名報恩」という教義をまとめられたのは覚如上人であり、それを多くの人に伝道されたのは蓮如上人でした。 親鸞会では、親鸞聖人・覚如上人・蓮如上人の3方は「一器の水を一器に移す」ように全く同じ事を説かれたと徹底します。 そのイメージは以前の投稿で述べたように、高森会長が地球上に出現した次の「唯一絶対の善知識」であるなどというカルト的で歪んだ誇大妄想の元となっています。 この3方が遇われた「如来回向」「行信の救い」は同じであるとしても、それぞれの教義というテクストの体系は必ずしも一致していないと考えられています。それは異なる時代背景が影響している…