【受験終了のお知らせ:皆様への感謝】
お陰様で2月2日の夜。第一志望校から合格をいただきました。
長女が通い、私が日本一の女子校だと思っている学校に、次女も通えることとなりました。
次女にとっては3年間。私も次女を主に担当するようになったこの1年3ヶ月。この場では語りつくせないほどのことがたくさんありました。四谷大塚も3つの校舎を渡り歩きました。たくさんの人たちにお世話になりました。私自身もたくさんの発見があり、発明もできました。
受験前の激励の時にも、堂々とした落ち着きっぷりに塾の先生から「やはり大物だなぁ」
合格の報告を3つの校舎に電話すると2つの校舎から「やっぱり落ち着き方が大物だ」との評。
随分と家族も振り回されましたが、上の子と合わせて5年間続いた中学受験を一旦中休みできそうです(まだ下の子が…)。
皆様にも不義理続きでご迷惑とご心配をおかけしました。これからはもう少し皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。
なお、次女は、国語で9割近くの点を獲得し、無事に2月2日で受験を終えることができました。
でもまだ3年前の長女のように、頑張っている子も居るのだと思います。
この日、この時間に「国語 受験」でたどり着いた方のために、私が論説文で次女にしていたアドバイス。
「まず、文章の最初と最後を見て、著者の”主張”に◎、否定する対象の”定説”に☒をつけなさい」
その上で、改めて文章を読んでみる。そして”主張”を補強する文なのか、”定説”を説明している文なのかを意識する。
もし、語彙力が十分なのに、文章の構造的な読解力が無いせいで損をしている子なら、劇的な違いがあるかもしれません。
長女は、2月4日から奇跡の大逆転がありました。
お子さんの実力が発揮されることを祈っております。
2019年振り返り
旧年中は皆様お世話になりました。
大みそか恒例の、2019年の振り返り。
仕事と次女の中学受験で、あまり土日を使えなかったのですが、
1月 電子お薬手帳harmo主務最後の月。次女の受験勉強を担当として本腰入れる。
2月 人事(人材開発部)に異動。”多様性を活かした成長の場 PORT”担当。いとこ会
3月 9画面法で「これから出る本の読書会」第1回(30秒自己紹介)
4月 9画面法を「メモ術」として。読書会 第2回として実施。
5月 GWは次女と勉強しながら2人で令和を迎える。国語の6画面要約法を開発。兼務仕事1つ追加
6月 9画面 de 企業メモを開発。グラフィックレコーディング社内普及を支援開始。
7月 東大にて授業(非常勤講師)兼務仕事さらに追加
8月 6&9画面 de 読書感想文。厚木にて科学館と図書館共催イベントにも。
9月 TRIZを社内基幹技術研修用にblash up。義祖母逝去。色々ありすぎた月。
10月 技術士会にて講演。TRIZのパラメータ化で、専門知を共通化へ第一歩
11月 会社にて恩師、小宮山宏先生の講演会を実施。連動した読書会実施。
12月 中学受験を深く考えつつ、執筆も。
2月に人事に異動しました。その主務仕事では”学びのコミュニティ育成”という自分でも行いたかった仕事。
3月には「これが1年後には3つくらいあるといいな」と部長から言われ、課長からも「片手を超えたらすごいものだ」と言われていたことに関して、半年たたずに一挙に16コミュニティを根付かせることに成功した。もっとも、それはある意味当然で、この1年で行ったわけではなく、あくまでこれまでに仕込んできた&ともに歩んできたボトムアップ活動と支援が実った形。
それに関しては、センター長(部長の上)も「あれみて気に入っちゃってさあ」と人事の会同で3分間以上(他の施策の3倍)話してくれた。人事担当役員も「これこそがPORTだ」と言ってくれました
これが仕事になっているなんて、ありがたいことです。(だからこそ全く経験のない人事職に社内転職したのですが)
と、異動した主務の仕事に文句はないのですが、とにかく兼務の仕事が重すぎる感じです。
無理やり兼務させられた理由が分かりました。こんなに人抜けるとは。。。
しかも課長の想定以上でさすがにそれはないだろー、というレベルではあります。
いかんせん”学びのコミュニティ作り”は普通の人事の人より一日の長がある面はありますが、他のもともとの仕事は全くの素人なもので。。。多くの方に助けられている毎日です。
でももっと大きいのは、とにかく次女の中学受験に付き合った日々でした。
なので、平日夜に外で飲んだのは1ヶ月に1度もありません(下手すると年で片手で足りる)
結局忘年会も0です。各種OB会も見送りました。(5年ぶりの1件のみ途中参加)
