数十年来の定番。この青いラベルがキッチンから消える日は、すぐそこまで来ている 銀色の内蓋を半分ほど捲り上げたところで、手が止まった。 二十年前と変わらない、甘く香ばしい匂い。けれど、その先にあったのは、記憶とは少し違う「滑らかな表面」だった。 先日、コストコの会員を解約した。 多摩境(たまさかい)に店舗ができたばかりの頃、まだ若かった私は、あの巨大な倉庫がもたらす「非日常」に胸を躍らせて会員になった。 それから二十年近く。何度か継続を迷いながらも、私の生活のどこかには常に「コストコという場所」があった。 その場所を、今、手放すことに決めた。 リンク 今回のポイント 今回のポイント 祝祭という名…