この本を読んだきっかけは、原田ひ香さんの小説『月収』でした。 読み終えたあと、「お金って、結局なんなんだろう」という疑問が、ずっと頭に残っていたのです。 その答えを探すヒントになりそうだと感じたのが、巻末の参考文献に挙げられていた一冊、『きみのお金は誰のため』 です。 物語の中で描かれる「お金と生活」のリアルさが印象に残っていたこともあり、「この本は、どんな視点からお金を語っているのだろう」そんな興味から手に取りました。 登場人物は中学生の優斗と社会人の七海。そして彼らの前に現れる謎の人物「ボス」。 物語は、難しい専門用語を使わず、会話形式で進みます。経済の知識がなくても、自然と読み進められる…