386BSDと4.4BSD-Liteをベースとした, BSD系UNIX互換OS。Yahoo! や 2ch などのWebサーバのOSとして利用されている。
サーバーOSとしての対抗にGNU/Linux (RHELやCentOS、Debianなど)やWindows Serverがある。Linuxはバージョンアップが早く先進的な技術が多く導入される傾向があるため、知識の移り変わりが早くまたセキュリティ問題も生まれている。他方、OpenBSDではデフォルト状態でリモートセキュリティホールは過去2件だけという少なさを誇っているが、機能よりセキュリティを優先しているために低機能で面倒も多い。それらと比べFreeBSDでは安定性を重視した開発体制をとっており、バージョンアップや最新技術の導入などに非常に慎重なため、クライアントでも安心して利用できるというファンもいる。
またBSD/OSのような商用ベースではないので、ドライバの作成に機密保持契約を結ぶ事が必要な最新ハードウェアはドライバの対応が遅れることもある。(例外としてnVidiaビデオカードのようにベンダーからバイナリのドライバが提供されることはある)
各種BSD系OSの中では、1万を超える数多くのportsが整備されていることが特徴的である。
現在(2010/04/10)の最新版(Release)は8.0-RELEASE、Legacyで7.3R、9.xが開発版(current)となっている
最近、OpenSolarisからZFSやDTraceがポートされた。これらのライセンスはCDDLであるため若干注意。