前回はダンボールの中に入っていた物を列挙し、その中の東京発の寝台特急の写真についてふれたが、その翌日にライダーマンのブログより「ブルートレイン消滅」の新聞記事についてのコメントを読んだ。
JRも本気で採算のあわない寝台特急の全廃をもくろんでいるようだ。
昨年20年以上ぶりに時刻表を購入し、その値段も含めた変貌振りに驚かされたが(旧OMP参照)全盛期に比べれば激減しているブルートレインを保護するどころか廃止の方向に話が進んでいる。
東京発「さくら・はやぶさ」廃止、北斗星も現2往復から1往復削減、「なは・あかつき」廃止。そして驚くべきは東京発大阪行きの寝台急行「銀河」の廃止。
東京発の寝台列車が全廃(寝台特急サンライズ出雲サンライズ瀬戸寝台電車)だ。品川〜田町間で停車中の青い寝台車両ですらみられなくなる。

東京発の寝台特急は全盛時、さくら、はやぶさ、みずほ、富士、あさかぜ(2本)出雲(2本うち1本は紀伊連結)瀬戸の9本の寝台特急が毎日発車していた。
寝台急行銀河にいたっては臨時の銀河51号・53号も期間限定で増発されており、この銀河53号の東京発2359という時間がまた心憎い。
あと1分で日時が変わる。1日の最終列車という銀河鉄道999のような郷愁を漂わせながら東京駅を出発する(実際には000以降にも近郊用電車は何本か走っており、この近郊電車は金曜日にはサラリーマンの哀愁を満載して東京を出発する)。

東京以外では常磐線経由青森行きの「ゆうづる東北本線経由の583系「はくつる奥羽本線経由の「あけぼの」2往復、上越方面では「北陸」。
大阪・京都発では「日本海」2往復「つるぎ」「なは」(沖縄返還を記念して新設特急に命名された)「彗星」「あかつき」(2往復)など。
いま思い浮かぶ寝台特急はこれだけだが、まだ他にもあった気がする。

「あかつき」のうち1往復は直方から車両を鹿児島本線経由と筑豊本線経由の車両に切り離し、筑豊本線を経由した車両は鹿児島本線経由のあとに長崎本線に合流するため、1日に2本の「あかつき3号」が駅に到着するというミステリー作家好みのダイヤも組まれていた。
(上りあかつきはこの逆で直方で合体する)

むかしケイブンシャの大百科シリーズには、特急列車乗車レポのページに必ず「君たちもおおきくなったらお小遣いで寝台特急に乗ろう!」と記載されていたが、記事を読んだ子供たちがみんな寝台特急に乗っていたらこのような事態にはいたらなかったであろう。

色々OMPを更新してきて、PB監督会議の際には話のネタに困らないだけの話題を書いてきたつもりだが、監督会議も久しく開催していない。
というより、先月の給料日以降、外で呑んだのは1回だけ。来年の京都奈良旅行には寝台急行「銀河」を利用するくらいの心の余裕が欲しいものだ。

ロッテ小林雅英・インディアンスと契約。広島新井は阪神入り。

新人王・楽天田中、阪神上園。
優勝したからという理由で巨人・金刃が満場一致で選ばれるようであれば、球界もまだまだ腐っていると思う。
春先にチームを引っ張ったことは認めるが、あとは二軍落ち+門倉と交代でチョロチョロしてただけ。
上園はデビューこそ遅めであったが、先発ローテを守り続け地道に勝ち星を積み重ねていった。
内容からいって上園の方が上なのは言うまでもない。

関ヶ原、下巻の真ん中で両軍の陣どりが終わる。その後の展開は明白なので「関ヶ原」を終え「城塞」にとりかかった。
「城塞」は関ヶ原後から大坂夏の陣までを扱っている。これを読み終えてからバンダイ大坂夏の陣」写真公開。

◎ひさびさに本棚から出してきた東野圭吾
10年以上前に「魔球」を読んでおもしろいと思ったが、当時はまだ講談社文庫から東野作品はあんまり出ていなくて、他の本も読んで見ようという気は起こらず、そのまま本棚に(つまらなければ処分するがこの本は残した)。
それからしばらくたってから本屋の店頭で「天空の蜂」をみかけ、ミステリーをおもしろいと思いはじめた時期だったので即購入。
長編だったがスムーズに読み終え、末尾の作者解説を読んで「ハッ」とした。あの「魔球」と同じ作者なのだ。
あまりもの作風の違いに同じ人が書いたとは思えなかったが、これも作者が多才ということなのか、実力を確かめるためにその後随分と東野作品を購入した。
読者を「あっ」と言わせるプロットがウリ(特に「むかし僕が死んだ家」は秀作)だと思っていたが、「秘密」あたりから作風が変わり始め、プロットよりもドラマ性が重くなってきた。
最近は東野新刊は文庫になってからと決めていたのだが、新刊文庫を買っても以前ほどの衝撃がえられない(ゲームの名は誘拐)ため、文庫も敬遠気味。

本棚にあった東野作品は「魔球」と「むかし僕が死んだ家」以外は妹にあげてしまったため、手元にあるのはこの2冊のみ。
昨日ひさびさに「むかし僕が〜」を再読してみた。
10年?ほど間隔があいていたので、キモにあたる部分をウッスラと覚えている程度だったが、「そろそろ寝るか」と区切りをつける頃に新展開があるのでなかなかやめられず、結局2時間ほどで全部読んでしまった。
やはり読者を飽きさせない展開とキッチリしたプロット、これが東野だと思えた。
最近の作品に比べると話の「軽さ」は感じるが・・・。

◎小学生の時、父親にねだって買ってもらった松本清張「点と線」。時刻表ミステリーの原点。
今度の連休にドラマ化されるそうなので、いまから録画予約をしているが、古くなったこの本も本棚から出してみよう。

ヤフーニュースで「JOJO百人一首」発売の記事が眼にとまった。
「貧弱ゥ、貧弱ゥ〜!!」などのJOJOならではの語彙満載とのことであったが、本当に百人一首・・・なんだろうか?写真を見るに、CDもついているようなので、読み手がいなくてもあそべる様子だが。
値段は6,300円、コースギリギリをつきながら敬遠することにした。
最近裕福?なライダーマンならばド真ん中にチェンジアップでも投げるんだろうか。