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みなさん、こんにちは。
私は、多摩美術大学
芸術人類学研究所 http://www2.tamabi.ac.jp/iaa/about-iaa/
iaa_info@tamabi.ac.jp
(Institute for Art Anthropology, Tama Art University,Tokyo,Japan)
所長の鶴岡真弓です。
鶴岡真弓の2015年の 大学、カルチャーセンター、各地の会場などでのこれからの講座・講演と、放送etc.を随時ご案内しています。
どうぞ宜しくお願いします。会場でお会いいたしましょう!
TOP TOPIC
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講演
講座
2015年 新年・春開始の新講座
新たに2015年1月期の講座が始まります。
【新設】ヨーロッパの装飾デザインとシンボルの世界
◆2015年1月24日(土)13:30-15:00
◆新宿西口すぐ 住友ビル 朝日カルチャーセンター新宿教室
◆参考書 鶴岡真弓編著『すぐわかる ヨーロッパの装飾文様』(東京美術)
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%E3%81%99%E3%81%90%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E3%81%AE%E8%A3%85%E9%A3%BE%E6%96%87%E6%A7%98
お申し込みは「朝日カルチャーセンター新宿教室」へ!(当日の受付も可です)→http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=267849&userflg=0
【刊行案内 遂に決定版『ケルズの書』刊行!】
アイルランドの至宝
『ケルズの書/THE BOOk OF KELLS』 ― ダブリン大学トリニティ・カレッジ図書館写本 ― バーナード・ミーハン/ 鶴岡 真弓 訳
2015年1月10日 岩波書店より 刊
書籍『ケルズの書』 バーナード・ミーハン/ 鶴岡 真弓 訳
発売日 : 2015年1月28日
定価 : 本体 7,200円(税別)
ISBN978-4-00-008173-3 C3071
岩波書店 →http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?head=y&isbn=ISBN4-00-008173
アイルランドの国宝 『ケルズの書』→
ケルト美術の最高傑作と目される彩飾福音書写本.
1200年前、アイルランドのケルズ修道院で完成.
ダブリン大学 トリニティーカレッジ図書館蔵.
世界中の人々を魅了してやまない写本成立の歴史的背景,構成,携わった写字生,彩飾家を詳しく解説する.鳥や動物・植物文,組紐文,渦巻文,幾何学文を徹底的に検証して,その象徴的意味を説き明かす.写本研究の第一人者による決定版豪華美術書.カラー図版230点を付す.
訳者紹介:鶴岡真弓(ツルオカ マユミ)
◆美術文明史家。ケルト芸術文化、およびユーロ=アジア装飾デザイン交流史研究者。
多摩美術大学芸術学科教授・芸術人類学研究所所長。
◆処女作『ケルト/装飾的思考』(筑摩書房)で、わが国でのケルト文明/芸術理解の火付け役となる。西はアイルランド、東はシベリア・日本列島まで「ユーロ=アジア文明の生命デザイン」を追跡中。
◆主著に『ケルト/装飾的思考』『ケルト美術』(ちくま学芸文庫)、『装飾する魂』『ジョイスとケルト世界』『京都異国遺産』(平凡社)、『装飾の神話学』『ケルトの歴史(共著)』(河出書房新社)、『「装飾」の美術文明史』(NHK出版)、『阿修羅のジュエリー』(イーストプレス)、『すぐわかる ヨーロッパの装飾文様』(東京美術)など多数。
◆NHKテレビ「人間大学」、「ウィークエンド・ジャパノロジー」、「極上美の饗宴」、「ユーミンのスーパーウーマン」、NHKラジオ「カルチャーラジオ」など出演。ドキュメンタリー映画『地球交響曲第1番』(龍村仁監督)でアイルランドの歌姫エンヤと共演。
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【予告】
新たに2015年4月期から2016年1月期まで、1年をとおして10回の以下の講座を開講します。
【ケルト・北欧の「死と再生」の祭と神話芸術】
毎回、土曜日の13時台から90分の講座です。
お問い合わせはお申し込みは「朝日カルチャーセンター新宿教室」へ!(当日の受付も可です)→http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=267849&userflg=0
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【話題】
NHK朝の連続ドラマ「マッサン」人気で注目の「スコットランド」はケルト文化の地です。
マッサンが情熱を燃やす、「ウィスキー」の語源は、ケルト語(アイルランド・ゲール語)の「命の水 イシュケ・バハ」にさかのぼります。
中世ケルトの修道士は、蒸留酒を「命の水」と呼んでいました。寒冷な気候の中、人々の心身を癒やす、生命のための薬でもあった。
このドラマには「ハイランド・ケルト」なるウィスキーも登場。スコットランドの高地地方のケルト文化は、英語を話すアングロ=サクソン、イングランドの文化とは、異なる伝統をもつことを主張している、物語の中のウィスキーの名前です。
実際多くのスコッチ・ウィスキーは、「ケルト」の名前をもつ銘柄も多く、なによりも神秘的な「ケルト文様」のデザインのビンでそれらは人気を博しています。
なお「マッサン」の主題歌は中島みゆきさんの「麦の唄」。これは「命の水」を創造してきた人々へ捧げる唄でもあるのです。
ヨーロッパのケルトの歴史は、現代に生きていますね。
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これまでにおこなった講座やイヴェント:御好評により続編も計画中です。
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【ケルト文化と音楽を学ぶ】
◆12月3日(水)19:00〜20:30
有楽町駅すぐ 無印良品 アトリエMUJIにて
地球の音楽展トーク「回帰する生」と歌 〜ケルトの国々から」
講師:鶴岡真弓 多摩美教授・IAA所長
無料 ウエブからお申込み→ http://www.muji.net/lab/ateliermuji/exhibition/141121-event.html
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講演
◆2014年12月13日(土)
新宿駅西口すぐ 住友ビル
朝日カルチャーセンター新宿教室にて
お申し込みは 朝日カルチャー新宿へ(当日受付も可です)→
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=261778&userflg=0
ブリテン諸島の西端、緑の島「アイルランド」にはヨーロッパの古層文化「ケルト」の自然観・死生観を反映させた「四つの季節祭」が伝わっています。「春のインボルク」「夏のベルティネ」「秋のルナサ」「冬のサウィン」。本講座は東西の古層文化を共振させるアイルランドと日本の祝祭祝日を比較します。詩人イェイツと柳田國男の民俗観察の鮮やかさにも迫ります。
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これまでの講座・講演・放送etc.
シリーズ講座 朝日カルチャーセンター「装飾の美術文明史」
3年間続いたこの講座は、2014年11月22日で完結し、上記にご案内のとおり、
新たに2015年1月期の講座が始まります。
詳しくは「朝日カルチャーセンター新宿教室」へ!
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=267849&userflg=0
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NHK[ラジオ深夜便」 番組出演のお知らせ
【渦巻文様に魅せられて40年】 明日へのことば
◆放送日4月8日(火)深夜28時(=9日の早朝4時)〜40分間
◆出演:鶴岡真弓(多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長)
◆聞き手:佐野剛平ディレクター
◆ケルトからユーラシアへ、そして日本へ。生と死がゆるやかに合流し、再生するための渦巻文様の世界へ!
ぜひ、お聴きください。→
NHKリンク情報詳細 http://www.nhk.or.jp/r1-blog/050/184501.html
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図説 ケルトの歴史―文化・美術・神話をよむ (ふくろうの本)
- 作者: 鶴岡真弓,松村一男
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1999/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 9人 クリック: 82回
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- 作者: 鶴岡真弓
- 出版社/メーカー: 東京美術
- 発売日: 2013/02/01
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
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【多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長・鶴岡真弓よりメッセージ】
多摩美術大学・芸術人類学研究所(IAA)は、近く創立80周年を迎える本学の未来に向け、2006年八王子(鑓水)キャンパス内に新設されました。
本研究所のある鑓水の丘は、その昔から多摩・八王子伝統の養蚕と絹織物が横浜経由で海外へと運ばれた「シルク・ロード」沿いにあり、さかのぼれば一万年前の縄文文化が育まれた場所にあります。
研究所はこの土地の力と一体となり、長きにわたる人類史とともに歩むという自覚から、文字通り「土地と力」をテーマとしたシンポジウム・研究会も開催しています。
本研究所は「芸術人類学」というディシプリン(学問)を掲げ、シンポジウムや研究会の開催、刊行物『Art Anthropology』の発行など、多彩な活動と発信をおこない、研究成果を学生のみならず、広く社会一般の方々にも公開しています。
人が営むあらゆるアート&デザイン、思考、実践を、人類の壮大な旅における「生命再生の表現」としてとらえ、内外のさまざまな研究・教育機関との連携によって、本研究所活動が、豊かな結び目となっていくことを目指します。
多摩美術大学・芸術人類学研究所の諸活動に、みなさまからのご支援、ご指導を宜しくお願いいたします。
多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
▼アイルランド の歌姫 エンヤさんと龍村仁監督【地球交響曲第一番 ガイア・シンフォニー】より
(エンヤさんの故郷・ドニゴール地方の海岸のシーン)
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鶴岡真弓の2014年 学内外でのこれからの講座・講演・放送etc.
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NHK[ラジオ深夜便」 番組出演のお知らせ
【渦巻文様に魅せられて40年】 明日へのことば
◆放送日4月8日(火)深夜28時(=9日の早朝4時)〜40分間
◆出演:鶴岡真弓(多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長)
◆聞き手:佐野剛平ディレクター
◆ケルトからユーラシアへ、そして日本へ。生と死がゆるやかに合流し、再生するための渦巻文様の世界へ!
ぜひ、お聴きください。→
NHKリンク情報詳細 http://www.nhk.or.jp/r1-blog/050/184501.html
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿
次回の朝日カルチャーセンター 新宿での講座は、
【装飾の美術文明史】シリーズの「ウィリアム・モリス」を取り上げます。
2014年5月24日(土) 13時ー15時
<参考書>
『すぐわかるヨーロッパの装飾文様〜美と象徴の世界を旅する』(東京美術)
※当日、カウンターで販売いたします。
なお、ヨーロッパ文化と美をテーマに、各国レストランを訪ねる野外講座も、2014年9月に再開します。
どうぞご参加ください!
お申込み→朝日カルチャーセンター 新宿教室 新宿 TEL 03-3344-1942
月〜金曜 9:30〜19:00
土曜 9:30〜18:30
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ご好評いただき、これは終了しました。次回は上記のとおりです!
講座 名レストランで学ぶ
西洋美の謎と輝きを味わう・アイルランド編
日時 2014年3月4日 (火) 12:30-15:00
講座内容
郷愁を感じる暖かな空間が多く人の心を癒すアイリッシュパブ。素朴な伝統を感じる店内で、アイリッシュ料理や、文化・芸術、その魅力の味わい方などを、楽しく語ります。
要:お申込み→朝日カルチャーセンター 新宿「野外講座」係
新宿 TEL 03-3344-1941
月〜金曜 9:30〜19:00
土曜 9:30〜18:30
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿 講座
【装飾の美術文明史 第9回 「アラベスク」とオリエンタリズム】
2014年3月1日(土) 15:30-17:30
御好評のうちに終了
(次回は5月!シリーズ講座です。お楽しみに!)
講座内容
「アラベスク」という呼び名はヨーロッパの人々が編み出した言葉です。元々「アラビア風」を意味し、文様美術ではイスラーム美術に特徴的な蔓草風の文様や幾何学文様です。近代、特に19世紀には植民地支配の対象となった「東方世界(オリエント)」の美的象徴となっていきました。建築、金属工芸、織物、刺繍、絨毯、絵画などに広く伝われて流行し、政治的にも利用されていきました。東洋のアラベスクという印象的な装飾/文様は、西洋芸術にどのように関わったのか、近代ヨーロッパの欲望を満たす「イメージ」と「メディア」としてどのようのはたらいたのかを、時代背景と共に深く考察していきます。
古来より人間は神々への祈りや自然に対する畏敬の念を「装飾文様」に託しました。ユーラシア大陸西端の「ケルトの渦巻」から、「イスラームのアラベスク」、「ヨーロッパ近代のアールヌーヴォー」、「極東・日本から発信されたジャポニスム」まで、細部にやどる「装飾の世界」をシリーズで旅する講座です。 (講師・記)
<参考書>
『すぐわかるヨーロッパの装飾文様〜美と象徴の世界を旅する』(東京美術)
※当日、カウンターで販売いたします。
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【本のご紹介】
生物学者の福岡伸一さんが、小説・建築・文明・芸術などの多様なテーマを、多彩なゲストと語りあった対談集『動的平衡ダイアローグ』(木楽舎)発売されました。
本書において、福岡さんと、多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長の鶴岡真弓との対談は、「ケルトの渦巻文様と動的平衡」がテーマです。
生命と文様芸術のつながり! どうぞお楽しみください。

- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: 単行本
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辻井喬 & 鶴岡真弓『ケルトの風に吹かれて』〈北沢図書出版)
小説家・詩人の辻井喬氏(=西武セゾン文化の象徴であった堤清二氏)が2013年11月25日に逝去されました。生前、辻井氏は、アイルランドのケルト文化に深く興味を抱かれ、鶴岡真弓と「西洋の古層ケルトと日本〈大和)」の自然信仰と神話をめぐって対話をされました。
その後、福岡に拠点のある「日本ケルト協会」での対談(そのとき辻井氏のご登壇は、アイルランド音楽界の大御所・チーフタンズ来日講演を福岡で実現・成功させる原動力となりました)。
また多摩美術大学・芸術学科+芸術人類学研究所共催「21世紀文化論」でも、再び、「ケルトと日本」について、辻井×鶴岡の対談が実現しました。
本書は、芸術と実業の世界にまたとない豊饒と功績を遺した不世出の表現者にして行動のひと「辻井喬」氏と、ケルトと日本の基層文化の記憶と未来をみつめた本です。
どうぞ、しみじみとケルト文化に触れてください。
辻井氏のご冥福を心よりお祈りいたします。
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【これまでにおこなった他の講演・講義 ご参加まことにありがとうございました。】
シンポジウム「精神の〈北〉へ」出演
2014年2月2日2014年2月12日
鶴岡真弓所長が、下記シンポジウムに出演しました。
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト2013 精神の〈北〉へプロジェクト
【シンポジウム】「精神の〈北〉へ–北なるものの精神史–」
【日 時】
2014年2月2日(日)15:00-18:00
【会 場】
喜多方蔵の里イベント蔵(喜多方市字押切2-109)
【発表タイトル】
「ケルト文化と北方の生命観–動植物信仰でつながるユーラシア世界–」
(鶴岡真弓)
【パネリスト】
鶴岡真弓(多摩美術大学教授/美術文明史家/ケルト芸術研究家)
藤浩志(十和田市現代美術館副館長/美術家)
田附勝(写真家)
【司 会】
赤坂憲雄(福島県立博物館長/はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会委員長)
【主 催】
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会
「精神の〈北〉へ vol.2」実行委員会
【後 援】
喜多方市ふるさと振興株式会社
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◆京都講演
【ケルトから地球の未来へ】
10/9(水)13時より・@京都文教大学
鏡リュウジ氏コーディネートの京都文教大学・連続シンポジウムで
多摩美大IAA所長の鶴岡真弓が講演.
