鶏卵や鶏肉を生産するために鶏を養う事。農業(畜産)の一種であり、採卵(鶏卵)や食用(鶏肉)とする目的で鶏を飼うことを指す。鶏を飼うために建設された施設を養鶏場という。採卵用の鶏をレイヤー、肉用の鶏をブロイラーと呼ぶ。
かつては、放し飼いや平飼いが多く行われていたが、現在の養鶏では、鶏舎内にケージ(鳥かご)を設置し、その中で飼うケージ飼いが主流となっており、大規模なものでは100万羽以上のものもある。養鶏の大規模化に伴い、悪臭など公害対策のほか、トリインフルエンザを始めとした家畜伝染病の対策が重要となっている。そのため、養鶏場では、一般人の立ち入りを極端に制限したり、野鳥が鶏舎に入らないように窓や換気口にネットを張ったりするなど、防疫を重要視するようになっている。
採卵養鶏についてはたまご博物館のHPがとても充実している。