日本の酒どころの一つ、神戸は灘で生産される日本酒の銘柄の一つ。
銘柄自体の創業年は不明だが、永正2(1505)年頃に、伊丹の地に「剣菱」という酒があるという記録が残っており、500年近く前からあったことが考えられる。
しかしその長い歴史のなかで、5軒の蔵を転々としており、現在の製造元は昭和4年に銘柄を引き継いで、灘にて酒造を続けている。
名前のイメージでは「淡麗辛口」を連想させるが、実際は濃醇でやや甘口といったところか。チョコレート様のほろ苦さも感じられるところから「辛口」といわれる向きもある。
日本酒の銘柄の中で唯一「広辞苑」に掲載されている。
参照:山田錦倶楽部 灘の蔵元巡り・第一回「剣菱酒造株式会社」
http://www.ym-club.com/interview/nada/001/p01.html
ラインナップ:
瑞祥黒松剣菱を除いて全て本醸造酒である。
極上黒松剣菱や瑞祥黒松剣菱に同梱されている冊子「銘酒剣菱維新回天の巻」によれば、二つの説がある。
家によっては、葬式の際に死者にささげる「弔い酒」として剣菱を使うことがあるようです。なぜ弔い酒に使われるようになったかは不明です(知っている人はフォローよろしく)
しかし地元である神戸・灘ではだんじり曳行などの祭事によく剣菱がお目見えします。
なので、剣菱は特別に葬式用のお酒だと言うわけではありません。気兼ねせずに飲んでいいと思います。
:アルコール飲料