+鏡リュウジ先生たちとステージでトークもします。
無料・申込不要です。ぜひご参加ください!
会場:アクセス 京都文教大学 http://www.kbu.ac.jp/kbu/intro/acess.html
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【お知らせ】
なお下記の東京・お台場での10月12日(土)のイヴェントは
お陰さまで満員御礼となりました!
「土地と力」シンポジウム−天と地のコレスポンダンス−への、参加ご応募ありがとうございました。
みなさま、今後の第2回の開催をお楽しみにまたご応募ください!
何卒宜しくお願いいたします。
<開催概要>
主 催 :多摩美術大学 芸術人類学研究所
タイトル :第1回「土地と力」シンポジウム
天と地のコレスポンダンス――自然科学×芸術人類学――
日 時 :2013年10月12日(土)14:00〜16:00(13:30開場)
会 場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホール参 加 :参加費無料。
<講演者>
渡部 潤一氏 (国立天文台副台長/総合研究大学院大学教授)
鏡 リュウジ氏(心理占星術研究家/翻訳家/京都文教大学客員教授)
鶴岡 真弓氏 (多摩美術大学芸術学科教授/芸術人類学研究所所長)
<プログラム>
第1部 :講演1 渡部 潤一氏 「人類の宇宙観の変遷 ー古(いにしえ)から現代までー」
講演2 鏡リュウジ氏 「天の星 大地の星」
講演3 鶴岡 真弓氏 「レオナルド・ダ・ヴィンチの文様と天文学」
第2部 :トークセッション
会場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホールhttp://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/
・新交通ゆりかもめ(新橋駅〜豊洲駅)
「船の科学館駅」下車、徒歩約5分 /「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
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以下は、【多摩美術大学 芸術人類学研究所のウェブ】より:
研究所長メッセージ&研究所の御紹介 掲載中です
所長・鶴岡真弓 ご挨拶
完全版をご覧になられる場合は以下をクリックしてください
http://www2.tamabi.ac.jp/iaa/member/mayumi-tsuruoka/
鶴岡真弓 芸術人類学研究所所長 トップ・メッセージ
▼「アイルランドの歌姫エンヤと鶴岡真弓・所長」アイルランド北西部にて
芸術人類学研究所は、人類の根源的な心の構造と芸術表現の関係を探ることを基軸として、多彩な活動と情報発信を行います。「人類の根源的な心の構造」を問題にする以上、私たちの考える「芸術」とは、従来の芸術学や芸術史が扱う範囲をはるかに超えて、現生人類が誕生した旧石器時代以来、数万年単位のスケールにおいて人間が生き抜くために切実に行われ、表現されてきた幅広い営みを対象とします。このような巨視的な探究を通して、従来分断されていたヒューマニティーズ(人文学)、サイエンス、アートの領域を統合し、新しい人間科学を創りあげようとしているのです。この試みは、近代文明の限界が大きく意識されている21世紀の現在にふさわしい挑戦であると考えています。
「アイルランドの歌姫・エンヤと芸術人類学研究所 鶴岡真弓所長」
(映画「地球交響曲・ガイアシンフォニー・第一番」(龍村仁監督)のシーンより)
本研究所はその活動において、特に以下の3つの領域でさまざまな連携による掛け算=結ぼれを作っていくことを目指しています。
1)インター・ディビジョン、インター・ユニヴァーシティ 多摩美術大学学内の多彩な学科、美術館、さらには都心に展開するアキバタマビ、四谷ひろば(CCAA)など、大学内に豊かな連携活動を創造していきます。また、同じ美術大学をはじめとした他大学や外部の研究機関とも、積極的にコラボレーションを行います。
2)インター・ローカリティ 研究所が所在する東京の多摩地区をはじめ、さまざまな場所(ロキ)をつなぐプロジェクトを推進します。その先行例として、大学のキャンパスを活用した植樹プロジェクトや、東京下町のカフェーとの共同研究などが開始されています。
3)インター・ナショナリティ 世界的なブランド企業との共同研究、大英博物館等の海外研究機関との協業、ウラル=アルタイ語族共同研究プロジェクトへの参画など、地球規模の巨視的な活動を推進します。
「ハンガリー・ブガツで開催されたユーラシア諸民族大会にて。生命の樹を背景に騎馬民族衣装姿の大会主催者と鶴岡所長」
「ポルトガル・アルメンドレスの巨石群の前で(2011年)」
さて、本研究所は、6つの部門で構成されます。
私が本研究所で主宰する部門は、「ユーロ=アジア世界の美の文明史」です。この部門では、従来共通性よりは異質性を分析されることが多かったヨーロッパ地域と近東から極東まで広がるアジア地域を、ユーラシア大陸に展開する「ユーロ=アジア」という一つの共通した世界としてとらえ、域内の交流を装飾文化を手がかりとして積極的に見ていこうとしています。具体的には、ユーロ=アジアの西の極みに位置するケルト文化と、東の極みに位置する日本文化との照応関係、ヨーロッパ大陸の考古学が明らかにしてきたケルトの本貫地である中央ヨーロッパやケルト語もその一員であるインド=ヨーロッパ語族発祥の地である中央アジアの文明史、そしてさらに東に位置するシベリアから朝鮮半島までの多彩な民族の装飾文化などの考察を行っています。調べれば調べるほど、ユーロ=アジアを舞台に人類が営んできたゆきかいの広がりと奥行きの深さに驚かされます。
芸術人類学研究所が位置する東京の多摩地区は不思議なところです。現代の巨大都市である日本の首都の版図に属しながら、八ヶ岳一帯までに連なる系譜を持つ豊かな縄文遺跡群に囲まれ、さらに周辺の境川流域は旧石器時代遺跡まで発見されています。つまり、古代的な淵源の深い土地なのです。そのようなローカリティに腰をすえて、人類文化の最古層にまで到達する視点を常に確保し、そしてそのような足場から、ユーロ=アジア、さらには地球全体を見渡した活動を積極的に推進したいと思います。実は、研究所の所在地である八王子市鑓水は、江戸時代から明治の初めにかけて重要な輸出品であった生糸の中継地点として栄えたところでもあります。即ち、上記の八ヶ岳も含む山梨や長野の山岳地帯から集められた生糸を、鑓水商人たちが横浜港まで運び、莫大な富を築いたのです。要するに、日本の野生的な自然の豊かな産物を、インターナショナルな世界に向けて提供していたわけです。そして鑓水から横浜に生糸を運んだ道は、いみじくも、かつてユーロ=アジアを多くの民族がゆきかったものと同じシルクロードと名づけられていたのでした。本研究所も、鑓水・多摩地区に根をはりながら、常に外部の世界と結ぼれを創っていく活動を積極的に推進したいと考えています。
芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
■
みなさん、こんにちは。
私は、多摩美術大学
芸術人類学研究所 http://www2.tamabi.ac.jp/iaa/about-iaa/
iaa_info@tamabi.ac.jp
(Institute for Art Anthropology, Tama Art University,Tokyo,Japan)
所長の鶴岡真弓です。
鶴岡真弓の2015年の 大学、カルチャーセンター、各地の会場などでのこれからの講座・講演と、放送etc.を随時ご案内しています。
どうぞ宜しくお願いします。会場でお会いいたしましょう!
TOP TOPIC
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講演
講座
2015年 新年・春開始の新講座
新たに2015年1月期の講座が始まります。
【新設】ヨーロッパの装飾デザインとシンボルの世界
◆2015年1月24日(土)13:30-15:00
◆新宿西口すぐ 住友ビル 朝日カルチャーセンター新宿教室
◆参考書 鶴岡真弓編著『すぐわかる ヨーロッパの装飾文様』(東京美術)
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%E3%81%99%E3%81%90%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E3%81%AE%E8%A3%85%E9%A3%BE%E6%96%87%E6%A7%98
お申し込みは「朝日カルチャーセンター新宿教室」へ!(当日の受付も可です)→http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=267849&userflg=0
【予告】
新たに2015年4月期から2016年1月期まで、1年をとおして10回の以下の講座を開講します。
【ケルトと北欧の「死と再生」の祭と神話】(仮題)
毎回、土曜日の13時台から90分の講座です。
お問い合わせはお申し込みは「朝日カルチャーセンター新宿教室」へ!(当日の受付も可です)→http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=267849&userflg=0
【話題】
NHK朝の連続ドラマ「マッサン」人気で注目の「スコットランド」はケルト文化の地です。
マッサンが情熱を燃やす、「ウィスキー」の語源は、ケルト語(アイルランド・ゲール語)の「命の水 イシュケ・バハ」にさかのぼります。
中世ケルトの修道士は、蒸留酒を「命の水」と呼んでいました。寒冷な気候の中、人々の心身を癒やす、生命のための薬でもあった。
このドラマには「ハイランド・ケルト」なるウィスキーも登場。スコットランドの高地地方のケルト文化は、英語を話すアングロ=サクソン、イングランドの文化とは、異なる伝統をもつことを主張している、物語の中のウィスキーの名前です。
実際多くのスコッチ・ウィスキーは、「ケルト」の名前をもつ銘柄も多く、なによりも神秘的な「ケルト文様」のデザインのビンでそれらは人気を博しています。
なお「マッサン」の主題歌は中島みゆきさんの「麦の唄」。これは「命の水」を創造してきた人々へ捧げる唄でもあるのです。
ヨーロッパのケルトの歴史は、現代に生きていますね。
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これまでにおこなった講座やイヴェント:御好評により続編も計画中です。
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【ケルト文化と音楽を学ぶ】
◆12月3日(水)19:00〜20:30
有楽町駅すぐ 無印良品 アトリエMUJIにて
地球の音楽展トーク「回帰する生」と歌 〜ケルトの国々から」
講師:鶴岡真弓 多摩美教授・IAA所長
無料 ウエブからお申込み→ http://www.muji.net/lab/ateliermuji/exhibition/141121-event.html
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講演
◆2014年12月13日(土)
新宿駅西口すぐ 住友ビル
朝日カルチャーセンター新宿教室にて
お申し込みは 朝日カルチャー新宿へ(当日受付も可です)→
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=261778&userflg=0
ブリテン諸島の西端、緑の島「アイルランド」にはヨーロッパの古層文化「ケルト」の自然観・死生観を反映させた「四つの季節祭」が伝わっています。「春のインボルク」「夏のベルティネ」「秋のルナサ」「冬のサウィン」。本講座は東西の古層文化を共振させるアイルランドと日本の祝祭祝日を比較します。詩人イェイツと柳田國男の民俗観察の鮮やかさにも迫ります。
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これまでの講座・講演・放送etc.
シリーズ講座 朝日カルチャーセンター「装飾の美術文明史」
3年間続いたこの講座は、2014年11月22日で完結し、上記にご案内のとおり、
新たに2015年1月期の講座が始まります。
詳しくは「朝日カルチャーセンター新宿教室」へ!
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=267849&userflg=0
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NHK[ラジオ深夜便」 番組出演のお知らせ
【渦巻文様に魅せられて40年】 明日へのことば
◆放送日4月8日(火)深夜28時(=9日の早朝4時)〜40分間
◆出演:鶴岡真弓(多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長)
◆聞き手:佐野剛平ディレクター
◆ケルトからユーラシアへ、そして日本へ。生と死がゆるやかに合流し、再生するための渦巻文様の世界へ!
ぜひ、お聴きください。→
NHKリンク情報詳細 http://www.nhk.or.jp/r1-blog/050/184501.html
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図説 ケルトの歴史―文化・美術・神話をよむ (ふくろうの本)
- 作者: 鶴岡真弓,松村一男
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1999/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 鶴岡真弓
- 出版社/メーカー: 東京美術
- 発売日: 2013/02/01
- メディア: 単行本
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【多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長・鶴岡真弓よりメッセージ】
多摩美術大学・芸術人類学研究所(IAA)は、近く創立80周年を迎える本学の未来に向け、2006年八王子(鑓水)キャンパス内に新設されました。
本研究所のある鑓水の丘は、その昔から多摩・八王子伝統の養蚕と絹織物が横浜経由で海外へと運ばれた「シルク・ロード」沿いにあり、さかのぼれば一万年前の縄文文化が育まれた場所にあります。
研究所はこの土地の力と一体となり、長きにわたる人類史とともに歩むという自覚から、文字通り「土地と力」をテーマとしたシンポジウム・研究会も開催しています。
本研究所は「芸術人類学」というディシプリン(学問)を掲げ、シンポジウムや研究会の開催、刊行物『Art Anthropology』の発行など、多彩な活動と発信をおこない、研究成果を学生のみならず、広く社会一般の方々にも公開しています。
人が営むあらゆるアート&デザイン、思考、実践を、人類の壮大な旅における「生命再生の表現」としてとらえ、内外のさまざまな研究・教育機関との連携によって、本研究所活動が、豊かな結び目となっていくことを目指します。
多摩美術大学・芸術人類学研究所の諸活動に、みなさまからのご支援、ご指導を宜しくお願いいたします。
多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
▼アイルランド の歌姫 エンヤさんと龍村仁監督【地球交響曲第一番 ガイア・シンフォニー】より
(エンヤさんの故郷・ドニゴール地方の海岸のシーン)
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鶴岡真弓の2014年 学内外でのこれからの講座・講演・放送etc.
