イタリアから本田に誘い? ラツィオが関心か

イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』紙は16日、ラツィオCSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑に関心を寄せていると報じた。チームメートのMFアラン・ジャゴエフにも興味を寄せているという。

ラツィオは元イタリア代表MFステファノ・マウリをはじめ、MFロリク・カナら中盤の選手が負傷で離脱している。15日のアタランタ戦は2−0で勝利したものの、サポーターは試合後、クラブに補強を訴えた。

『コッリエレ』紙によると、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長は1400万ユーロを投資する用意があると明かしたそうだ。ターゲットはEU圏外の選手と見られ、本田とジャゴエフがその候補という。『コッリエレ』紙は、本田がインサイドハーフやトップ下、さらにはサイドと複数のポジションをこなせるとし、「有益かもしれない」と報じた。

CSKAは13日、VVVフェンロからナイジェリア代表FWアフメド・ムサを獲得したばかり。これを受け、一部ではCSKAが資金をねん出すべく、1月ないしシーズン後に主力を放出する可能性もあると言われている。

右ひざ半月板を負傷中の本田には、パリ・サンジェルマンをはじめ、複数の欧州クラブからの関心が伝えられている。

アンリ復帰がもたらす宮市への影響 (1/2) レジェンドの帰還でアーセナルはどう変わるのか

「自ら脚本を書く天才アンリ」
 1月9日、アーセナルで2度目のデビューを果たし、FAカップ3回戦でリーズ・ユナイテッドを相手に決勝点を決めたティエリ・アンリに対し、『ガーディアン』紙がつけた見出しである。

 ニューヨーク・レッドブルズからの2カ月ローンとなるアンリの電撃復帰は現地時間6日、リーズ戦の選手登録締め切り30分前に発表された。それから3日後のリーズ戦で、アンリは早くも結果を残す。0−0で迎えた68分からピッチに送り出されると、約5年ぶりとなるガナーズアーセナルの愛称)での通算227ゴール目を決めるまで、10分しかかからなかった。アレクサンドレ・ソングのパスを完ぺきなファーストタッチで受けると、右足インサイドでボールをファーサイドに流し込む。ネットが揺れ、殊勲の男はアーセン・ベンゲル監督と抱擁を交わした。

 アーセナル・サポーターならずとも、10年前の出来事かと見間違うような映像だったが、そこには全盛期よりウエスト周りがやや太くなり、顔も見慣れないあごひげにびっしり覆われた“今のアンリ”がいた。背番号もおなじみの14ではなく12だったが、軽やかなボールタッチとフィニッシュは紛れもなく往年のそれだった。ベンゲルは試合後、「彼はすでに伝説だが、このゴールで物語をまた書き加えた。夢のようだ」と愛弟子をたたえた。

■若手はアンリの影響力を絶賛

 レジェンドの復帰というギャンブルに打って出たベンゲルの思惑はどこにあったのか。現在、ジェルビーニョマルアン・シャマフの2選手をアフリカ・ネーションズカップ出場で欠いているアーセナルは、冬の移籍マーケットでFWの獲得が必要とされていた。
『インデペンデント』紙のジェイミー・サンダーソン記者はアンリ獲得について、「アーセナルは少額のレンタル料と週給9万ポンド(約1058万円)というアンリの給料を支払うだけ。ユニホームの販売や観客動員数の増加が見込めることからそれも相殺できる」という財政的なメリットがあり、さらにうわさされたルーカス・ポドルスキなどを獲得するよりも「シーズン途中で外国人を新たに加え、クラブに適応させる手間とリスクがない」点も重要だったと記事をつづっている。これらの点は、ポール・スコールズに現役引退を撤回させたマンチェスター・ユナイテッドの判断にも共通するところだろう。

