つぶやきの延長線上 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2016-12-05

オールタイムベスト音楽50

ツイのフォロワーさんがやっていて楽しそうだったので先日自分もやってみた。備忘録の為、ツイと同じ内容ですがあげておきます。案外やってみるとデスメタルが少ないんですよね。V系とグラインドが多めかな。上げてから見ると「ああ、あれが入っていない!」なんてのがチラホラあるんだけど、まあこんなもんだろう。これが100枚になるとまた変わるんだろうな……あと、年代別にしたりジャンル絞るだけでガラッと変わるよねこういうの。無人島にもっていくなら〜、墓場までもっていくなら〜、衝撃を受けた〜とかあらゆる状況下でも変わる。いつかベスト100とかやりたいね。

※アルバムのみでなくEP盤も含んでいます。
※LIVE盤は外しています。

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Topsters.net - Top50


  • TOP 4

X『BLUE BLOOD』(1989)
ムック『朽木の灯』(2004)
Slayer『REIGHN IN BLOOD』(1986)
Dir en grey『鬼葬』(2002)

  • Second-tier classics

Emperor『In the Nightside Eclipse』(1994)
X『Vanishing Vision』(1988)
UNHOLY GRAVE『Terroraging Crisis』(2006)
DEATH SIDE『Wasted Dream』(1989)
CAPITALIST CASUALTIES『Subdivisions In Ruin』(1999)
Celtic Frost『To Mega Therion』(1985)
坂本真綾少年アリス』(2003)
SLIGHT SLAPPERS『A Selfish World Called Freedom.』(2000)
GASTUNK『DEAD SONG』(1985)
黒夢『亡骸を…』(1993)
Disrupt『UNREST』(1994)
SxOxB『Leave Me Alone』(1986)
NASUM『Helvete』(2003)
Zilch『3・2・1』(1998)
SODOM『In The Sign Of Evil』(1984)
SPAZZ『Crush Kill Destroy』(1999)

  • Ohter favorites

DEVIL DOLL『Sacrilegium』(1992)
Laputa『眩〜めまい〜暈』(1995)
陰陽座『百鬼繚乱』(2000)
Terrorizer『World Downfall』(1989)
Swarrrm『偽救世主共』(2003)
Disgust『War Deterrent』(2007)
DISSECTION『Storm of the Light's Bane』(1995)
Anaal Nathrakh『In the Constellation of the Black Widow』(2009)
Dark Angel『Darkness Descends』(1986)
Sepultura『MORBID VISIONS』(1986)
WEHRMACHT『Shark Attack』(1987)
All Out War『For Those Who Were Crucified』(1998)
Framtid『Under The Ashes』(2002)
Exhumed 『Anatomy Is Destiny』(2003)
ELEND『THE UMBERSUN』(1997)
Burzum『Hvis Lyset Tar Oss』(1994)
Eyehategod『In the Name of Suffering』(1990)
Brutal truth『need to control』(1994)
CARCASS『Symphonies of Sickness』(1989)
Die You Bastard!『全身全霊』(2003)
Fantomas『The Director's Cut』(2001)
Taake『Nattestid....』(1998)
ENTOMBED『Left Hand Path』(1990)
Autopsy『Mental Funeral』(1991)
LipCream『Close To The Edge / 危機』(1988)
G.I.S.M『Detestation』(1983)
SEX MACHINEGUNSSEX MACHINEGUN』(1998)
Gloom『Recomendation Of Perdition』(1997)
Jig-Ai『Katana Orgy』(2008)
Disclose『TRAGEDY』(1994)

2016-12-04

血を!肉を!魂を!戦争映画ベストテン

今年も早いもので12月!そして『男の魂に火をつけろ』のワッシュさんのベストテン企画に参加させていただきます。今年は「戦争映画」ということでこのような結果になりましたー。ワッシュさん集計お願いいたします。