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NHK[ラジオ深夜便」 番組出演のお知らせ
【渦巻文様に魅せられて40年】 明日へのことば
◆放送日4月8日(火)深夜28時(=9日の早朝4時)〜40分間
◆出演:鶴岡真弓(多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長)
◆聞き手:佐野剛平ディレクター
◆ケルトからユーラシアへ、そして日本へ。生と死がゆるやかに合流し、再生するための渦巻文様の世界へ!
ぜひ、お聴きください。→
NHKリンク情報詳細 http://www.nhk.or.jp/r1-blog/050/184501.html
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿
次回の朝日カルチャーセンター 新宿での講座は、
【装飾の美術文明史】シリーズの「ウィリアム・モリス」を取り上げます。
2014年5月24日(土) 13時ー15時
<参考書>
『すぐわかるヨーロッパの装飾文様〜美と象徴の世界を旅する』(東京美術)
※当日、カウンターで販売いたします。
なお、ヨーロッパ文化と美をテーマに、各国レストランを訪ねる野外講座も、2014年9月に再開します。
どうぞご参加ください!
お申込み→朝日カルチャーセンター 新宿教室 新宿 TEL 03-3344-1942
月〜金曜 9:30〜19:00
土曜 9:30〜18:30
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ご好評いただき、これは終了しました。次回は上記のとおりです!
講座 名レストランで学ぶ
西洋美の謎と輝きを味わう・アイルランド編
日時 2014年3月4日 (火) 12:30-15:00
講座内容
郷愁を感じる暖かな空間が多く人の心を癒すアイリッシュパブ。素朴な伝統を感じる店内で、アイリッシュ料理や、文化・芸術、その魅力の味わい方などを、楽しく語ります。
要:お申込み→朝日カルチャーセンター 新宿「野外講座」係
新宿 TEL 03-3344-1941
月〜金曜 9:30〜19:00
土曜 9:30〜18:30
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿 講座
【装飾の美術文明史 第9回 「アラベスク」とオリエンタリズム】
2014年3月1日(土) 15:30-17:30
御好評のうちに終了
(次回は5月!シリーズ講座です。お楽しみに!)
講座内容
「アラベスク」という呼び名はヨーロッパの人々が編み出した言葉です。元々「アラビア風」を意味し、文様美術ではイスラーム美術に特徴的な蔓草風の文様や幾何学文様です。近代、特に19世紀には植民地支配の対象となった「東方世界(オリエント)」の美的象徴となっていきました。建築、金属工芸、織物、刺繍、絨毯、絵画などに広く伝われて流行し、政治的にも利用されていきました。東洋のアラベスクという印象的な装飾/文様は、西洋芸術にどのように関わったのか、近代ヨーロッパの欲望を満たす「イメージ」と「メディア」としてどのようのはたらいたのかを、時代背景と共に深く考察していきます。
古来より人間は神々への祈りや自然に対する畏敬の念を「装飾文様」に託しました。ユーラシア大陸西端の「ケルトの渦巻」から、「イスラームのアラベスク」、「ヨーロッパ近代のアールヌーヴォー」、「極東・日本から発信されたジャポニスム」まで、細部にやどる「装飾の世界」をシリーズで旅する講座です。 (講師・記)
<参考書>
『すぐわかるヨーロッパの装飾文様〜美と象徴の世界を旅する』(東京美術)
※当日、カウンターで販売いたします。
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【本のご紹介】
生物学者の福岡伸一さんが、小説・建築・文明・芸術などの多様なテーマを、多彩なゲストと語りあった対談集『動的平衡ダイアローグ』(木楽舎)発売されました。
本書において、福岡さんと、多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長の鶴岡真弓との対談は、「ケルトの渦巻文様と動的平衡」がテーマです。
生命と文様芸術のつながり! どうぞお楽しみください。

- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (9件) を見る
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辻井喬 & 鶴岡真弓『ケルトの風に吹かれて』〈北沢図書出版)
小説家・詩人の辻井喬氏(=西武セゾン文化の象徴であった堤清二氏)が2013年11月25日に逝去されました。生前、辻井氏は、アイルランドのケルト文化に深く興味を抱かれ、鶴岡真弓と「西洋の古層ケルトと日本〈大和)」の自然信仰と神話をめぐって対話をされました。
その後、福岡に拠点のある「日本ケルト協会」での対談(そのとき辻井氏のご登壇は、アイルランド音楽界の大御所・チーフタンズ来日講演を福岡で実現・成功させる原動力となりました)。
また多摩美術大学・芸術学科+芸術人類学研究所共催「21世紀文化論」でも、再び、「ケルトと日本」について、辻井×鶴岡の対談が実現しました。
本書は、芸術と実業の世界にまたとない豊饒と功績を遺した不世出の表現者にして行動のひと「辻井喬」氏と、ケルトと日本の基層文化の記憶と未来をみつめた本です。
どうぞ、しみじみとケルト文化に触れてください。
辻井氏のご冥福を心よりお祈りいたします。
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【これまでにおこなった他の講演・講義 ご参加まことにありがとうございました。】
シンポジウム「精神の〈北〉へ」出演
2014年2月2日2014年2月12日
鶴岡真弓所長が、下記シンポジウムに出演しました。
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト2013 精神の〈北〉へプロジェクト
【シンポジウム】「精神の〈北〉へ–北なるものの精神史–」
【日 時】
2014年2月2日(日)15:00-18:00
【会 場】
喜多方蔵の里イベント蔵(喜多方市字押切2-109)
【発表タイトル】
「ケルト文化と北方の生命観–動植物信仰でつながるユーラシア世界–」
(鶴岡真弓)
【パネリスト】
鶴岡真弓(多摩美術大学教授/美術文明史家/ケルト芸術研究家)
藤浩志(十和田市現代美術館副館長/美術家)
田附勝(写真家)
【司 会】
赤坂憲雄(福島県立博物館長/はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会委員長)
【主 催】
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会
「精神の〈北〉へ vol.2」実行委員会
【後 援】
喜多方市ふるさと振興株式会社
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◆京都講演
【ケルトから地球の未来へ】
10/9(水)13時より・@京都文教大学
鏡リュウジ氏コーディネートの京都文教大学・連続シンポジウムで
多摩美大IAA所長の鶴岡真弓が講演.
+鏡リュウジ先生たちとステージでトークもします。
無料・申込不要です。ぜひご参加ください!
会場:アクセス 京都文教大学 http://www.kbu.ac.jp/kbu/intro/acess.html
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【お知らせ】
なお下記の東京・お台場での10月12日(土)のイヴェントは
お陰さまで満員御礼となりました!
「土地と力」シンポジウム−天と地のコレスポンダンス−への、参加ご応募ありがとうございました。
みなさま、今後の第2回の開催をお楽しみにまたご応募ください!
何卒宜しくお願いいたします。
<開催概要>
主 催 :多摩美術大学 芸術人類学研究所
タイトル :第1回「土地と力」シンポジウム
天と地のコレスポンダンス――自然科学×芸術人類学――
日 時 :2013年10月12日(土)14:00〜16:00(13:30開場)
会 場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホール参 加 :参加費無料。
<講演者>
渡部 潤一氏 (国立天文台副台長/総合研究大学院大学教授)
鏡 リュウジ氏(心理占星術研究家/翻訳家/京都文教大学客員教授)
鶴岡 真弓氏 (多摩美術大学芸術学科教授/芸術人類学研究所所長)
<プログラム>
第1部 :講演1 渡部 潤一氏 「人類の宇宙観の変遷 ー古(いにしえ)から現代までー」
講演2 鏡リュウジ氏 「天の星 大地の星」
講演3 鶴岡 真弓氏 「レオナルド・ダ・ヴィンチの文様と天文学」
第2部 :トークセッション
会場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホールhttp://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/
・新交通ゆりかもめ(新橋駅〜豊洲駅)
「船の科学館駅」下車、徒歩約5分 /「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
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以下は、【多摩美術大学 芸術人類学研究所のウェブ】より:
研究所長メッセージ&研究所の御紹介 掲載中です
所長・鶴岡真弓 ご挨拶
完全版をご覧になられる場合は以下をクリックしてください
http://www2.tamabi.ac.jp/iaa/member/mayumi-tsuruoka/
鶴岡真弓 芸術人類学研究所所長 トップ・メッセージ
▼「アイルランドの歌姫エンヤと鶴岡真弓・所長」アイルランド北西部にて
芸術人類学研究所は、人類の根源的な心の構造と芸術表現の関係を探ることを基軸として、多彩な活動と情報発信を行います。「人類の根源的な心の構造」を問題にする以上、私たちの考える「芸術」とは、従来の芸術学や芸術史が扱う範囲をはるかに超えて、現生人類が誕生した旧石器時代以来、数万年単位のスケールにおいて人間が生き抜くために切実に行われ、表現されてきた幅広い営みを対象とします。このような巨視的な探究を通して、従来分断されていたヒューマニティーズ(人文学)、サイエンス、アートの領域を統合し、新しい人間科学を創りあげようとしているのです。この試みは、近代文明の限界が大きく意識されている21世紀の現在にふさわしい挑戦であると考えています。
「アイルランドの歌姫・エンヤと芸術人類学研究所 鶴岡真弓所長」
(映画「地球交響曲・ガイアシンフォニー・第一番」(龍村仁監督)のシーンより)
本研究所はその活動において、特に以下の3つの領域でさまざまな連携による掛け算=結ぼれを作っていくことを目指しています。
1)インター・ディビジョン、インター・ユニヴァーシティ 多摩美術大学学内の多彩な学科、美術館、さらには都心に展開するアキバタマビ、四谷ひろば(CCAA)など、大学内に豊かな連携活動を創造していきます。また、同じ美術大学をはじめとした他大学や外部の研究機関とも、積極的にコラボレーションを行います。
2)インター・ローカリティ 研究所が所在する東京の多摩地区をはじめ、さまざまな場所(ロキ)をつなぐプロジェクトを推進します。その先行例として、大学のキャンパスを活用した植樹プロジェクトや、東京下町のカフェーとの共同研究などが開始されています。
3)インター・ナショナリティ 世界的なブランド企業との共同研究、大英博物館等の海外研究機関との協業、ウラル=アルタイ語族共同研究プロジェクトへの参画など、地球規模の巨視的な活動を推進します。
「ハンガリー・ブガツで開催されたユーラシア諸民族大会にて。生命の樹を背景に騎馬民族衣装姿の大会主催者と鶴岡所長」
「ポルトガル・アルメンドレスの巨石群の前で(2011年)」
さて、本研究所は、6つの部門で構成されます。
私が本研究所で主宰する部門は、「ユーロ=アジア世界の美の文明史」です。この部門では、従来共通性よりは異質性を分析されることが多かったヨーロッパ地域と近東から極東まで広がるアジア地域を、ユーラシア大陸に展開する「ユーロ=アジア」という一つの共通した世界としてとらえ、域内の交流を装飾文化を手がかりとして積極的に見ていこうとしています。具体的には、ユーロ=アジアの西の極みに位置するケルト文化と、東の極みに位置する日本文化との照応関係、ヨーロッパ大陸の考古学が明らかにしてきたケルトの本貫地である中央ヨーロッパやケルト語もその一員であるインド=ヨーロッパ語族発祥の地である中央アジアの文明史、そしてさらに東に位置するシベリアから朝鮮半島までの多彩な民族の装飾文化などの考察を行っています。調べれば調べるほど、ユーロ=アジアを舞台に人類が営んできたゆきかいの広がりと奥行きの深さに驚かされます。
芸術人類学研究所が位置する東京の多摩地区は不思議なところです。現代の巨大都市である日本の首都の版図に属しながら、八ヶ岳一帯までに連なる系譜を持つ豊かな縄文遺跡群に囲まれ、さらに周辺の境川流域は旧石器時代遺跡まで発見されています。つまり、古代的な淵源の深い土地なのです。そのようなローカリティに腰をすえて、人類文化の最古層にまで到達する視点を常に確保し、そしてそのような足場から、ユーロ=アジア、さらには地球全体を見渡した活動を積極的に推進したいと思います。実は、研究所の所在地である八王子市鑓水は、江戸時代から明治の初めにかけて重要な輸出品であった生糸の中継地点として栄えたところでもあります。即ち、上記の八ヶ岳も含む山梨や長野の山岳地帯から集められた生糸を、鑓水商人たちが横浜港まで運び、莫大な富を築いたのです。要するに、日本の野生的な自然の豊かな産物を、インターナショナルな世界に向けて提供していたわけです。そして鑓水から横浜に生糸を運んだ道は、いみじくも、かつてユーロ=アジアを多くの民族がゆきかったものと同じシルクロードと名づけられていたのでした。本研究所も、鑓水・多摩地区に根をはりながら、常に外部の世界と結ぼれを創っていく活動を積極的に推進したいと考えています。
芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
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みなさん、こんにちは。
私は、多摩美術大学
芸術人類学研究所 http://www2.tamabi.ac.jp/iaa/about-iaa/
iaa_info@tamabi.ac.jp
(Institute for Art Anthropology, Tama Art University,Tokyo,Japan)
所長の鶴岡真弓です。
鶴岡真弓の2014年-2015年 の大学、カルチャーセンター、各地の会場などでのこれからの講座・講演と、放送etc.を随時ご案内しています。
どうぞ宜しくお願いします。会場でお会いいたしましょう!