未だに何のために塾に行っているのか受験生になり切れていない次女。
言語要素や語彙力など、高いものを持っているだけに、歯がゆくあります。
少し背伸びすれば手に届くところに果実があるのに。その背伸びをしません。
あと1ヶ月4日後、笑って終えられているのか。
でも人生で次女とこんなに濃く過ごす日々も、あと1ヶ月余り、か。
女の子はあっという間に男親の元から離れていきますね。
それにしても、改めてこの1年も多くの皆様にお世話になりました。
皆様には不義理を重ねる日々がいましばらく続いてしまいますが、2020年もどうぞよろしくお願いいたします。
世の中の「読書感想文の書き方」をチェックしてみた
今週土曜に行う下記講義を作るにあたって世の中の「読書感想文の書き方」をチェックしてみた
世の中にある読書感想文はどのような手法を紹介しているか?ネットでいくつか読んでみたのと、Kindle Unlimitedで10冊ほどの本を読んでみた。
ざっくり3パターンに分けられる
・本好きであることを前提としている方法
・起承転結を勧める方法
・文の構造(始めと終わり)とする方法。本を選んだ理由から始まる。
まず最初に多いのが、読書感想文の書き方を執筆するだけあって「本が好きである」ことを前提としてあるパターン。どんどん本を読んでいて、感想も少なくとも持っていて「どう感想を深めるか?」「感想をどう自分の体験に紐づけるか?」「普段からどんどん感想を書いてみよう!」というパターン。
どれも個人的には良いことを書いていると思う。ただ、おそらく、今、このページを「読書感想文の書き方」で検索してたどり着いている人は前提が異なるので、役には立たないことも多いのでは・・・。
次に目につくのが「起承転結」を文章の基礎構造にすることを進めるパターン。確かに「1200字をうめないとならない」となった時に役に立ったのだろうと思う。ただし、実は起承転結というのは1200字どころか五言絶句というたった20字の短い漢詩を作るための方法。「1200字の文」を書く方法ではない(気になる方はWikipediaに詳しい)。なので、大抵はその中で触れられている話はちょっと不自然な感想文になっている。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%B7%E6%89%BF%E8%BB%A2%E7%B5%90
最後のは、ネット上によく落ちているパターン。「はじめに」と「おわり」をちゃんと意識して書こうという内容。そこまでは私も賛成。ただ、この「はじめに」で勧められているのが「なぜその本を読もうと思ったか?」である点が惜しいと思う。確かに、それが入っていた方が入りやすい。でも、ここでしっかり「なぜ」に行きついていたのであれば、「なぜその感想を持ったのか?」について何段階か掘り下げる話をちゃんと説明すればよいのになぁ、と思いました。
今のところ、上記のものよりは、小学生本人が学校からもらってくる読書感想文の書き方プリントが一番本質をついている気がしました(ただし、B4一枚なので説明は少ない)
そんな私が講義する読書感想文の書き方については下記にて(おかげさまで10時からの部は満席。13時からを増枠しました)
読書感想文は書かない。読書感想説明文を書こう(8/10(土)13時~@東大)#10時は満席。13時増枠
原稿用紙3枚じゃ足りなくなる、読書感想”説明”文のコツ@東大
読書感想文、本当に「読書した感想の文」だけを書くのは迷惑。しかも難しい。
そうじゃなく、書くべきなのは読書感想説明文、自分が「読書しての感想を説明する文」を書く。そう考えて取り組むと「原稿用紙3枚」はかえって狭く感じるほど。
Googleで調べた限り”読書感想説明文”という単語がヒットしないので、ここに書くこととする。
その「How」は8月10日(土)10時~12時(満席)13~15時(増枠)に東京大学で講義します。(あと24日に厚木)
良かったら、お越しください。小学4~6年生を想定しています。(申し込みは、下記のページより)
https://tuk.t.u-tokyo.ac.jp/events/techno-edge/2019-information/
(注)出来上がるのは「読書感想説明文のためのメモ」であり読書感想文本体ではありません。ただしこのメモがあれば”意味のある1200字”が書けます。
以下は、このイベントに参加する意味があるのか、「なぜ?(Why)」についての説明。
「読書感想文=あらすじ+感想」ではない。プレゼントと箱の関係
さて、読書感想文といわれるけれども、本当に「感想」を原稿用紙3枚=1200字も書きますか?