戦争映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! <戦争映画ベストテン受付中>


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  1. キートンの大列車追跡(バスターキートン,クライド・ブラックマン,1926)
  2. ディア・ハンターマイケル・チミノ,1978)
  3. 永遠の戦場(ハワード・ホークス,1936)
  4. 影の軍隊ジャン=ピエール・メルヴィル,1970)
  5. 最前線(アンソニー・マン,1957)
  6. われらのナチ(ロバート・クレイマー,1984)
  7. 勇者の赤いバッヂ(ジョン・ヒューストン,1958)
  8. カレー大空襲(ジョン・ブラーム,1943)
  9. 1941(スティーヴン・スピルバーグ,1979)
  10. マンハントフリッツ・ラング,1941)

下記にて簡単な選出理由・感想を。

あまり重苦しい戦争映画ばかり選ぶのも疲れるな、といったところからコメディ枠を考えていたのだけどやはり『大列車追跡』すこぶる面白い。果たして戦争映画か?と聞かれればコメディであり、戦争が装置的に扱われているので判断が難しいがこれくらい力を抜いて爆笑できる映画が好きだなあと。(舞台:南北戦争

マイケルチミノの映画は人間の生きざまをカメラに抑える。『心の指紋』では癌患者の青年を『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』では刑事とマフィアを……撮影監督は『天国の門』でもタッグを組んだヴィルモス・スィグモンド優雅なカメラワークで大地と、必死に時代に生きる人間たちを記録していく。長尺だが飽きさせない魅力がある。(舞台:ベトナム戦争

永遠の戦場 [DVD]

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ハワード・ホークスの映画は世代や性別を超えたキャラクターの友情以上のものが発揮されることがよくある。三角関係から親と子の絆。戦争といった舞台装置を使って見事なドラマを演出する。ラストのあのシーンにはどうしてもうるっとしてしまう。ホークスだと『ヨーク軍曹』も捨てがたい。(舞台:第一次大戦

影の軍隊 [DVD]

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二次大戦時のフランス―ドイツ間の関係性でいえば『暗殺の森』なども素晴らしいが、やはりメルヴィル・ブルー!青緑がかった画面つくりにうっとりさせられる。メルヴィルのカラーは素晴らしいね。(舞台:第二次大戦

最前線 [DVD]

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アンソニーマンはフィルム・ノワール西部劇など、何を撮らせても一定以上の作品ができると思っているけど、『最前線』は別格級に面白い。いわゆる静かな戦争。とてつもない緊張感の持続によって、時間を伸縮するよう演出する。(舞台:朝鮮戦争

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はたしてこれが「戦争映画」にカテゴライズされるかというと難しいかもしれない。戦場で大砲をぶっ放す映画ではない。本作はトーマス・ハーランの『Wundkanal』という作品の裏側を捉えたドキュメンタリーである。数千人の虐殺を指示した人物にインタビューしながら映画を作っていく『Wundkanal』その裏側の『われらのナチ』。虐殺者の顔、耳、口元などのクローズアップを見ることで浮かび上がるイメージ。怖さだけでいえば今回選んだなかでもベストかと。(舞台:現代)

勇者の赤いバッヂ [DVD]

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わずか1時間の作品であるが、大砲や銃撃戦など戦争映画らしさがたっぷりつまっている。特に戦場のロングショットが素晴らしい。(舞台:南北戦争

カレー大空襲 [DVD]

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こちらも70分といったランタイムながら、ドイツ占領下中のフランスを扱い見事にドラマを演出している。戦争映画というと長尺のイメージが強いですが、短いものもあるのでちょくちょく見ていけるといいですね。(舞台:第二次大戦

戦争コメディ枠から2本目。『M☆A☆S☆H マッシュ』や『生きるべきか死ぬべきか』など戦争コメディの傑作は数多く存在するが、昨年の『ガルパン』への影響、そしてやはりドンパチやってる映画って面白いじゃん!ってところから『1941』を。数分に一回どかんどかんやっときながら人が死んでいるのか死んでいないのか。そしてあの観覧車といいサイコーでしょう。(舞台:第二次大戦

フリッツ・ラング傑作選 マンハント [DVD]