 さらに、「アンリが影響力を発揮しないことを望むが、そうはならないだろうね」と嘆く宿敵トッテナムの指揮官ハリー・レドナップは別の見解を語る。「彼のような選手の習慣を見るだけでもお手本になる。若手選手は、どんなコーチから学ぶよりも多くのことを彼から学ぶことができる」と、アンリの経験やプロ意識がチームにもたらす好影響を予想する。実際、昨年中からアーセナルの練習に参加していたアンリは若手を虜にした。アーロン・ラムジーが「彼は勝者であり、多くのアドバイスを提供してくれる。僕らが学ぶにはうってつけだよ」と語れば、キーラン・ギブスは「彼の貢献はピッチだけではない。彼の個性がドレッシングルームを高揚させているんだ」とその影響力を絶賛した。アンリ自身も、「みんなに話しかけて勝利とは何かを教えたい」と意気込んでいる。

イブラ:「インテルは守るだけだった」

ミランは15日のミラノダービーインテルに0−1と敗北を喫した。エースのFWズラタン・イブラヒモビッチは、ミランのパフォーマンスが良くなかったことを認めている。だが一方で、インテルの戦い方が守備的だったとも主張した。

ホーム扱いの直接対決を落とし、インテルに勝ち点5差へと詰め寄られたミラン。首位ユヴェントスにも1ポイント差をつけられ、ミランは2位へと転落している。イブラヒモビッチは母国スウェーデンのメディアで、次のように話した。

「昨日のオレたちは良い試合ができなかった。シュートをたくさん打てなかったしね。常にボールを持っていたが、危険なプレーができなかった。インテルは守るためだけにピッチへ向かってきたと思う。オレたちのミスを待っていたんだ。そして、それを実現させた」

「オレにも良いボールがあまり来なかったね。だから、ある時点でもっとペナルティーエリアの中にいることにしたんだ。繰り返すけど、昨日の試合の鍵は、インテルがうまく守り、ミランが前線でベストのプレーをできなかったことにある」

それでも、イブラヒモビッチは、ダービーでの黒星が致命的なわけではないとも主張した。

「オレたちは負けた。でも、まだインテルには5ポイント差をつけている。昨日の試合が決定的なものだとは思わない。試合はまだたくさん残っているんだ。常に良いプレーをすることはできない。今は水曜の試合(コッパ・イタリア)と日曜の試合に集中しよう」

水戸が元日本代表FW鈴木隆行と契約更新…来季はプロ契約

 水戸は17日、元日本代表FW鈴木隆行と2012シーズンの契約を更新したことを発表した。

 昨年6月に水戸へと加入し、4シーズンぶりにJの舞台に戻ってきた鈴木は、J2リーグ戦20試合に出場し5得点をマークしていた。

 なお、2011シーズンは「チームに迷惑をかけない形で」とアマチュア契約を結んでいたが、2012シーズンはプロA契約を結ぶことも明らかにされている。

テニス=全豪オープン、錦織が初戦でストレート勝ち

メルボルン 17日 ロイター] テニスの四大大会今季第1戦、全豪オープンは17日、オーストラリアのメルボルンで男子シングルス1回戦を行い、第24シードの錦織圭はステファン・ロベール(フランス)に6―1、7―6、6―0で快勝した。


大会連覇を目指す第1シードのノバク・ジョコビッチセルビア)、第5シードのダビド・フェレール(スペイン)も2回戦に勝ち上がった。

【MLB】松井にヤンキース復帰の可能性、既に代理人が接触

オークランド・アスレチックスからフリーエージェント(FA)となっている松井秀喜外野手がニューヨーク・ヤンキースに復帰する可能性があると、『CBSスポーツ』のウェブサイトが16日に報じた。

 ヤンキースは今オフの指名打者(DH)補強を検討しているが、これに費やせる予算は多くても200万ドル(約1億5000万円)だといい、同サイトはFA市場に残るカルロス・ペーニャ(前カブス)やジョニー・デーモン(前レイズ)の獲得の可能性を否定。

 しかし同サイトは、松井であれば金銭的に獲得可能なことやヤンキー・スタジアムが左打者有利なことなどを挙げ、松井のヤンキース復帰の妥当性を指摘。既に松井の代理人と球団は連絡を取っている状況だという。

 現在37歳の松井は、2003年から09年まで7年間ヤンキースに在籍。昨季はアスレチックスでプレーし、打率.251、12本塁打、72打点の成績だった。

ライアン球団社長楽観視 ダルとの契約「まとまるだろう」

日本ハムダルビッシュ有投手について、独占交渉権を持つレンジャーズのノーラン・ライアン球団社長は12日、交渉期限までにダルビッシュと契約できる、との自信を示した。米スポーツ専門局ESPNが報じた。