というか、もし書けたとしても、1200字も「どう思ったか?」の感想だけ述べられても読むほうも困る。
そもそもその人が「なんでそう思ったのか?の根拠」が分からないと共感もできない。
その時、本当は「その感想を持ったきっかけになった本の部分」だけあればいい。
先に「感想」があって、それに必要な「本の要約」があればいいのだけど、多くの人は逆の順
「本全体の要約=あらすじ」を書いてから「感想」を書く。
確かに、読んでもらう順=原稿用紙に書いていくのはその順だけど、それはプレゼントをするときに、何をプレゼントするか決まってないのに「先にプレゼントの箱を買う」ようなもの。するとその後に決めたプレゼントよりも箱が小さすぎたり、大きすぎたり、そもそも色が合わなかったりする。
先に書いてしまうあらすじも同じ。「長すぎる」とか「短すぎる」と言われる理由。
なんて偉そうに書いているけど、自分だって小学生の時は、「あらすじ書いてから感想を考える」やり方だった。そしてとっても苦労した。でも今回のHowは「文章の要約」と「感想」をちゃんとセットで考える方法。
たかが読書感想文? 実は社会人必須&中学受験スキル。
さて、そんな読書感想文は、「小学生夏休みの定番宿題」というイメージで、逆に言えば「小学生の義務」なだけで、大人になったら関係ないと思われている。
でも、実際に小学生を育て、中学受験をさせている中で、読書感想説明文と捉えると「実は今後の中学受験の必須スキル」であり、「IT時代の社会人としても必須スキル」であることに気づく。
まず、「感想文」ではなく、「感想説明文」であるということについて。当然ながら、社会人になったら一方的に「自分の意見(感想)」を言うだけでは通じない。お互いの意見をきちんと”伝達しあう”ことが必要となる。この時、「自分の意見(感想)を相手に通じるよう説明できる」スキルは必須だ。
残りの「読書」部。単に従来は「大量の情報を効率よく入手する手段」が読書しかなかっただけ。現代では「日々常に、大量の情報を入力し、自分の考えを出す」ことが求められる。
そう、社会人において「大量の情報を要約し、それに自分の意見加えて相手に伝達する」というスキルは必須のものになってきている。そして、小学校のカリキュラムの中で、それを学ぶ機会は実は読書感想文以外にほとんど無い。(学校でクラスの皆は、教科書でも社会科見学も基本的に「同じ情報を所持」している。)
うちの子が過ごす次代が素晴らしい世の中になるよう、同年代の皆様にも伝えたい。
小人数制ですが、ぜひ、お越しいただければと思います。
https://tuk.t.u-tokyo.ac.jp/events/techno-edge/2019-information/
国語の成績がUpした「要約のコツ」も実施予定。裏ワザも?
8/10の東大では2時間コースなので、娘の国語の成績がUpした「要約のコツ」も実施予定
これはうちの子の話であるが、GW前は国語の成績が安定しなかった。そのせいで、成績別のコース分けでも毎回ハラハラの連続だった。しかし、塾の先生に「文を要約する」ことを勧められ、「6マスによる問題文の要約」をGWに親子で特訓した結果、国語が高めで安定するようになった。このことは非常に大きい。
今回、東大では2時間があるので、予定ではこの「文章要約のコツ」も入れる予定である。
もともとは、「読書感想文で、感想+必要な物語の要約」で字数が余った時用なのであるが
経験上、毎年東大で講義を開くときにくる親子のレベルは高いので、時間と要望があったら行う予定。
それから、それを通じて、読書感想文に関する「裏ワザ」も1つお教えする予定です。
近代史がとっつきにくいのは、地政学を習いそびれているからでは?
