京都南山城 当尾(とうのお)の里 浄瑠璃寺の春は馬酔木の花とともに訪れます。 馬酔木より低き門なり浄瑠璃寺 ・・水原秋桜子(みずはらしゅうおうし) 馬酔木(あしび あせび) 磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君がありと言はなくに いそのうへにおふるあしびをたをらめど みすべききみがありといはなくに 大伯皇女 ・・・万葉集 巻二 一一六 木蓮 本堂(平安 国宝) ・・九体の阿弥陀如来像をまつる ・・紅色の馬酔木 三重塔(平安 国宝) 本堂屋根の狛犬 浄瑠璃寺の春 堀辰雄 「そのなかでも一番印象ぶかかったのは、奈良へ著ついたすぐそのあくる朝、途中の山道に咲いていた蒲公英(たんぽぽ)や薺(なず…