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気持ちがいいのは冒頭のヒトラーに向けた銃が後々に物語に回収されていくところだろう。また、地下鉄での攻防戦など緊張感もありとても面白い。フリッツ・ラングの戦争映画といえば『死刑執行人もまた死す』も捨てがたい傑作。(舞台:第二次大戦

2016-11-21

その拳で打ち抜け!『ViVid Strike!』 #8「勝者と敗者」感想

今回の『ビビスト』本当に素晴らしかった。本作はこれまで『なのはシリーズ』のスピンオフであることを主張するかのように、リンネとフーカの物語に注力を置いていた。しかし、今回のエピソードは『なのはシリーズ』という軸にあることを踏まえ、過去作に敬意を表している。これほどまでに感動的な瞬間が存在するだろうか。

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また面白かったのは、今回ヴィヴィオvsリンネ戦は『はじめの一歩』へのオマージュ一色だった。フーカが『あしたのジョー』の矢吹丈的な立ち回りをしているかと思えば、リンネを纏うのは幕の内一歩。フリッカージャブ、スイッチからのサウスポースタイル。ガゼルパンチデンプシーロールと、猛獣のようなリンネを調教するように次々に技を繰り出すヴィヴィオ。

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ご先祖様から受け継いで、ママに育ててもらったこの身体は、いつだって私の無茶を聞いてくれる。思った通りに動いてくれる。

まるで鬼神のようなリンネの重い攻撃を耐え忍んだヴィヴィオ。スイッチしたときの足の踏み込み「こりゃなのはだ!」と泣けてくる。『なのはシリーズ』の物語をしっかりと理解しているからこそ『はじめの一歩オマージュをしても作品がブレない。強靭な物語・世界があるからこそ技術に呑みこまれない。アクセルスマッシュ・インフィニティを放つ瞬間の輝く拳を見ると、1話でフーカを纏う光を思い出す(硝子が割れ光が反射する,レンズフレア…)。技法(表現)は違えど各エピソードで光の意識が自覚的な作品だ。

また『ビビスト』で面白いのは、フーカやリンネたちの事実認識とこれまで視聴者たちが見てきたシリーズの認識との相違だろう。

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この子のことは知っている。エリート公務員の親に育てられて、教会系の名門校に通って、たくさんの優しい大人たちに囲まれて、何不自由なく育ってきた。生まれつきのお嬢さん。

リンネやジルなどの一般人からしてみれば“高町家”についての情報は入ってこないだろう。ヴィヴィオがどういった境遇で生まれ過ごしてきたか、こういった背景も見え隠れしてくる面白さもある。入射光でなのはとフェイとの顔が隠れているのは、そういった人との認識(視聴者やリンネの)の差異を示していると考えられる。結果的にヴィヴィオが勝利したけど、今回の物語はフーカとリンネが主人公なんだよと。直接的になのはやフェイトといった名前を出さなくても戦闘スタイルでヴィヴィオが彼女たちから継承されたものをぶつけているからまた泣けてくる。

絶対にヴィヴィオが負ける展開かと思っていたのでびっくりした。ここからリンネがさらに闇堕ちしてフーカが殴り込む展開になるのだろうか。今回のエピソードは年末に迎える「話数単位ベスト10選」にも選出したいエピソード。今の段階で1話、4話、8話、と3つのエピソードを選びたくなる。いずれにせよあと4話しか見られないと考えるとさびしくなるものですが、このまま突き抜いてほしいね。

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2016-11-17

『NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿』 『ユリイカ2016年11月号 特集=こうの史代』――アニメーションと運動

NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿』と『ユリイカ2016年11月号 特集=こうの史代』見て(読んで)、考えることがあったので少し残しておく。