期限は米東部時間18日午後5時(日本時間19日午前7時)までたが、ライアン球団社長は「まとまるだろうと楽観的でいる」と話した。

 ライアン社長は2日にダルビッシュと対面。「思っていたよりも大きかった。英語も理解し、競いたいという姿勢に好感を持った」とその印象を口にした。

脱獄犯逃走に広島カープ厳戒!オーナー「今までないこと」警備強化指令

広島市中区の広島刑務所から受刑者が脱走した事件で、警察庁は11日夜、広島県警が逃走容疑で逮捕状を取った中国籍の受刑者・李国林容疑者(40)について、社会的危険性が高いと判断、同庁の「特別手配要綱」に基づき特別手配した。特別手配は1995年のオウム真理教元信者以来。県警は12日も、800人態勢で聞き込み捜査などを行い、行方を追跡。地元のプロ野球・広島カープは警備態勢の強化を打ち出すなど緊迫感に包まれた。

 12日の県警による捜索では、広島刑務所から北西に約1キロ離れた民家に警察犬が反応。県警は同日午後に李容疑者が付近に立ち寄った可能性があるとみて調べている。

 広島カープの本拠地、マツダスタジアム広島市南区)は、刑務所から北東約5キロ。脱走した李容疑者は、球場とは反対の方向に逃げた可能性が出てきたが、それだけでは不安は消えない。広島の松田元オーナー(60)は「戸締まりはしっかりしようと社内的には言った。球場に逃げ隠れる可能性は私も気になっている。こんなこと今までなかった」と警備態勢の強化を指令した。

 球場外周は防災カメラ77台によって監視しているが、球団警備担当者は「映像を集約する防災センターのモニター画面が切り替わる頻度を上げた。李容疑者の写真が手に入り次第、センター内に掲示します」と説明。侵入防止と同時に、殺人未遂などで懲役23年の判決を受けて服役していた“極悪犯”の早期発見・身柄確保にも協力する姿勢だ。

 広島刑務所から約22キロ離れた廿日市市内の2軍の大野寮でも、門限の午後10時30分に施錠することを徹底。道原裕幸寮長(62)は「ここに入ってきたらやっつけられるけどね」と屈強なアスリートの集団とあって侵入されても返り討ちにする構えだが、警察官に発砲した前歴がある男だけに警戒心を緩めるわけにはいかず「確かに嫌な感じはします。選手にも呼びかけようと思います」。球団は、11日に職員に対して「暗いところに行かない」など回覧メールを配信した。11日に入寮したドラフト1位の野村祐輔投手(22)も「気をつけます」と表情をこわばらせた。

 この日、県警は刑務所付近の聞き込みのほか、海上保安庁の協力を受け中国船など船舶への捜索を続けた。12日夕方の段階で57件の目撃情報が寄せられたが、有力な手掛かりはないという。

 捜査関係者によると、李容疑者は少なくとも15年以上前に入国。日本語を流暢(ちょう)に話し、複数の名前を使っていた。中国残留孤児2世や3世が中心の窃盗グループの関係者とみられ、05年頃には川崎市に住所があった。

 県警は脱走時に李容疑者が着ていた上下白色の肌着と白色の運動靴の写真を公開、さらに情報提供を呼びかける。また173センチと公表していた身長を174センチと訂正した。

早大 名門再建の切り札 増保輝則新監督就任へ 

大学選手権優勝15度を誇る早大ラグビー部の辻高志監督(34)が今季限りで退任し、早大OBで元日本代表WTBの増保輝則氏(39)を後任監督として起用する方向でOB会(早大ROB倶楽部)と大学側が調整していることが12日、分かった。