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講演
【ケルト文化と音楽を学ぶ】
◆12月3日(水)19:00〜20:30
有楽町駅すぐ 無印良品 アトリエMUJIにて
地球の音楽展トーク「回帰する生」と歌 〜ケルトの国々から」
講師:鶴岡真弓 多摩美教授・IAA所長
無料 ウエブからお申込み→ http://www.muji.net/lab/ateliermuji/exhibition/141121-event.html
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講演
◆2014年12月13日(土)
新宿駅西口すぐ 住友ビル
朝日カルチャーセンター新宿教室にて
お申し込みは 朝日カルチャー新宿へ(当日受付も可です)→
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=261778&userflg=0
ブリテン諸島の西端、緑の島「アイルランド」にはヨーロッパの古層文化「ケルト」の自然観・死生観を反映させた「四つの季節祭」が伝わっています。「春のインボルク」「夏のベルティネ」「秋のルナサ」「冬のサウィン」。本講座は東西の古層文化を共振させるアイルランドと日本の祝祭祝日を比較します。詩人イェイツと柳田國男の民俗観察の鮮やかさにも迫ります。
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講座
2015年 新年・春の講座
新たに2015年1月期の講座が始まります。
【新設】ヨーロッパの装飾デザインとシンボルの世界
お申し込みは「朝日カルチャーセンター新宿教室」へ!(当日受付も可)→http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=267849&userflg=0
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これまでの講座・講演・放送etc.
シリーズ講座 朝日カルチャーセンター「装飾の美術文明史」
3年間続いたこの講座は、2014年11月22日で完結し、上記にご案内のとおり、
新たに2015年1月期の講座が始まります。
詳しくは「朝日カルチャーセンター新宿教室」へ!
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=267849&userflg=0
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NHK[ラジオ深夜便」 番組出演のお知らせ
【渦巻文様に魅せられて40年】 明日へのことば
◆放送日4月8日(火)深夜28時(=9日の早朝4時)〜40分間
◆出演:鶴岡真弓(多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長)
◆聞き手:佐野剛平ディレクター
◆ケルトからユーラシアへ、そして日本へ。生と死がゆるやかに合流し、再生するための渦巻文様の世界へ!
ぜひ、お聴きください。→
NHKリンク情報詳細 http://www.nhk.or.jp/r1-blog/050/184501.html
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図説 ケルトの歴史―文化・美術・神話をよむ (ふくろうの本)
- 作者: 鶴岡真弓,松村一男
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1999/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 9人 クリック: 82回
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- 作者: 鶴岡真弓
- 出版社/メーカー: 東京美術
- 発売日: 2013/02/01
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
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【多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長・鶴岡真弓よりメッセージ】
多摩美術大学・芸術人類学研究所(IAA)は、近く創立80周年を迎える本学の未来に向け、2006年八王子(鑓水)キャンパス内に新設されました。
本研究所のある鑓水の丘は、その昔から多摩・八王子伝統の養蚕と絹織物が横浜経由で海外へと運ばれた「シルク・ロード」沿いにあり、さかのぼれば一万年前の縄文文化が育まれた場所にあります。
研究所はこの土地の力と一体となり、長きにわたる人類史とともに歩むという自覚から、文字通り「土地と力」をテーマとしたシンポジウム・研究会も開催しています。
本研究所は「芸術人類学」というディシプリン(学問)を掲げ、シンポジウムや研究会の開催、刊行物『Art Anthropology』の発行など、多彩な活動と発信をおこない、研究成果を学生のみならず、広く社会一般の方々にも公開しています。
人が営むあらゆるアート&デザイン、思考、実践を、人類の壮大な旅における「生命再生の表現」としてとらえ、内外のさまざまな研究・教育機関との連携によって、本研究所活動が、豊かな結び目となっていくことを目指します。
多摩美術大学・芸術人類学研究所の諸活動に、みなさまからのご支援、ご指導を宜しくお願いいたします。
多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
▼アイルランド の歌姫 エンヤさんと龍村仁監督【地球交響曲第一番 ガイア・シンフォニー】より
(エンヤさんの故郷・ドニゴール地方の海岸のシーン)
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鶴岡真弓の2014年 学内外でのこれからの講座・講演・放送etc.
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NHK[ラジオ深夜便」 番組出演のお知らせ
【渦巻文様に魅せられて40年】 明日へのことば
◆放送日4月8日(火)深夜28時(=9日の早朝4時)〜40分間
◆出演:鶴岡真弓(多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長)
◆聞き手:佐野剛平ディレクター
◆ケルトからユーラシアへ、そして日本へ。生と死がゆるやかに合流し、再生するための渦巻文様の世界へ!
ぜひ、お聴きください。→
NHKリンク情報詳細 http://www.nhk.or.jp/r1-blog/050/184501.html
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿
次回の朝日カルチャーセンター 新宿での講座は、
【装飾の美術文明史】シリーズの「ウィリアム・モリス」を取り上げます。
2014年5月24日(土) 13時ー15時
<参考書>
『すぐわかるヨーロッパの装飾文様〜美と象徴の世界を旅する』(東京美術)
※当日、カウンターで販売いたします。
なお、ヨーロッパ文化と美をテーマに、各国レストランを訪ねる野外講座も、2014年9月に再開します。
どうぞご参加ください!
お申込み→朝日カルチャーセンター 新宿教室 新宿 TEL 03-3344-1942
月〜金曜 9:30〜19:00
土曜 9:30〜18:30
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ご好評いただき、これは終了しました。次回は上記のとおりです!
講座 名レストランで学ぶ
西洋美の謎と輝きを味わう・アイルランド編
日時 2014年3月4日 (火) 12:30-15:00
講座内容
郷愁を感じる暖かな空間が多く人の心を癒すアイリッシュパブ。素朴な伝統を感じる店内で、アイリッシュ料理や、文化・芸術、その魅力の味わい方などを、楽しく語ります。
要:お申込み→朝日カルチャーセンター 新宿「野外講座」係
新宿 TEL 03-3344-1941
月〜金曜 9:30〜19:00
土曜 9:30〜18:30
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿 講座
【装飾の美術文明史 第9回 「アラベスク」とオリエンタリズム】
2014年3月1日(土) 15:30-17:30
御好評のうちに終了
(次回は5月!シリーズ講座です。お楽しみに!)
講座内容
「アラベスク」という呼び名はヨーロッパの人々が編み出した言葉です。元々「アラビア風」を意味し、文様美術ではイスラーム美術に特徴的な蔓草風の文様や幾何学文様です。近代、特に19世紀には植民地支配の対象となった「東方世界(オリエント)」の美的象徴となっていきました。建築、金属工芸、織物、刺繍、絨毯、絵画などに広く伝われて流行し、政治的にも利用されていきました。東洋のアラベスクという印象的な装飾/文様は、西洋芸術にどのように関わったのか、近代ヨーロッパの欲望を満たす「イメージ」と「メディア」としてどのようのはたらいたのかを、時代背景と共に深く考察していきます。
古来より人間は神々への祈りや自然に対する畏敬の念を「装飾文様」に託しました。ユーラシア大陸西端の「ケルトの渦巻」から、「イスラームのアラベスク」、「ヨーロッパ近代のアールヌーヴォー」、「極東・日本から発信されたジャポニスム」まで、細部にやどる「装飾の世界」をシリーズで旅する講座です。 (講師・記)
<参考書>
『すぐわかるヨーロッパの装飾文様〜美と象徴の世界を旅する』(東京美術)
※当日、カウンターで販売いたします。
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【本のご紹介】
生物学者の福岡伸一さんが、小説・建築・文明・芸術などの多様なテーマを、多彩なゲストと語りあった対談集『動的平衡ダイアローグ』(木楽舎)発売されました。
本書において、福岡さんと、多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長の鶴岡真弓との対談は、「ケルトの渦巻文様と動的平衡」がテーマです。
生命と文様芸術のつながり! どうぞお楽しみください。

- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (9件) を見る
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辻井喬 & 鶴岡真弓『ケルトの風に吹かれて』〈北沢図書出版)
小説家・詩人の辻井喬氏(=西武セゾン文化の象徴であった堤清二氏)が2013年11月25日に逝去されました。生前、辻井氏は、アイルランドのケルト文化に深く興味を抱かれ、鶴岡真弓と「西洋の古層ケルトと日本〈大和)」の自然信仰と神話をめぐって対話をされました。
その後、福岡に拠点のある「日本ケルト協会」での対談(そのとき辻井氏のご登壇は、アイルランド音楽界の大御所・チーフタンズ来日講演を福岡で実現・成功させる原動力となりました)。
また多摩美術大学・芸術学科+芸術人類学研究所共催「21世紀文化論」でも、再び、「ケルトと日本」について、辻井×鶴岡の対談が実現しました。
本書は、芸術と実業の世界にまたとない豊饒と功績を遺した不世出の表現者にして行動のひと「辻井喬」氏と、ケルトと日本の基層文化の記憶と未来をみつめた本です。
どうぞ、しみじみとケルト文化に触れてください。
辻井氏のご冥福を心よりお祈りいたします。
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【これまでにおこなった他の講演・講義 ご参加まことにありがとうございました。】
シンポジウム「精神の〈北〉へ」出演
2014年2月2日2014年2月12日
鶴岡真弓所長が、下記シンポジウムに出演しました。
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト2013 精神の〈北〉へプロジェクト
【シンポジウム】「精神の〈北〉へ–北なるものの精神史–」
【日 時】
2014年2月2日(日)15:00-18:00
【会 場】
喜多方蔵の里イベント蔵(喜多方市字押切2-109)
【発表タイトル】
「ケルト文化と北方の生命観–動植物信仰でつながるユーラシア世界–」
(鶴岡真弓)
【パネリスト】
鶴岡真弓(多摩美術大学教授/美術文明史家/ケルト芸術研究家)
藤浩志(十和田市現代美術館副館長/美術家)
田附勝(写真家)
【司 会】
赤坂憲雄(福島県立博物館長/はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会委員長)
【主 催】
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会
「精神の〈北〉へ vol.2」実行委員会
【後 援】
喜多方市ふるさと振興株式会社
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◆京都講演
【ケルトから地球の未来へ】
10/9(水)13時より・@京都文教大学
鏡リュウジ氏コーディネートの京都文教大学・連続シンポジウムで
多摩美大IAA所長の鶴岡真弓が講演.
+鏡リュウジ先生たちとステージでトークもします。
無料・申込不要です。ぜひご参加ください!
会場:アクセス 京都文教大学 http://www.kbu.ac.jp/kbu/intro/acess.html
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【お知らせ】
なお下記の東京・お台場での10月12日(土)のイヴェントは
お陰さまで満員御礼となりました!
「土地と力」シンポジウム−天と地のコレスポンダンス−への、参加ご応募ありがとうございました。
みなさま、今後の第2回の開催をお楽しみにまたご応募ください!
何卒宜しくお願いいたします。
<開催概要>
主 催 :多摩美術大学 芸術人類学研究所
タイトル :第1回「土地と力」シンポジウム
天と地のコレスポンダンス――自然科学×芸術人類学――
日 時 :2013年10月12日(土)14:00〜16:00(13:30開場)
会 場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホール参 加 :参加費無料。
<講演者>
渡部 潤一氏 (国立天文台副台長/総合研究大学院大学教授)
鏡 リュウジ氏(心理占星術研究家/翻訳家/京都文教大学客員教授)
鶴岡 真弓氏 (多摩美術大学芸術学科教授/芸術人類学研究所所長)
<プログラム>
第1部 :講演1 渡部 潤一氏 「人類の宇宙観の変遷 ー古(いにしえ)から現代までー」
講演2 鏡リュウジ氏 「天の星 大地の星」
講演3 鶴岡 真弓氏 「レオナルド・ダ・ヴィンチの文様と天文学」
第2部 :トークセッション
会場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホールhttp://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/
・新交通ゆりかもめ(新橋駅〜豊洲駅)
「船の科学館駅」下車、徒歩約5分 /「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
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以下は、【多摩美術大学 芸術人類学研究所のウェブ】より:
研究所長メッセージ&研究所の御紹介 掲載中です
所長・鶴岡真弓 ご挨拶
完全版をご覧になられる場合は以下をクリックしてください
http://www2.tamabi.ac.jp/iaa/member/mayumi-tsuruoka/
鶴岡真弓 芸術人類学研究所所長 トップ・メッセージ
▼「アイルランドの歌姫エンヤと鶴岡真弓・所長」アイルランド北西部にて
芸術人類学研究所は、人類の根源的な心の構造と芸術表現の関係を探ることを基軸として、多彩な活動と情報発信を行います。「人類の根源的な心の構造」を問題にする以上、私たちの考える「芸術」とは、従来の芸術学や芸術史が扱う範囲をはるかに超えて、現生人類が誕生した旧石器時代以来、数万年単位のスケールにおいて人間が生き抜くために切実に行われ、表現されてきた幅広い営みを対象とします。このような巨視的な探究を通して、従来分断されていたヒューマニティーズ(人文学)、サイエンス、アートの領域を統合し、新しい人間科学を創りあげようとしているのです。この試みは、近代文明の限界が大きく意識されている21世紀の現在にふさわしい挑戦であると考えています。
「アイルランドの歌姫・エンヤと芸術人類学研究所 鶴岡真弓所長」
(映画「地球交響曲・ガイアシンフォニー・第一番」(龍村仁監督)のシーンより)
本研究所はその活動において、特に以下の3つの領域でさまざまな連携による掛け算=結ぼれを作っていくことを目指しています。
1)インター・ディビジョン、インター・ユニヴァーシティ 多摩美術大学学内の多彩な学科、美術館、さらには都心に展開するアキバタマビ、四谷ひろば(CCAA)など、大学内に豊かな連携活動を創造していきます。また、同じ美術大学をはじめとした他大学や外部の研究機関とも、積極的にコラボレーションを行います。
2)インター・ローカリティ 研究所が所在する東京の多摩地区をはじめ、さまざまな場所(ロキ)をつなぐプロジェクトを推進します。その先行例として、大学のキャンパスを活用した植樹プロジェクトや、東京下町のカフェーとの共同研究などが開始されています。
3)インター・ナショナリティ 世界的なブランド企業との共同研究、大英博物館等の海外研究機関との協業、ウラル=アルタイ語族共同研究プロジェクトへの参画など、地球規模の巨視的な活動を推進します。
「ハンガリー・ブガツで開催されたユーラシア諸民族大会にて。生命の樹を背景に騎馬民族衣装姿の大会主催者と鶴岡所長」
「ポルトガル・アルメンドレスの巨石群の前で(2011年)」
さて、本研究所は、6つの部門で構成されます。
私が本研究所で主宰する部門は、「ユーロ=アジア世界の美の文明史」です。この部門では、従来共通性よりは異質性を分析されることが多かったヨーロッパ地域と近東から極東まで広がるアジア地域を、ユーラシア大陸に展開する「ユーロ=アジア」という一つの共通した世界としてとらえ、域内の交流を装飾文化を手がかりとして積極的に見ていこうとしています。具体的には、ユーロ=アジアの西の極みに位置するケルト文化と、東の極みに位置する日本文化との照応関係、ヨーロッパ大陸の考古学が明らかにしてきたケルトの本貫地である中央ヨーロッパやケルト語もその一員であるインド=ヨーロッパ語族発祥の地である中央アジアの文明史、そしてさらに東に位置するシベリアから朝鮮半島までの多彩な民族の装飾文化などの考察を行っています。調べれば調べるほど、ユーロ=アジアを舞台に人類が営んできたゆきかいの広がりと奥行きの深さに驚かされます。
芸術人類学研究所が位置する東京の多摩地区は不思議なところです。現代の巨大都市である日本の首都の版図に属しながら、八ヶ岳一帯までに連なる系譜を持つ豊かな縄文遺跡群に囲まれ、さらに周辺の境川流域は旧石器時代遺跡まで発見されています。つまり、古代的な淵源の深い土地なのです。そのようなローカリティに腰をすえて、人類文化の最古層にまで到達する視点を常に確保し、そしてそのような足場から、ユーロ=アジア、さらには地球全体を見渡した活動を積極的に推進したいと思います。実は、研究所の所在地である八王子市鑓水は、江戸時代から明治の初めにかけて重要な輸出品であった生糸の中継地点として栄えたところでもあります。即ち、上記の八ヶ岳も含む山梨や長野の山岳地帯から集められた生糸を、鑓水商人たちが横浜港まで運び、莫大な富を築いたのです。要するに、日本の野生的な自然の豊かな産物を、インターナショナルな世界に向けて提供していたわけです。そして鑓水から横浜に生糸を運んだ道は、いみじくも、かつてユーロ=アジアを多くの民族がゆきかったものと同じシルクロードと名づけられていたのでした。本研究所も、鑓水・多摩地区に根をはりながら、常に外部の世界と結ぼれを創っていく活動を積極的に推進したいと考えています。
芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
■
みなさん、こんにちは。私は、多摩美術大学 芸術人類学研究所 iaa_info@tamabi.ac.jp
(Institute for Art Anthropology, Tama Art University,Tokyo,Japan)
所長の 鶴岡真弓です。
鶴岡真弓の2014年 学内外でのこれからの講座・講演・放送etc.