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NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿ドワンゴの川上会長とのいざこざで話題になっており、鈴木敏夫の策略だとか……いろいろ流れていますが、見ておきたいポイントとしては、初めてのCGアニメ制作を始めて、天才・宮崎駿が苦戦を強いられている。彼自身も年齢からか体の調子がよくないだとか「死」を予見するようなコメントもされており、見ていてたいへんおっかない(怖い)、と思えるドキュメンタリーだった。彼が悩んでいたのは『毛虫のボロ』の冒頭。毛虫が卵からかえるシーンだった。「初めて世界を見るような動きをしていない……」修正は困難を極め自らペンタブで動きを付けるなどを実践していったが、刻々と時間が過ぎていく。

その解決としては卵の周りに更にキャラクター(得体のしれない夜の魚)をたくさん動かすことだった。実際に制作過程を生で見ているわけではないので、私が考えていることがあっているかは別として、恐らく「初めて世界を見るような動きをしていない……」のであれば、世界をもっと魅力的(というか興味を持てるように)に表現することが必要だったのではないだろうか。ボロ(毛虫)の周りの世界を動かすことで、興味をもった動きをするようにできる。小さい子供が動くものに反応するのと同じ考えなのだと思う。ようはアニメーションの問題解決には「運動」が必要だった。のではないか?と至極基本的かつ明瞭な回答だったのだろうと。

神作画という言葉(神が何を指すかは別として)がネットでよくいわれるようにアニメアニメーションに惹かれる人の多くは、やはりそういった運動が好きな人が多いのだろう。ちなみに、運動についてはカナダのアニメーション作家ノーマン・マクラレンは映画について下記のような言葉を残しているようだ。

私にとって、すべての映画は一種のダンスである。なぜなら、映画の中で最も重要なことは運動、動きなのだから。何を動かすかは関係がない(俳優であれ、オブジェであれ、絵であれ)どんな方法で動くにせよ、それは一つのダンスなのだ
ノーマン・マクラレン - Wikipedia

彼の残していった作品は後世にも影響を与えており、現在大ヒット中の『この世界の片隅に』のあるワンシーンでは、ノーマン・マクラレンの『線と色の即興詩』といった作品にオマージュを捧げていることがわかる。ノーマン・マクラレンの「フィルム・スクラッチ」といった技法(のオマージュ)であり、主人公が体験するとてもインパクトの強いシーンで採用されているのだ。『この世界の片隅に』にてどのような効果を得ているかは、『ユリイカ2016年11月号 特集=こうの史代』で土居伸彰さんが触れられているので是非読まれたい。

動き(やショット)を追い求めてきた男がCGで何を見せてくれるか。また興味深いですね。まだ公開日とか決まっていなかったと思うけど気長に待ちましょ。

ノーマン・マクラレン 傑作選 [DVD]

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2016-11-14

片渕須直『この世界の片隅に』感想――記憶を記録として残すこと

今年はアニメ映画がたいへん賑わっている。新海誠監督『君の名は。』が興収200億円が見えてきてポスト宮崎と呼ばれたり、『聲の形』も大ヒットしている。ツイッターなどを見ていてもアニメファンのみならず、広い層に受け入れられていると感じる。そして、クラウドファウンティングで資金を作り、何かと公開前から話題となっていたこの世界の片隅にが満を持して公開。原作は2007年〜2009年に『漫画アクション』で連載されていた。恐らく原作を知っている人からすれば待ちに待ったといった感じだったんじゃないだろうか。

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さて映画は?というと、戦争映画だからといって濃厚な戦闘シーンがあるかというと殆どなかった。戦時中の主人公・浦野すず(cv.のん)の日常生活を描くことに重きを置いている。のんびりとした日常生活とその生活を脅かすような戦時体験が日常を破壊していく様が描かれている。けして派手さはないが彼女の表情を見ていると脅かされる日常というものがしかとわかるように設計されている。本作は時に省略されテンポがいいのに、ゆったりとした余韻を残すような感覚がある。それほどに「時間」を意識した演出がされているといったことだろう。戦争アニメといえば高畑勲の『火垂るの墓』(1988)が有名だろうか。あの作品がトラウマになるくらい残酷に戦争というものを描いていたとすると、本作は戦時中でなくても「どんな時代でさえ、日常が脅かされるのではないか」と訴えかけてくるようである。前線から一歩引き戦争にNOを突きつける作品だったのではないかと。

