「二人とも欲しいものは買える生活ができているから、大丈夫だよ!」 息子の誕生日に、何か欲しいものはないかと何気なく尋ねたとき、そんなLINEが返ってきた。 その言葉が、私の心の奥深くに沁みた。 恥ずかしながら、私たち夫婦は親として未熟だった。そしてその穴埋めを、経済力で補っていたように思う。 今振り返っても、仕事の忙しさを免罪符にして、不便な思いや、寂しい思いをさせていたのではないかと思う。 子どもたちは、不満を口にすることもなく、反抗することもなく、穏やかに成長してくれた。 けれど私の中には、ずっと後ろめたさのようなものが残っていた。 だから独立してからも、何かにつけて援助をしてきたのだと思…