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NHK[ラジオ深夜便」 番組出演のお知らせ
【渦巻文様に魅せられて40年】 明日へのことば
◆放送日4月8日(火)深夜28時(=9日の早朝4時)〜40分間
◆出演:鶴岡真弓(多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長)
◆聞き手:佐野剛平ディレクター
◆ケルトからユーラシアへ、そして日本へ。生と死がゆるやかに合流し、再生するための渦巻文様の世界へ!
ぜひ、お聴きください。→
NHKリンク情報詳細 http://www.nhk.or.jp/r1-blog/050/184501.html
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図説 ケルトの歴史―文化・美術・神話をよむ (ふくろうの本)
- 作者: 鶴岡真弓,松村一男
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1999/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 鶴岡真弓
- 出版社/メーカー: 東京美術
- 発売日: 2013/02/01
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
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【多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長・鶴岡真弓よりメッセージ】
多摩美術大学・芸術人類学研究所(IAA)は、近く創立80周年を迎える本学の未来に向け、2006年八王子(鑓水)キャンパス内に新設されました。
本研究所のある鑓水の丘は、その昔から多摩・八王子伝統の養蚕と絹織物が横浜経由で海外へと運ばれた「シルク・ロード」沿いにあり、さかのぼれば一万年前の縄文文化が育まれた場所にあります。
研究所はこの土地の力と一体となり、長きにわたる人類史とともに歩むという自覚から、文字通り「土地と力」をテーマとしたシンポジウム・研究会も開催しています。
本研究所は「芸術人類学」というディシプリン(学問)を掲げ、シンポジウムや研究会の開催、刊行物『Art Anthropology』の発行など、多彩な活動と発信をおこない、研究成果を学生のみならず、広く社会一般の方々にも公開しています。
人が営むあらゆるアート&デザイン、思考、実践を、人類の壮大な旅における「生命再生の表現」としてとらえ、内外のさまざまな研究・教育機関との連携によって、本研究所活動が、豊かな結び目となっていくことを目指します。
多摩美術大学・芸術人類学研究所の諸活動に、みなさまからのご支援、ご指導を宜しくお願いいたします。
多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
▼アイルランド の歌姫 エンヤさんと龍村仁監督【地球交響曲第一番 ガイア・シンフォニー】より
(エンヤさんの故郷・ドニゴール地方の海岸のシーン)
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鶴岡真弓の2014年 学内外でのこれからの講座・講演・放送etc.
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NHK[ラジオ深夜便」 番組出演のお知らせ
【渦巻文様に魅せられて40年】 明日へのことば
◆放送日4月8日(火)深夜28時(=9日の早朝4時)〜40分間
◆出演:鶴岡真弓(多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長)
◆聞き手:佐野剛平ディレクター
◆ケルトからユーラシアへ、そして日本へ。生と死がゆるやかに合流し、再生するための渦巻文様の世界へ!
ぜひ、お聴きください。→
NHKリンク情報詳細 http://www.nhk.or.jp/r1-blog/050/184501.html
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿
次回の朝日カルチャーセンター 新宿での講座は、
【装飾の美術文明史】シリーズの「ウィリアム・モリス」を取り上げます。
2014年5月24日(土) 13時ー15時
<参考書>
『すぐわかるヨーロッパの装飾文様〜美と象徴の世界を旅する』(東京美術)
※当日、カウンターで販売いたします。
なお、ヨーロッパ文化と美をテーマに、各国レストランを訪ねる野外講座も、2014年9月に再開します。
どうぞご参加ください!
お申込み→朝日カルチャーセンター 新宿教室 新宿 TEL 03-3344-1942
月〜金曜 9:30〜19:00
土曜 9:30〜18:30
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ご好評いただき、これは終了しました。次回は上記のとおりです!
講座 名レストランで学ぶ
西洋美の謎と輝きを味わう・アイルランド編
日時 2014年3月4日 (火) 12:30-15:00
講座内容
郷愁を感じる暖かな空間が多く人の心を癒すアイリッシュパブ。素朴な伝統を感じる店内で、アイリッシュ料理や、文化・芸術、その魅力の味わい方などを、楽しく語ります。
要:お申込み→朝日カルチャーセンター 新宿「野外講座」係
新宿 TEL 03-3344-1941
月〜金曜 9:30〜19:00
土曜 9:30〜18:30
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿 講座
【装飾の美術文明史 第9回 「アラベスク」とオリエンタリズム】
2014年3月1日(土) 15:30-17:30
御好評のうちに終了
(次回は5月!シリーズ講座です。お楽しみに!)
講座内容
「アラベスク」という呼び名はヨーロッパの人々が編み出した言葉です。元々「アラビア風」を意味し、文様美術ではイスラーム美術に特徴的な蔓草風の文様や幾何学文様です。近代、特に19世紀には植民地支配の対象となった「東方世界(オリエント)」の美的象徴となっていきました。建築、金属工芸、織物、刺繍、絨毯、絵画などに広く伝われて流行し、政治的にも利用されていきました。東洋のアラベスクという印象的な装飾/文様は、西洋芸術にどのように関わったのか、近代ヨーロッパの欲望を満たす「イメージ」と「メディア」としてどのようのはたらいたのかを、時代背景と共に深く考察していきます。
古来より人間は神々への祈りや自然に対する畏敬の念を「装飾文様」に託しました。ユーラシア大陸西端の「ケルトの渦巻」から、「イスラームのアラベスク」、「ヨーロッパ近代のアールヌーヴォー」、「極東・日本から発信されたジャポニスム」まで、細部にやどる「装飾の世界」をシリーズで旅する講座です。 (講師・記)
<参考書>
『すぐわかるヨーロッパの装飾文様〜美と象徴の世界を旅する』(東京美術)
※当日、カウンターで販売いたします。
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【本のご紹介】
生物学者の福岡伸一さんが、小説・建築・文明・芸術などの多様なテーマを、多彩なゲストと語りあった対談集『動的平衡ダイアローグ』(木楽舎)発売されました。
本書において、福岡さんと、多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長の鶴岡真弓との対談は、「ケルトの渦巻文様と動的平衡」がテーマです。
生命と文様芸術のつながり! どうぞお楽しみください。

- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: 単行本
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辻井喬 & 鶴岡真弓『ケルトの風に吹かれて』〈北沢図書出版)
小説家・詩人の辻井喬氏(=西武セゾン文化の象徴であった堤清二氏)が2013年11月25日に逝去されました。生前、辻井氏は、アイルランドのケルト文化に深く興味を抱かれ、鶴岡真弓と「西洋の古層ケルトと日本〈大和)」の自然信仰と神話をめぐって対話をされました。
その後、福岡に拠点のある「日本ケルト協会」での対談(そのとき辻井氏のご登壇は、アイルランド音楽界の大御所・チーフタンズ来日講演を福岡で実現・成功させる原動力となりました)。
また多摩美術大学・芸術学科+芸術人類学研究所共催「21世紀文化論」でも、再び、「ケルトと日本」について、辻井×鶴岡の対談が実現しました。
本書は、芸術と実業の世界にまたとない豊饒と功績を遺した不世出の表現者にして行動のひと「辻井喬」氏と、ケルトと日本の基層文化の記憶と未来をみつめた本です。
どうぞ、しみじみとケルト文化に触れてください。
辻井氏のご冥福を心よりお祈りいたします。
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【これまでにおこなった他の講演・講義 ご参加まことにありがとうございました。】
シンポジウム「精神の〈北〉へ」出演
2014年2月2日2014年2月12日
鶴岡真弓所長が、下記シンポジウムに出演しました。
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト2013 精神の〈北〉へプロジェクト
【シンポジウム】「精神の〈北〉へ–北なるものの精神史–」
【日 時】
2014年2月2日(日)15:00-18:00
【会 場】
喜多方蔵の里イベント蔵(喜多方市字押切2-109)
【発表タイトル】
「ケルト文化と北方の生命観–動植物信仰でつながるユーラシア世界–」
(鶴岡真弓)
【パネリスト】
鶴岡真弓(多摩美術大学教授/美術文明史家/ケルト芸術研究家)
藤浩志(十和田市現代美術館副館長/美術家)
田附勝(写真家)
【司 会】
赤坂憲雄(福島県立博物館長/はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会委員長)
【主 催】
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会
「精神の〈北〉へ vol.2」実行委員会
【後 援】
喜多方市ふるさと振興株式会社
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◆京都講演
【ケルトから地球の未来へ】
10/9(水)13時より・@京都文教大学
鏡リュウジ氏コーディネートの京都文教大学・連続シンポジウムで
多摩美大IAA所長の鶴岡真弓が講演.
+鏡リュウジ先生たちとステージでトークもします。
無料・申込不要です。ぜひご参加ください!
会場:アクセス 京都文教大学 http://www.kbu.ac.jp/kbu/intro/acess.html
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【お知らせ】
なお下記の東京・お台場での10月12日(土)のイヴェントは
お陰さまで満員御礼となりました!
「土地と力」シンポジウム−天と地のコレスポンダンス−への、参加ご応募ありがとうございました。
みなさま、今後の第2回の開催をお楽しみにまたご応募ください!
