布団の中から蜂起せよ: アナーカ・フェミニズムのための断章 作者:高島 鈴 人文書院 Amazon 『布団の中から蜂起せよ-アナーカ・フェミニズムのための断章-』高島鈴著を読む。 作者がいう「アナーカ・フェミニスト」とは、「アナキストというだけでも、フェミニストというだけでも十分ではない」からだそうだ。ただし意味するものはフィックス(固定化)していない。つーか、フィックスできないと思う。 「ゴリゴリの左翼家庭」に育った作者は大学でジェンダーやアナキストに興味を覚える。栗原康の『狂い咲け、フリーダム』で「大正時代のアナキスト」金子文子を知り、衝撃を受ける。ただし、栗原のフェミニズム観に対しては批…