「うちはプロダクト企業じゃないし」「デジタル企業でもないから」。──そんな言葉を耳にするたびに、私は引っかかりを覚える。 そう語る経営者やマネージャーに、これまで何度となく出会ってきた。 講演やクライアントへの支援の場で、私の出身企業であるGoogleやMicrosoftの話をすると、「うちはそういう会社じゃないから」と返されることがある。 その気持ちはよくわかる。だが、「自分たちとは違う」とラベルを貼ってしまうことで、実は大切な思考が止まってしまってはいないか。 そのままで、本当にいいのだろうか? 気がつけば、業界の常識を打ち破るようなプロダクトが次々と登場している。 移動を変えたUber、…