何卒宜しくお願いいたします。
<開催概要>
主 催 :多摩美術大学 芸術人類学研究所
タイトル :第1回「土地と力」シンポジウム
天と地のコレスポンダンス――自然科学×芸術人類学――
日 時 :2013年10月12日(土)14:00〜16:00(13:30開場)
会 場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホール参 加 :参加費無料。
<講演者>
渡部 潤一氏 (国立天文台副台長/総合研究大学院大学教授)
鏡 リュウジ氏(心理占星術研究家/翻訳家/京都文教大学客員教授)
鶴岡 真弓氏 (多摩美術大学芸術学科教授/芸術人類学研究所所長)
<プログラム>
第1部 :講演1 渡部 潤一氏 「人類の宇宙観の変遷 ー古(いにしえ)から現代までー」
講演2 鏡リュウジ氏 「天の星 大地の星」
講演3 鶴岡 真弓氏 「レオナルド・ダ・ヴィンチの文様と天文学」
第2部 :トークセッション
会場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホールhttp://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/
・新交通ゆりかもめ(新橋駅〜豊洲駅)
「船の科学館駅」下車、徒歩約5分 /「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
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以下は、【多摩美術大学 芸術人類学研究所のウェブ】より:
研究所長メッセージ&研究所の御紹介 掲載中です
所長・鶴岡真弓 ご挨拶
完全版をご覧になられる場合は以下をクリックしてください
http://www2.tamabi.ac.jp/iaa/member/mayumi-tsuruoka/
鶴岡真弓 芸術人類学研究所所長 トップ・メッセージ
▼「アイルランドの歌姫エンヤと鶴岡真弓・所長」アイルランド北西部にて
芸術人類学研究所は、人類の根源的な心の構造と芸術表現の関係を探ることを基軸として、多彩な活動と情報発信を行います。「人類の根源的な心の構造」を問題にする以上、私たちの考える「芸術」とは、従来の芸術学や芸術史が扱う範囲をはるかに超えて、現生人類が誕生した旧石器時代以来、数万年単位のスケールにおいて人間が生き抜くために切実に行われ、表現されてきた幅広い営みを対象とします。このような巨視的な探究を通して、従来分断されていたヒューマニティーズ(人文学)、サイエンス、アートの領域を統合し、新しい人間科学を創りあげようとしているのです。この試みは、近代文明の限界が大きく意識されている21世紀の現在にふさわしい挑戦であると考えています。
「アイルランドの歌姫・エンヤと芸術人類学研究所 鶴岡真弓所長」
(映画「地球交響曲・ガイアシンフォニー・第一番」(龍村仁監督)のシーンより)
本研究所はその活動において、特に以下の3つの領域でさまざまな連携による掛け算=結ぼれを作っていくことを目指しています。
1)インター・ディビジョン、インター・ユニヴァーシティ 多摩美術大学学内の多彩な学科、美術館、さらには都心に展開するアキバタマビ、四谷ひろば(CCAA)など、大学内に豊かな連携活動を創造していきます。また、同じ美術大学をはじめとした他大学や外部の研究機関とも、積極的にコラボレーションを行います。
2)インター・ローカリティ 研究所が所在する東京の多摩地区をはじめ、さまざまな場所(ロキ)をつなぐプロジェクトを推進します。その先行例として、大学のキャンパスを活用した植樹プロジェクトや、東京下町のカフェーとの共同研究などが開始されています。
3)インター・ナショナリティ 世界的なブランド企業との共同研究、大英博物館等の海外研究機関との協業、ウラル=アルタイ語族共同研究プロジェクトへの参画など、地球規模の巨視的な活動を推進します。
「ハンガリー・ブガツで開催されたユーラシア諸民族大会にて。生命の樹を背景に騎馬民族衣装姿の大会主催者と鶴岡所長」
「ポルトガル・アルメンドレスの巨石群の前で(2011年)」
さて、本研究所は、6つの部門で構成されます。
私が本研究所で主宰する部門は、「ユーロ=アジア世界の美の文明史」です。この部門では、従来共通性よりは異質性を分析されることが多かったヨーロッパ地域と近東から極東まで広がるアジア地域を、ユーラシア大陸に展開する「ユーロ=アジア」という一つの共通した世界としてとらえ、域内の交流を装飾文化を手がかりとして積極的に見ていこうとしています。具体的には、ユーロ=アジアの西の極みに位置するケルト文化と、東の極みに位置する日本文化との照応関係、ヨーロッパ大陸の考古学が明らかにしてきたケルトの本貫地である中央ヨーロッパやケルト語もその一員であるインド=ヨーロッパ語族発祥の地である中央アジアの文明史、そしてさらに東に位置するシベリアから朝鮮半島までの多彩な民族の装飾文化などの考察を行っています。調べれば調べるほど、ユーロ=アジアを舞台に人類が営んできたゆきかいの広がりと奥行きの深さに驚かされます。
芸術人類学研究所が位置する東京の多摩地区は不思議なところです。現代の巨大都市である日本の首都の版図に属しながら、八ヶ岳一帯までに連なる系譜を持つ豊かな縄文遺跡群に囲まれ、さらに周辺の境川流域は旧石器時代遺跡まで発見されています。つまり、古代的な淵源の深い土地なのです。そのようなローカリティに腰をすえて、人類文化の最古層にまで到達する視点を常に確保し、そしてそのような足場から、ユーロ=アジア、さらには地球全体を見渡した活動を積極的に推進したいと思います。実は、研究所の所在地である八王子市鑓水は、江戸時代から明治の初めにかけて重要な輸出品であった生糸の中継地点として栄えたところでもあります。即ち、上記の八ヶ岳も含む山梨や長野の山岳地帯から集められた生糸を、鑓水商人たちが横浜港まで運び、莫大な富を築いたのです。要するに、日本の野生的な自然の豊かな産物を、インターナショナルな世界に向けて提供していたわけです。そして鑓水から横浜に生糸を運んだ道は、いみじくも、かつてユーロ=アジアを多くの民族がゆきかったものと同じシルクロードと名づけられていたのでした。本研究所も、鑓水・多摩地区に根をはりながら、常に外部の世界と結ぼれを創っていく活動を積極的に推進したいと考えています。
芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
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みなさん、こんにちは。私は、多摩美術大学 芸術人類学研究所 iaa_info@tamabi.ac.jp
(Institute for Art Anthropology, Tama Art University,Tokyo,Japan)
所長の 鶴岡真弓です。

図説 ケルトの歴史―文化・美術・神話をよむ (ふくろうの本)
- 作者: 鶴岡真弓,松村一男
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1999/08/26
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- 作者: 鶴岡真弓
- 出版社/メーカー: 東京美術
- 発売日: 2013/02/01
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【多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長・鶴岡真弓よりメッセージ】
多摩美術大学・芸術人類学研究所(IAA)は、近く創立80周年を迎える本学の未来に向け、2006年八王子(鑓水)キャンパス内に新設されました。
本研究所のある鑓水の丘は、その昔から多摩・八王子伝統の養蚕と絹織物が横浜経由で海外へと運ばれた「シルク・ロード」沿いにあり、さかのぼれば一万年前の縄文文化が育まれた場所にあります。
研究所はこの土地の力と一体となり、長きにわたる人類史とともに歩むという自覚から、文字通り「土地と力」をテーマとしたシンポジウム・研究会も開催しています。
本研究所は「芸術人類学」というディシプリン(学問)を掲げ、シンポジウムや研究会の開催、刊行物『Art Anthropology』の発行など、多彩な活動と発信をおこない、研究成果を学生のみならず、広く社会一般の方々にも公開しています。
人が営むあらゆるアート&デザイン、思考、実践を、人類の壮大な旅における「生命再生の表現」としてとらえ、内外のさまざまな研究・教育機関との連携によって、本研究所活動が、豊かな結び目となっていくことを目指します。
多摩美術大学・芸術人類学研究所の諸活動に、みなさまからのご支援、ご指導を宜しくお願いいたします。
多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
▼アイルランド の歌姫 エンヤさんと龍村仁監督【地球交響曲第一番 ガイア・シンフォニー】より
(エンヤさんの故郷・ドニゴール地方の海岸のシーン)
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鶴岡真弓の2014年 学内外でのこれからの講座・講演
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿
講座 名レストランで学ぶ
西洋美の謎と輝きを味わう・アイルランド編
日時 2014年3月4日 (火) 12:30-15:00
講座内容
郷愁を感じる暖かな空間が多く人の心を癒すアイリッシュパブ。素朴な伝統を感じる店内で、アイリッシュ料理や、文化・芸術、その魅力の味わい方などを、楽しく語ります。
要:お申込み→朝日カルチャーセンター 新宿「野外講座」係
新宿 TEL 03-3344-1941
月〜金曜 9:30〜19:00
土曜 9:30〜18:30
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿 講座
【装飾の美術文明史 第9回 「アラベスク」とオリエンタリズム】
2014年3月1日(土) 15:30-17:30
御好評のうちに終了
(次回は5月!シリーズ講座です。お楽しみに!)
講座内容
「アラベスク」という呼び名はヨーロッパの人々が編み出した言葉です。元々「アラビア風」を意味し、文様美術ではイスラーム美術に特徴的な蔓草風の文様や幾何学文様です。近代、特に19世紀には植民地支配の対象となった「東方世界(オリエント)」の美的象徴となっていきました。建築、金属工芸、織物、刺繍、絨毯、絵画などに広く伝われて流行し、政治的にも利用されていきました。東洋のアラベスクという印象的な装飾/文様は、西洋芸術にどのように関わったのか、近代ヨーロッパの欲望を満たす「イメージ」と「メディア」としてどのようのはたらいたのかを、時代背景と共に深く考察していきます。
古来より人間は神々への祈りや自然に対する畏敬の念を「装飾文様」に託しました。ユーラシア大陸西端の「ケルトの渦巻」から、「イスラームのアラベスク」、「ヨーロッパ近代のアールヌーヴォー」、「極東・日本から発信されたジャポニスム」まで、細部にやどる「装飾の世界」をシリーズで旅する講座です。 (講師・記)
<参考書>
『すぐわかるヨーロッパの装飾文様〜美と象徴の世界を旅する』(東京美術)
※当日、カウンターで販売いたします。
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【本のご紹介】
生物学者の福岡伸一さんが、小説・建築・文明・芸術などの多様なテーマを、多彩なゲストと語りあった対談集『動的平衡ダイアローグ』(木楽舎)発売されました。
本書において、福岡さんと、多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長の鶴岡真弓との対談は、「ケルトの渦巻文様と動的平衡」がテーマです。
生命と文様芸術のつながり! どうぞお楽しみください。

- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: 単行本
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辻井喬 & 鶴岡真弓『ケルトの風に吹かれて』〈北沢図書出版)
小説家・詩人の辻井喬氏(=西武セゾン文化の象徴であった堤清二氏)が2013年11月25日に逝去されました。生前、辻井氏は、アイルランドのケルト文化に深く興味を抱かれ、鶴岡真弓と「西洋の古層ケルトと日本〈大和)」の自然信仰と神話をめぐって対話をされました。
その後、福岡に拠点のある「日本ケルト協会」での対談(そのとき辻井氏のご登壇は、アイルランド音楽界の大御所・チーフタンズ来日講演を福岡で実現・成功させる原動力となりました)。
また多摩美術大学・芸術学科+芸術人類学研究所共催「21世紀文化論」でも、再び、「ケルトと日本」について、辻井×鶴岡の対談が実現しました。
本書は、芸術と実業の世界にまたとない豊饒と功績を遺した不世出の表現者にして行動のひと「辻井喬」氏と、ケルトと日本の基層文化の記憶と未来をみつめた本です。
どうぞ、しみじみとケルト文化に触れてください。
辻井氏のご冥福を心よりお祈りいたします。
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【これまでにおこなった他の講演・講義 ご参加まことにありがとうございました。】
シンポジウム「精神の〈北〉へ」出演
2014年2月2日2014年2月12日
鶴岡真弓所長が、下記シンポジウムに出演しました。
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト2013 精神の〈北〉へプロジェクト
【シンポジウム】「精神の〈北〉へ–北なるものの精神史–」
【日 時】
2014年2月2日(日)15:00-18:00
【会 場】
喜多方蔵の里イベント蔵(喜多方市字押切2-109)
【発表タイトル】
「ケルト文化と北方の生命観–動植物信仰でつながるユーラシア世界–」
(鶴岡真弓)
【パネリスト】
鶴岡真弓(多摩美術大学教授/美術文明史家/ケルト芸術研究家)
藤浩志(十和田市現代美術館副館長/美術家)
田附勝(写真家)
【司 会】
赤坂憲雄(福島県立博物館長/はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会委員長)
【主 催】
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会
「精神の〈北〉へ vol.2」実行委員会
【後 援】
喜多方市ふるさと振興株式会社
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◆京都講演
【ケルトから地球の未来へ】
10/9(水)13時より・@京都文教大学
鏡リュウジ氏コーディネートの京都文教大学・連続シンポジウムで
多摩美大IAA所長の鶴岡真弓が講演.
+鏡リュウジ先生たちとステージでトークもします。
無料・申込不要です。ぜひご参加ください!
会場:アクセス 京都文教大学 http://www.kbu.ac.jp/kbu/intro/acess.html
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【お知らせ】
なお下記の東京・お台場での10月12日(土)のイヴェントは
お陰さまで満員御礼となりました!
「土地と力」シンポジウム−天と地のコレスポンダンス−への、参加ご応募ありがとうございました。
みなさま、今後の第2回の開催をお楽しみにまたご応募ください!