次女の中学受験のことを考えていたら、「なぜ近代史からつまらなくなるのか?(わかりにくくなるのか?)」が見えてきた、という話。
今朝、次女のお弁当を届けに塾に行った時に、社会の先生と相談した時に「地理には“地形”と“産業”がある」という一言からハッとして書き始めた9画面(のうち今日は上の6画面)。
上段に地理分野を置き、下段に歴史分野を置くと、対比が面白い
作ってみた結果を、校舎長でもあるその社会の先生に見せたところ「まさにこれを子供たちに気づいてほしいと願ってるんです」と言ってもらえたので、開示しつつ、意見をいただきたいところ。
この対比で、「近代史にはカウンターパートが抜けている」ことから、「なぜ日本史は明治に入るとつまらなくなるのか?」という自分の長年の疑問が解けてスッキリした。
まず、中学受験では地理は「地形」と「産業」に分かれる。
そして、歴史はざっくり、近世までの歴史と、近代史と、現代史に分けられる。
近世までは地形&偉人と歴史はダイレクトにつながる
歴史のうちで、近世というのは、まだ科学の力を人間が工業レベルでは使いこなせていない時代で、「人力<<自然」な時代。
だからこそ、地理で習う「地形」がダイレクトに人の営み(歴史)に効いてくる。
まずは文化(と技術)の中心たる京都からの距離に応じて栄え、開墾技術が進むと日本各地の平野の大きさが石高=国力に効いてくる。
平安時代は畿内が強かったが、鎌倉以降は関東地方を抑えた武家の棟梁が征夷大将軍として幕府を開く(室町幕府を開いた足利家も、栃木県を中心にした一族である)。
なお、鎌倉は山に囲まれた場所に置かれたのも地形的要因。
近世までの間は、国内の領土と、天皇からの地位(摂政関白→征夷大将軍)を得るための国盗り合戦。権力を握った「個人(偉人)」とセットで歴史が動いていく。
そして、動いている範囲も基本的にはなじみのある日本国内。それも関東と関西が基本。たまに中国(遣唐使とか、元寇とか、倭寇とか)と、宗教(仏教伝来とキリスト教)が絡むけれどもスパイス程度の存在。
近代では歴史が「日本以外(列強)を中心として動いている」(が習わない)
それが変わるのが近代。科学と工業の発達で、自然の働きを国家の働きが凌駕する。
しかもそれが、産業革命に近かった欧米で起きていて、日本にとってはいきなり明治時代に「列強」としてやってくる。
実は明治政府が行った様々なこと(廃藩置県や、地租改正、中国侵略)は、この「列強に日本が侵略されない」ために(それまで200余りの藩の集合だった)日本を国家として急造した動き。
(明治維新から、日露戦争勝利までわずか38年)。ここから第一次世界大戦の1917年までがボーナスタイムで、以降は危険視されて、徐々に列強に包囲されて破綻するまでが28年。
この時、必要なのは、それまでの「国内の地理(地形)」ではなく、むしろグローバルな地政学。もっと言えば「列強の歴史」。明治維新の頃にちょうど南北戦争があってアメリカは忙しかったとか、その前にアヘン戦争があったとか、イギリスの東インド会社とか・・・
そういう動きのもろもろがあって、実は日本の動きはそれに翻弄されつつしがみついている感じ。
近世までの「起きていることが、国内でなじみのある範囲」だったのが、歴史の中心を知らされず、周辺部を学ぶことになるので、これまでと勝手が違ってしまうのが「明治からの難しさ」なのだなあと今更実感。
もっと言えば、そもそも「科学の発展」が欧米で起き、その工業化で「国家の成長スピード」が桁違いになったことも背後で起きている。この「科学史」を理科と絡めて“欧米の列強感”と並べると効果があるのかもしれない。
というのも、近世までの日本史は(入院レベルでおなかが痛くても、抜け出して9割の点を取るくらい)好きだったのだけど、明治からは好きになれなかった。
自分は、以下のエントリを見て、「ようやく明治以降の日本史を面白く」みられるようになった。
(図を再掲)
現代史は法が主役で企業活動が裏にある&ニュースで見られる(ので身近)
で、終戦を迎えた後の現代史になると、列強という話は、国際連合およびその国際機関に吸収され、少し紳士的になる。
ただ、現代史が若干不自然なのは、大戦以降に国家よりも実質的な力を持った「企業活動」というものが若干ぼかされたまま学習が進むことだと思う。
オイルショックが大問題なのも、公害が起きたのも、環境問題が深刻化したのも基本的には「企業活動」のボリュームが地球の規模を超えてしまったから。
それを調節するのが市場ルールであり、「法」である。(今日は憲法記念日)
ただ、この辺りは歴史的にも地理的にも離れた「列強史や地政学」と異なり、親が企業に勤めていたり、自分自身も企業が作った商品の消費者だったりするところから、なじむチャンスがある。
公民に関しても、現代なのでテレビのニュースを見ていれば、「自分のなじみの範囲」になる。
なので、現代史や公民はなんとかなる。だけど、近代史は「実際の中心」から遠くを学んでいるから、わかりにくいのではないか?