 2月上旬に予定されている大学4年生の送別会で正式発表される見込み。W杯に3度出場した増保氏に名門復活を託すことになる。

 早大のOB会は2季指揮を執った辻監督を退任させる方針を固めた。

 辻監督は10年度に中竹竜二前監督(38)の後を受け就任。初年度はNo・8有田主将(現コカ・コーラウエスト)や元日本代表SO山中副将(出場停止中)らを擁し対抗戦を制しながら大学選手権決勝で帝京大に敗戦。今年度は対抗戦2位で、大学選手権は2回戦で関東学院大に屈した。春先にケガ人が続出した影響でチームをまとめきれなかった。OB会は、再建のため指揮官交代が必要との結論に至ったようだ。

 後任には切り札を投入する。複数の関係者によると、現在早大ラグビー部のアドバイザーを務める増保氏に白羽の矢を立てた。

 同氏は早大2年で日本代表に初選出され47キャップを獲得した名WTB。卒業後は神戸製鋼に入社。04〜06年度には神戸製鋼の監督を務めた。国際試合、社会人での経験が豊富な上にアドバイザーとしてチームの内情を熟知していることから招へいが固まった。

真央「私の思いと異なる」初エッセー予約10万部超も発売中止

フィギュアスケート女子・浅田真央(21)=中京大=の自身初だったエッセー「大丈夫、きっと明日はできる」の出版元・ポプラ社は12日、同書の発売を中止したと発表した。2月8日発売予定ながら、昨年暮れまでに10万部を超える予約が殺到。話題となっていたが、本の宣伝・告知が昨年12月に亡くなった真央の母・匡子さん(享年48歳)を前面に出すなど真央本人の意向に反したため、出荷直前で異例の中止となった。真央はこの日、自身のホームぺージで「私の思いと異なる」とコメントした。

 予約だけで10万部を超え、ミリオンセラー必至と注目された話題の本が、発売目前で「お蔵入り」となった。出版元のポプラ社はこの日、発売27日前に同社ホームページ上で発売中止を発表。「一部宣伝方法に、著者ご本人の意にそぐわない部分がございました」と説明し、関係各所への謝罪文を掲載した。真央本人もオフィシャルホームページを通じて「本の宣伝、告知について、私の思いと異なるもので進められたところがあり、出版を中止させていただくことになりました。大変申し訳ないですが、ご理解のほどよろしくお願いいたします」と、異例のコメントを出した。

 真央自身にとって初めて語り下ろしとなる予定だった同書は、2010年バンクーバー五輪で銀メダル獲得後、この2年間の日常生活で気をつかっていることや、目標設定をどう定めるか、日頃から考えている人生訓などを紹介。また、母・匡子さんへの感謝の気持ちなどさまざまなメッセージがつづられており、209ページ、税込み1365円の値段設定で、1年以上かけて制作が進められてきた。

 ところが、2月8日の発売日を前に宣伝・告知で問題が発生。全国書店などに配る予定だった販促用ポスターに「ママ、ほんとうにありがとう」などの文言が強調して使用され、浅田サイドの意に反した。本の制作も最終段階で店頭に並ぶ寸前だったが、中止にした。

 ポプラ社の担当者は「本の内容自体に虚偽はないが、亡くなられたお母様が、あたかも商売の道具にするかのように見えてしまう宣伝・告知をしたことが問題だった。大変、ご迷惑をおかけした。まずは関係各所におわびをしたい」と説明した。

 真央のマネジメント会社担当者は「ポプラ社に対しては不信感がある。発売中止になった本が今後、改めて同社から出版される予定はない」と話した。何よりも真央のメッセージを読みたかったファンにとっては残念な結果となってしまった。

 ◆「大丈夫、きっと明日はできる」 事前紹介では209ページ、5章で構成されているものだった。第1章の「自分の心に嘘をつかない」「憧れの存在を見つける」などから始まり、第5章ではバンクーバー五輪で学んだことを中心に語っている。「昨日の自分は、決して今日の自分を裏切らない」と力強い言葉が載っていた。

 ◆ポプラ社 1947年設立(資本金2400万円)。本社は東京・新宿。那須正幹ズッコケ三人組」、原ゆたかかいけつゾロリ」シリーズなど児童書の出版を手がけ、近年は成人を対象にした書籍も発行。10年11月には、俳優の水嶋ヒロが、「齋藤智」のペンネームで応募した処女作「KAGEROU」が「第5回ポプラ社小説大賞」の大賞を受賞するなど話題にもなった。