何卒宜しくお願いいたします。
<開催概要>
主 催 :多摩美術大学 芸術人類学研究所
タイトル :第1回「土地と力」シンポジウム
天と地のコレスポンダンス――自然科学×芸術人類学――
日 時 :2013年10月12日(土)14:00〜16:00(13:30開場)
会 場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホール参 加 :参加費無料。
<講演者>
渡部 潤一氏 (国立天文台副台長/総合研究大学院大学教授)
鏡 リュウジ氏(心理占星術研究家/翻訳家/京都文教大学客員教授)
鶴岡 真弓氏 (多摩美術大学芸術学科教授/芸術人類学研究所所長)
<プログラム>
第1部 :講演1 渡部 潤一氏 「人類の宇宙観の変遷 ー古(いにしえ)から現代までー」
講演2 鏡リュウジ氏 「天の星 大地の星」
講演3 鶴岡 真弓氏 「レオナルド・ダ・ヴィンチの文様と天文学」
第2部 :トークセッション
会場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホールhttp://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/
・新交通ゆりかもめ(新橋駅〜豊洲駅)
「船の科学館駅」下車、徒歩約5分 /「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
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以下は、【多摩美術大学 芸術人類学研究所のウェブ】より:
研究所長メッセージ&研究所の御紹介 掲載中です
所長・鶴岡真弓 ご挨拶
完全版をご覧になられる場合は以下をクリックしてください
http://www2.tamabi.ac.jp/iaa/member/mayumi-tsuruoka/
鶴岡真弓 芸術人類学研究所所長 トップ・メッセージ
▼「アイルランドの歌姫エンヤと鶴岡真弓・所長」アイルランド北西部にて
芸術人類学研究所は、人類の根源的な心の構造と芸術表現の関係を探ることを基軸として、多彩な活動と情報発信を行います。「人類の根源的な心の構造」を問題にする以上、私たちの考える「芸術」とは、従来の芸術学や芸術史が扱う範囲をはるかに超えて、現生人類が誕生した旧石器時代以来、数万年単位のスケールにおいて人間が生き抜くために切実に行われ、表現されてきた幅広い営みを対象とします。このような巨視的な探究を通して、従来分断されていたヒューマニティーズ(人文学)、サイエンス、アートの領域を統合し、新しい人間科学を創りあげようとしているのです。この試みは、近代文明の限界が大きく意識されている21世紀の現在にふさわしい挑戦であると考えています。
「アイルランドの歌姫・エンヤと芸術人類学研究所 鶴岡真弓所長」
(映画「地球交響曲・ガイアシンフォニー・第一番」(龍村仁監督)のシーンより)
本研究所はその活動において、特に以下の3つの領域でさまざまな連携による掛け算=結ぼれを作っていくことを目指しています。
1)インター・ディビジョン、インター・ユニヴァーシティ 多摩美術大学学内の多彩な学科、美術館、さらには都心に展開するアキバタマビ、四谷ひろば(CCAA)など、大学内に豊かな連携活動を創造していきます。また、同じ美術大学をはじめとした他大学や外部の研究機関とも、積極的にコラボレーションを行います。
2)インター・ローカリティ 研究所が所在する東京の多摩地区をはじめ、さまざまな場所(ロキ)をつなぐプロジェクトを推進します。その先行例として、大学のキャンパスを活用した植樹プロジェクトや、東京下町のカフェーとの共同研究などが開始されています。
3)インター・ナショナリティ 世界的なブランド企業との共同研究、大英博物館等の海外研究機関との協業、ウラル=アルタイ語族共同研究プロジェクトへの参画など、地球規模の巨視的な活動を推進します。
「ハンガリー・ブガツで開催されたユーラシア諸民族大会にて。生命の樹を背景に騎馬民族衣装姿の大会主催者と鶴岡所長」
「ポルトガル・アルメンドレスの巨石群の前で(2011年)」
さて、本研究所は、6つの部門で構成されます。
私が本研究所で主宰する部門は、「ユーロ=アジア世界の美の文明史」です。この部門では、従来共通性よりは異質性を分析されることが多かったヨーロッパ地域と近東から極東まで広がるアジア地域を、ユーラシア大陸に展開する「ユーロ=アジア」という一つの共通した世界としてとらえ、域内の交流を装飾文化を手がかりとして積極的に見ていこうとしています。具体的には、ユーロ=アジアの西の極みに位置するケルト文化と、東の極みに位置する日本文化との照応関係、ヨーロッパ大陸の考古学が明らかにしてきたケルトの本貫地である中央ヨーロッパやケルト語もその一員であるインド=ヨーロッパ語族発祥の地である中央アジアの文明史、そしてさらに東に位置するシベリアから朝鮮半島までの多彩な民族の装飾文化などの考察を行っています。調べれば調べるほど、ユーロ=アジアを舞台に人類が営んできたゆきかいの広がりと奥行きの深さに驚かされます。
芸術人類学研究所が位置する東京の多摩地区は不思議なところです。現代の巨大都市である日本の首都の版図に属しながら、八ヶ岳一帯までに連なる系譜を持つ豊かな縄文遺跡群に囲まれ、さらに周辺の境川流域は旧石器時代遺跡まで発見されています。つまり、古代的な淵源の深い土地なのです。そのようなローカリティに腰をすえて、人類文化の最古層にまで到達する視点を常に確保し、そしてそのような足場から、ユーロ=アジア、さらには地球全体を見渡した活動を積極的に推進したいと思います。実は、研究所の所在地である八王子市鑓水は、江戸時代から明治の初めにかけて重要な輸出品であった生糸の中継地点として栄えたところでもあります。即ち、上記の八ヶ岳も含む山梨や長野の山岳地帯から集められた生糸を、鑓水商人たちが横浜港まで運び、莫大な富を築いたのです。要するに、日本の野生的な自然の豊かな産物を、インターナショナルな世界に向けて提供していたわけです。そして鑓水から横浜に生糸を運んだ道は、いみじくも、かつてユーロ=アジアを多くの民族がゆきかったものと同じシルクロードと名づけられていたのでした。本研究所も、鑓水・多摩地区に根をはりながら、常に外部の世界と結ぼれを創っていく活動を積極的に推進したいと考えています。
芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
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みなさん、こんにちは。私は、多摩美術大学 芸術人類学研究所 iaa_info@tamabi.ac.jp
(Institute for Art Anthropology, Tama Art University,Tokyo,Japan)
所長の 鶴岡真弓です。
【多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長・鶴岡真弓よりメッセージ】
多摩美術大学・芸術人類学研究所(IAA)は、近く創立80周年を迎える本学の未来に向け、2006年八王子(鑓水)キャンパス内に新設されました。
本研究所のある鑓水の丘は、その昔から多摩・八王子伝統の養蚕と絹織物が横浜経由で海外へと運ばれた「シルク・ロード」沿いにあり、さかのぼれば一万年前の縄文文化が育まれた場所にあります。
研究所はこの土地の力と一体となり、長きにわたる人類史とともに歩むという自覚から、文字通り「土地と力」をテーマとしたシンポジウム・研究会も開催しています。
本研究所は「芸術人類学」というディシプリン(学問)を掲げ、シンポジウムや研究会の開催、刊行物『Art Anthropology』の発行など、多彩な活動と発信をおこない、研究成果を学生のみならず、広く社会一般の方々にも公開しています。
人が営むあらゆるアート&デザイン、思考、実践を、人類の壮大な旅における「生命再生の表現」としてとらえ、内外のさまざまな研究・教育機関との連携によって、本研究所活動が、豊かな結び目となっていくことを目指します。
多摩美術大学・芸術人類学研究所の諸活動に、みなさまからのご支援、ご指導を宜しくお願いいたします。
多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
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鶴岡真弓の2014年 これからの講座・講演
◆◆朝日カルチャーセンター 新宿 講座
【装飾の美術文明史 第9回 「アラベスク」とオリエンタリズム】
2014年3月1日(土) 15:30-17:30
講座内容
「アラベスク」という呼び名はヨーロッパの人々が編み出した言葉です。元々「アラビア風」を意味し、文様美術ではイスラーム美術に特徴的な蔓草風の文様や幾何学文様です。近代、特に19世紀には植民地支配の対象となった「東方世界(オリエント)」の美的象徴となっていきました。建築、金属工芸、織物、刺繍、絨毯、絵画などに広く伝われて流行し、政治的にも利用されていきました。東洋のアラベスクという印象的な装飾/文様は、西洋芸術にどのように関わったのか、近代ヨーロッパの欲望を満たす「イメージ」と「メディア」としてどのようのはたらいたのかを、時代背景と共に深く考察していきます。
古来より人間は神々への祈りや自然に対する畏敬の念を「装飾文様」に託しました。ユーラシア大陸西端の「ケルトの渦巻」から、「イスラームのアラベスク」、「ヨーロッパ近代のアールヌーヴォー」、「極東・日本から発信されたジャポニスム」まで、細部にやどる「装飾の世界」をシリーズで旅する講座です。 (講師・記)
<参考書>
『すぐわかるヨーロッパの装飾文様〜美と象徴の世界を旅する』(東京美術)
※当日、カウンターで販売いたします。
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿
講座 名レストランで学ぶ
西洋美の謎と輝きを味わう・アイルランド編
日時 2014年3月4日 (火) 12:30-15:00
講座内容
郷愁を感じる暖かな空間が多く人の心を癒すアイリッシュパブ。素朴な伝統を感じる店内で、アイリッシュ料理や、文化・芸術、その魅力の味わい方などを、楽しく語ります。
要:お申込み→朝日カルチャーセンター 新宿「野外講座」係
新宿 TEL 03-3344-1941
月〜金曜 9:30〜19:00
土曜 9:30〜18:30
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【これまでにおこなった他の講演・講義 ご参加まことにありがとうございました。】
◆京都講演
【ケルトから地球の未来へ】
10/9(水)13時より・@京都文教大学
鏡リュウジ氏コーディネートの京都文教大学・連続シンポジウムで
多摩美大IAA所長の鶴岡真弓が講演.
+鏡リュウジ先生たちとステージでトークもします。
無料・申込不要です。ぜひご参加ください!
会場:アクセス 京都文教大学 http://www.kbu.ac.jp/kbu/intro/acess.html
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【お知らせ】
なお下記の東京・お台場での10月12日(土)のイヴェントは
お陰さまで満員御礼となりました!
「土地と力」シンポジウム−天と地のコレスポンダンス−への、参加ご応募ありがとうございました。
みなさま、今後の第2回の開催をお楽しみにまたご応募ください!
何卒宜しくお願いいたします。
<開催概要>
主 催 :多摩美術大学 芸術人類学研究所
タイトル :第1回「土地と力」シンポジウム
天と地のコレスポンダンス――自然科学×芸術人類学――
日 時 :2013年10月12日(土)14:00〜16:00(13:30開場)
会 場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホール参 加 :参加費無料。
<講演者>
渡部 潤一氏 (国立天文台副台長/総合研究大学院大学教授)
鏡 リュウジ氏(心理占星術研究家/翻訳家/京都文教大学客員教授)
鶴岡 真弓氏 (多摩美術大学芸術学科教授/芸術人類学研究所所長)
<プログラム>
第1部 :講演1 渡部 潤一氏 「人類の宇宙観の変遷 ー古(いにしえ)から現代までー」
講演2 鏡リュウジ氏 「天の星 大地の星」
講演3 鶴岡 真弓氏 「レオナルド・ダ・ヴィンチの文様と天文学」
第2部 :トークセッション
会場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホールhttp://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/
・新交通ゆりかもめ(新橋駅〜豊洲駅)
「船の科学館駅」下車、徒歩約5分 /「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
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以下は、【多摩美術大学 芸術人類学研究所のTOP PAGE】より:
研究所長メッセージ&研究所の御紹介 掲載中です
所長・鶴岡真弓 ご挨拶
画像付の完全版をご覧になられる場合は以下をクリックしてください。
http://www.tamabi.ac.jp/iaa/toptopic/
鶴岡真弓 芸術人類学研究所所長 トップ・メッセージ
▼「アイルランドの歌姫エンヤと鶴岡真弓・所長」アイルランド北西部にて
芸術人類学研究所は、人類の根源的な心の構造と芸術表現の関係を探ることを基軸として、多彩な活動と情報発信を行います。「人類の根源的な心の構造」を問題にする以上、私たちの考える「芸術」とは、従来の芸術学や芸術史が扱う範囲をはるかに超えて、現生人類が誕生した旧石器時代以来、数万年単位のスケールにおいて人間が生き抜くために切実に行われ、表現されてきた幅広い営みを対象とします。このような巨視的な探究を通して、従来分断されていたヒューマニティーズ(人文学)、サイエンス、アートの領域を統合し、新しい人間科学を創りあげようとしているのです。この試みは、近代文明の限界が大きく意識されている21世紀の現在にふさわしい挑戦であると考えています。
「アイルランドの歌姫・エンヤと芸術人類学研究所 鶴岡真弓所長」
(映画「地球交響曲・ガイアシンフォニー・第一番」(龍村仁監督)のシーンより)
本研究所はその活動において、特に以下の3つの領域でさまざまな連携による掛け算=結ぼれを作っていくことを目指しています。
1)インター・ディビジョン、インター・ユニヴァーシティ 多摩美術大学学内の多彩な学科、美術館、さらには都心に展開するアキバタマビ、四谷ひろば(CCAA)など、大学内に豊かな連携活動を創造していきます。また、同じ美術大学をはじめとした他大学や外部の研究機関とも、積極的にコラボレーションを行います。
2)インター・ローカリティ 研究所が所在する東京の多摩地区をはじめ、さまざまな場所(ロキ)をつなぐプロジェクトを推進します。その先行例として、大学のキャンパスを活用した植樹プロジェクトや、東京下町のカフェーとの共同研究などが開始されています。
3)インター・ナショナリティ 世界的なブランド企業との共同研究、大英博物館等の海外研究機関との協業、ウラル=アルタイ語族共同研究プロジェクトへの参画など、地球規模の巨視的な活動を推進します。
「ハンガリー・ブガツで開催されたユーラシア諸民族大会にて。生命の樹を背景に騎馬民族衣装姿の大会主催者と鶴岡所長」
「ポルトガル・アルメンドレスの巨石群の前で(2011年)」
さて、本研究所は、6つの部門で構成されます。
私が本研究所で主宰する部門は、「ユーロ=アジア世界の美の文明史」です。この部門では、従来共通性よりは異質性を分析されることが多かったヨーロッパ地域と近東から極東まで広がるアジア地域を、ユーラシア大陸に展開する「ユーロ=アジア」という一つの共通した世界としてとらえ、域内の交流を装飾文化を手がかりとして積極的に見ていこうとしています。具体的には、ユーロ=アジアの西の極みに位置するケルト文化と、東の極みに位置する日本文化との照応関係、ヨーロッパ大陸の考古学が明らかにしてきたケルトの本貫地である中央ヨーロッパやケルト語もその一員であるインド=ヨーロッパ語族発祥の地である中央アジアの文明史、そしてさらに東に位置するシベリアから朝鮮半島までの多彩な民族の装飾文化などの考察を行っています。調べれば調べるほど、ユーロ=アジアを舞台に人類が営んできたゆきかいの広がりと奥行きの深さに驚かされます。