主人公・すずは子供のころから妹に創作(物語)を聞かせたり、絵を描くことが大好きだった。彼女はイマジネーションに溢れており、実際に爆弾空から降ってきても「ここにペンがあったら……」とそんな光景に創作欲をかきたてられるような人間なのだ*1。彼女は常にそのようなことを考えているんだろうか、ぼーっとしているように見える。風景を描いていると彼女があまりに何を考えているかわからない様子だったのだろうか、憲兵たちに何か情報を横流しにしているんではないかと勘繰られたりする。彼女は他人から何を考えているかわからないような少し夢心地なところがある。ただそれを大胆に演出してみせたりしない。日常描写でそれとなくわかるようにしている。そういった意味でとても抑制が効いているので、『風立ちぬ』(2013)のように夢にズブズブと浸かりきらない。

爆弾が落ちてくる描写は途中スケッチ風になり、彼女の妄想が入り混じるような瞬間がある。悲痛な現実とアニメという虚構がせめぎ合うシーンだろう。そういった虚構も巧く使用されるが、本作では映画内での「記録」が重要視される。空襲警報が(○月○日〜)毎日鳴りそれが映像的にも反復されるシーンがある。すずの行動で日常が存在していることがわかるように、戦時中の様子も日常の一部として表象される。こういった戦時体験が彼女の記憶として強く残っていることは後にわかるのだが、彼女の声で記録*2が記憶として再生されるシーンがある。記憶と記録が確かに存在していたことを示しているようで、素晴らしい演出だと感じた。

日常シーンをキャラクターの動作で細かに描き演出する作画への力の入れ方。ロングショットで町並みや戦艦を描いたりと贅沢な時間を味わえる。それだけ日常描写にすぐれているので、そういった意味では戦争アニメというよりも、“日常アニメ”といったほうがしっくりくるかもしれない。どれだけ派手なシーンを描かなくても、確かにこういった生活が存在していた。そういった記憶を記録として残した作品だったのだと思う。

淡々と書いてみたものの自分はノレなかったのが正直なところ。なぜノレなかったんだろうな……と観終わってからずっと考えていたのだけど、まず物語にあまり惹かれなかったことか?もちろんショットが強烈な作品に惹かれることが多いけど、物語に心底打ちのめされることはあるし、ノレなかった原因として「物語」というのも少し違うようでもある。この感覚は2013年に『かぐや姫の物語』と出会ったときと感覚が似ているかもしれない。作品として物凄いポテンシャルをもっていると思ってもノレなかった。「個人の好み」といってしまうと、全てがおしまいな気がしてあまり言いたくないのだけど、便利な言葉なので使ってしまいたくなる。

冒頭はテンポよく気持ちよく、時にエロスがあり刺激があった……と面白く見ていた。そして、笑いがありオチがあり喜劇だなと。ただなんだろうか、省略は効いているけど圧縮が足りなかったのだろうか。そもそも、圧縮を意図している作品ではない*3のでそんなこというのはナンセンスなんだけど、だんだんタルく感じてしまい、女の子と手が吹っ飛ばされる瞬間の描写や爆弾が落ちてくるシーンは素晴らしいと感じても、何か物足りなかった。多分、自分の求めるものが違った表現(省略・圧縮)であり、感動するポイントがかけ離れているんだ、と。

長々とどうでもいい雑感を書きましたが、上映館が少なくて、僕がいった回もとても混んでいましたし、『君の名は。』のようなロングランもあまり期待できないような気がするので気になった人は早く見に行った方がいいと思いました。

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この世界の片隅に 劇場アニメ絵コンテ集

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アリーテ姫 [DVD]

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マイマイ新子と千年の魔法 [DVD]

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*1:キャラクター性というより記憶を記録するといった本作の主題的なものからしての意味合いだと思うが

*2:空襲警報の記録

*3:圧縮とは対極の省略でゆったりとした時間を味合わせるのが本作の演出意図じゃないだろうか