平成の食べ納めと、次女の生まれた日
今上陛下は本当に人徳のある方だと思う。平成を俯瞰すると災害やショッキングな事件が起きた30年なのだけど、退位が迫る日々では、いかに素晴らしい元首の居る国で暮らしているかを再認識し、温かい気持ちですごさせていただいた。世界で最も尊敬される地位にいらっしゃるのもうなづける。
TRIZ9画面法の授業 in 開成学園
去る2月21日、開成学園にて、TRIZの9画面法の授業が行われました!
(正門から。この校舎はもうすぐ建て替えられます。寂しいような、楽しみなような)
授業を主に実施してくれたのは、昨年末より、私にTRIZを学びに来てくれている開成高校3年のRくん。すでに大学が決まっており、大学入学までの半年間で学ぶことの中にTRIZを入れてくれており、「一番弟子になりますよ!」と意気込んでくれている、とっても楽しみな若弟子です。(既にTRIZのバイブル「体系的技術革新」も一通り読み終えたとのこと)
発明原理と9画面法を一通り学んだところで「次に何をするのがよいですか?」と聞かれたので、「それはぜひ”教えてみること”だよ。」と薦めたところ、見事にこの勉強会を開いてくれました。(私も父から「教えることが3倍学べる」と言われて育ちました)
Rくんは、自己紹介でも「文化祭バカでした」とするほどで、受講生も文準(文化祭準備委員会)の後輩や、参加団体の代表。なかなかの進度でしたが、それに食らいついていく後輩たち。Rくんの飲み込みも早かったですが、後輩たちにはそのR君も「うわ、なんか飲み込み早いね!」と感嘆。(ちなみに中3と高1)
(授業の合間の質問タイム。左側手前のSくん(高1)が、Rくんの文準での直弟子。さっそく「体系的技術革新」を読みながら「これ面白いですね!」と。末恐ろしい子!)
それにしてもRくんも、こうして褒めるのもうまいし、実に授業が上手い。「ペアワークを入れるといいよ」と一言言っただけなのに、ペアを次々に変えたり、相手のことを褒めさせたり、はっきり言って自分が30回授業をした時点より上手!
教えることの準備こそが一番学べることと、教える楽しさをぐっと知ってくれたようで、私としては大満足です。(&ちゃんと、私にもちょっと教える場を用意してくれました)
(最後に後輩に撮ってもらってRくんと2-shot。制服でなかったので彼も入校申請に^^;ちなみに第三選択教室です)
ちなみにRくんは翌日も別のメンバーに9画面法の授業。
私も翌日に、会社の中で丸一日の9画面法の研修講師(丸一日なのは年に1度)。
2月22日は、くしくも「師弟揃っての9画面法講師記念日」となりました。
この授業、2年前に当時、高1だったRくんが私をOB訪問してくれた時に、拙著を渡しておいたことが種になりました。
そしてもちろん、今回も高1なSくんたちにも拙著を寄贈。もし、何年か後に、開成学園の中にTRIZ研究同好会なんてものが出来てくれたら・・・とんでもなく未来は明るいなぁと思いました。
(開成の校長先生との話は下記)