芸術人類学研究所が位置する東京の多摩地区は不思議なところです。現代の巨大都市である日本の首都の版図に属しながら、八ヶ岳一帯までに連なる系譜を持つ豊かな縄文遺跡群に囲まれ、さらに周辺の境川流域は旧石器時代遺跡まで発見されています。つまり、古代的な淵源の深い土地なのです。そのようなローカリティに腰をすえて、人類文化の最古層にまで到達する視点を常に確保し、そしてそのような足場から、ユーロ=アジア、さらには地球全体を見渡した活動を積極的に推進したいと思います。実は、研究所の所在地である八王子市鑓水は、江戸時代から明治の初めにかけて重要な輸出品であった生糸の中継地点として栄えたところでもあります。即ち、上記の八ヶ岳も含む山梨や長野の山岳地帯から集められた生糸を、鑓水商人たちが横浜港まで運び、莫大な富を築いたのです。要するに、日本の野生的な自然の豊かな産物を、インターナショナルな世界に向けて提供していたわけです。そして鑓水から横浜に生糸を運んだ道は、いみじくも、かつてユーロ=アジアを多くの民族がゆきかったものと同じシルクロードと名づけられていたのでした。本研究所も、鑓水・多摩地区に根をはりながら、常に外部の世界と結ぼれを創っていく活動を積極的に推進したいと考えています。
芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓

図説 ケルトの歴史―文化・美術・神話をよむ (ふくろうの本)
- 作者: 鶴岡真弓,松村一男
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 1999/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 9人 クリック: 82回
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- 作者: 鶴岡真弓
- 出版社/メーカー: 東京美術
- 発売日: 2013/02/01
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■
みなさん、こんにちは。私は、多摩美術大学 芸術人類学研究所 iaa_info@tamabi.ac.jp
(Institute for Art Anthropology, Tama Art University,Tokyo,Japan)
所長の 鶴岡真弓です。

図説 ケルトの歴史―文化・美術・神話をよむ (ふくろうの本)
- 作者: 鶴岡真弓,松村一男
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- 作者: 鶴岡真弓
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【多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長・鶴岡真弓よりメッセージ】
多摩美術大学・芸術人類学研究所(IAA)は、近く創立80周年を迎える本学の未来に向け、2006年八王子(鑓水)キャンパス内に新設されました。
本研究所のある鑓水の丘は、その昔から多摩・八王子伝統の養蚕と絹織物が横浜経由で海外へと運ばれた「シルク・ロード」沿いにあり、さかのぼれば一万年前の縄文文化が育まれた場所にあります。
研究所はこの土地の力と一体となり、長きにわたる人類史とともに歩むという自覚から、文字通り「土地と力」をテーマとしたシンポジウム・研究会も開催しています。
本研究所は「芸術人類学」というディシプリン(学問)を掲げ、シンポジウムや研究会の開催、刊行物『Art Anthropology』の発行など、多彩な活動と発信をおこない、研究成果を学生のみならず、広く社会一般の方々にも公開しています。
人が営むあらゆるアート&デザイン、思考、実践を、人類の壮大な旅における「生命再生の表現」としてとらえ、内外のさまざまな研究・教育機関との連携によって、本研究所活動が、豊かな結び目となっていくことを目指します。
多摩美術大学・芸術人類学研究所の諸活動に、みなさまからのご支援、ご指導を宜しくお願いいたします。
多摩美術大学 芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓
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鶴岡真弓の2014年 学内外でのこれからの講座・講演
◆◆朝日カルチャーセンター 新宿 講座
【装飾の美術文明史 第9回 「アラベスク」とオリエンタリズム】
2014年3月1日(土) 15:30-17:30
講座内容
「アラベスク」という呼び名はヨーロッパの人々が編み出した言葉です。元々「アラビア風」を意味し、文様美術ではイスラーム美術に特徴的な蔓草風の文様や幾何学文様です。近代、特に19世紀には植民地支配の対象となった「東方世界(オリエント)」の美的象徴となっていきました。建築、金属工芸、織物、刺繍、絨毯、絵画などに広く伝われて流行し、政治的にも利用されていきました。東洋のアラベスクという印象的な装飾/文様は、西洋芸術にどのように関わったのか、近代ヨーロッパの欲望を満たす「イメージ」と「メディア」としてどのようのはたらいたのかを、時代背景と共に深く考察していきます。
古来より人間は神々への祈りや自然に対する畏敬の念を「装飾文様」に託しました。ユーラシア大陸西端の「ケルトの渦巻」から、「イスラームのアラベスク」、「ヨーロッパ近代のアールヌーヴォー」、「極東・日本から発信されたジャポニスム」まで、細部にやどる「装飾の世界」をシリーズで旅する講座です。 (講師・記)
<参考書>
『すぐわかるヨーロッパの装飾文様〜美と象徴の世界を旅する』(東京美術)
※当日、カウンターで販売いたします。
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◆◆朝日カルチャーセンター 新宿
講座 名レストランで学ぶ
西洋美の謎と輝きを味わう・アイルランド編
日時 2014年3月4日 (火) 12:30-15:00
講座内容
郷愁を感じる暖かな空間が多く人の心を癒すアイリッシュパブ。素朴な伝統を感じる店内で、アイリッシュ料理や、文化・芸術、その魅力の味わい方などを、楽しく語ります。
要:お申込み→朝日カルチャーセンター 新宿「野外講座」係
新宿 TEL 03-3344-1941
月〜金曜 9:30〜19:00
土曜 9:30〜18:30
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【本のご紹介】
生物学者の福岡伸一さんが、小説・建築・文明・芸術などの多様なテーマを、多彩なゲストと語りあった対談集『動的平衡ダイアローグ』(木楽舎)発売されました。
本書において、福岡さんと、多摩美術大学・芸術人類学研究所・所長の鶴岡真弓との対談は、「ケルトの渦巻文様と動的平衡」がテーマです。
生命と文様芸術のつながり! どうぞお楽しみください。

- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: 単行本
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辻井喬 & 鶴岡真弓『ケルトの風に吹かれて』〈北沢図書出版)
小説家・詩人の辻井喬氏(=西武セゾン文化の象徴であった堤清二氏)が2013年11月25日に逝去されました。生前、辻井氏は、アイルランドのケルト文化に深く興味を抱かれ、鶴岡真弓と「西洋の古層ケルトと日本〈大和)」の自然信仰と神話をめぐって対話をされました。
その後、福岡に拠点のある「日本ケルト協会」での対談(そのとき辻井氏のご登壇は、アイルランド音楽界の大御所・チーフタンズ来日講演を福岡で実現・成功させる原動力となりました)。
また多摩美術大学・芸術学科+芸術人類学研究所共催「21世紀文化論」でも、再び、「ケルトと日本」について、辻井×鶴岡の対談が実現しました。
本書は、芸術と実業の世界にまたとない豊饒と功績を遺した不世出の表現者にして行動のひと「辻井喬」氏と、ケルトと日本の基層文化の記憶と未来をみつめた本です。
どうぞ、しみじみとケルト文化に触れてください。
辻井氏のご冥福を心よりお祈りいたします。
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【これまでにおこなった他の講演・講義 ご参加まことにありがとうございました。】
シンポジウム「精神の〈北〉へ」出演
2014年2月2日2014年2月12日
鶴岡真弓所長が、下記シンポジウムに出演しました。
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト2013 精神の〈北〉へプロジェクト
【シンポジウム】「精神の〈北〉へ–北なるものの精神史–」
【日 時】
2014年2月2日(日)15:00-18:00
【会 場】
喜多方蔵の里イベント蔵(喜多方市字押切2-109)
【発表タイトル】
「ケルト文化と北方の生命観–動植物信仰でつながるユーラシア世界–」
(鶴岡真弓)
【パネリスト】
鶴岡真弓(多摩美術大学教授/美術文明史家/ケルト芸術研究家)
藤浩志(十和田市現代美術館副館長/美術家)
田附勝(写真家)
【司 会】
赤坂憲雄(福島県立博物館長/はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会委員長)
【主 催】
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会
「精神の〈北〉へ vol.2」実行委員会
【後 援】
喜多方市ふるさと振興株式会社
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◆京都講演
【ケルトから地球の未来へ】
10/9(水)13時より・@京都文教大学
鏡リュウジ氏コーディネートの京都文教大学・連続シンポジウムで
多摩美大IAA所長の鶴岡真弓が講演.
+鏡リュウジ先生たちとステージでトークもします。
無料・申込不要です。ぜひご参加ください!
会場:アクセス 京都文教大学 http://www.kbu.ac.jp/kbu/intro/acess.html
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【お知らせ】
なお下記の東京・お台場での10月12日(土)のイヴェントは
お陰さまで満員御礼となりました!
「土地と力」シンポジウム−天と地のコレスポンダンス−への、参加ご応募ありがとうございました。
みなさま、今後の第2回の開催をお楽しみにまたご応募ください!
何卒宜しくお願いいたします。
<開催概要>
主 催 :多摩美術大学 芸術人類学研究所
タイトル :第1回「土地と力」シンポジウム
天と地のコレスポンダンス――自然科学×芸術人類学――
日 時 :2013年10月12日(土)14:00〜16:00(13:30開場)
会 場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホール参 加 :参加費無料。
<講演者>
渡部 潤一氏 (国立天文台副台長/総合研究大学院大学教授)
鏡 リュウジ氏(心理占星術研究家/翻訳家/京都文教大学客員教授)
鶴岡 真弓氏 (多摩美術大学芸術学科教授/芸術人類学研究所所長)
<プログラム>
第1部 :講演1 渡部 潤一氏 「人類の宇宙観の変遷 ー古(いにしえ)から現代までー」
講演2 鏡リュウジ氏 「天の星 大地の星」
講演3 鶴岡 真弓氏 「レオナルド・ダ・ヴィンチの文様と天文学」
第2部 :トークセッション
会場 :日本科学未来館 7階 みらいCANホールhttp://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/
・新交通ゆりかもめ(新橋駅〜豊洲駅)
「船の科学館駅」下車、徒歩約5分 /「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
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以下は、【多摩美術大学 芸術人類学研究所のウェブ】より:
研究所長メッセージ&研究所の御紹介 掲載中です
所長・鶴岡真弓 ご挨拶
完全版をご覧になられる場合は以下をクリックしてください
http://www2.tamabi.ac.jp/iaa/member/mayumi-tsuruoka/
鶴岡真弓 芸術人類学研究所所長 トップ・メッセージ
▼「アイルランドの歌姫エンヤと鶴岡真弓・所長」アイルランド北西部にて
芸術人類学研究所は、人類の根源的な心の構造と芸術表現の関係を探ることを基軸として、多彩な活動と情報発信を行います。「人類の根源的な心の構造」を問題にする以上、私たちの考える「芸術」とは、従来の芸術学や芸術史が扱う範囲をはるかに超えて、現生人類が誕生した旧石器時代以来、数万年単位のスケールにおいて人間が生き抜くために切実に行われ、表現されてきた幅広い営みを対象とします。このような巨視的な探究を通して、従来分断されていたヒューマニティーズ(人文学)、サイエンス、アートの領域を統合し、新しい人間科学を創りあげようとしているのです。この試みは、近代文明の限界が大きく意識されている21世紀の現在にふさわしい挑戦であると考えています。
「アイルランドの歌姫・エンヤと芸術人類学研究所 鶴岡真弓所長」
(映画「地球交響曲・ガイアシンフォニー・第一番」(龍村仁監督)のシーンより)
本研究所はその活動において、特に以下の3つの領域でさまざまな連携による掛け算=結ぼれを作っていくことを目指しています。
1)インター・ディビジョン、インター・ユニヴァーシティ 多摩美術大学学内の多彩な学科、美術館、さらには都心に展開するアキバタマビ、四谷ひろば(CCAA)など、大学内に豊かな連携活動を創造していきます。また、同じ美術大学をはじめとした他大学や外部の研究機関とも、積極的にコラボレーションを行います。
2)インター・ローカリティ 研究所が所在する東京の多摩地区をはじめ、さまざまな場所(ロキ)をつなぐプロジェクトを推進します。その先行例として、大学のキャンパスを活用した植樹プロジェクトや、東京下町のカフェーとの共同研究などが開始されています。
3)インター・ナショナリティ 世界的なブランド企業との共同研究、大英博物館等の海外研究機関との協業、ウラル=アルタイ語族共同研究プロジェクトへの参画など、地球規模の巨視的な活動を推進します。
「ハンガリー・ブガツで開催されたユーラシア諸民族大会にて。生命の樹を背景に騎馬民族衣装姿の大会主催者と鶴岡所長」
「ポルトガル・アルメンドレスの巨石群の前で(2011年)」
さて、本研究所は、6つの部門で構成されます。
私が本研究所で主宰する部門は、「ユーロ=アジア世界の美の文明史」です。この部門では、従来共通性よりは異質性を分析されることが多かったヨーロッパ地域と近東から極東まで広がるアジア地域を、ユーラシア大陸に展開する「ユーロ=アジア」という一つの共通した世界としてとらえ、域内の交流を装飾文化を手がかりとして積極的に見ていこうとしています。具体的には、ユーロ=アジアの西の極みに位置するケルト文化と、東の極みに位置する日本文化との照応関係、ヨーロッパ大陸の考古学が明らかにしてきたケルトの本貫地である中央ヨーロッパやケルト語もその一員であるインド=ヨーロッパ語族発祥の地である中央アジアの文明史、そしてさらに東に位置するシベリアから朝鮮半島までの多彩な民族の装飾文化などの考察を行っています。調べれば調べるほど、ユーロ=アジアを舞台に人類が営んできたゆきかいの広がりと奥行きの深さに驚かされます。
芸術人類学研究所が位置する東京の多摩地区は不思議なところです。現代の巨大都市である日本の首都の版図に属しながら、八ヶ岳一帯までに連なる系譜を持つ豊かな縄文遺跡群に囲まれ、さらに周辺の境川流域は旧石器時代遺跡まで発見されています。つまり、古代的な淵源の深い土地なのです。そのようなローカリティに腰をすえて、人類文化の最古層にまで到達する視点を常に確保し、そしてそのような足場から、ユーロ=アジア、さらには地球全体を見渡した活動を積極的に推進したいと思います。実は、研究所の所在地である八王子市鑓水は、江戸時代から明治の初めにかけて重要な輸出品であった生糸の中継地点として栄えたところでもあります。即ち、上記の八ヶ岳も含む山梨や長野の山岳地帯から集められた生糸を、鑓水商人たちが横浜港まで運び、莫大な富を築いたのです。要するに、日本の野生的な自然の豊かな産物を、インターナショナルな世界に向けて提供していたわけです。そして鑓水から横浜に生糸を運んだ道は、いみじくも、かつてユーロ=アジアを多くの民族がゆきかったものと同じシルクロードと名づけられていたのでした。本研究所も、鑓水・多摩地区に根をはりながら、常に外部の世界と結ぼれを創っていく活動を積極的に推進したいと考えています。
芸術人類学研究所 所長 鶴岡真弓