Marshall McLuhan 1911年7月21日、生まれ。1980年12月3日、死去。 カナダの英文学者、文明批評家。 1934年、マニトバ大学卒業後、ケンブリッジ大学に入学。 1946年、トロント大学講師。 1952年、トロント大学教授を務める。 1963年、トロント大学文化技術センター所長を歴任した。 主著に『グーテンベルクの銀河系』
前回は待ち合わせについて書いた。ユクの場合は待ち合わせではなく、待ち伏せということになる。広場で誰かが来るのを待っているからだ。待ち合わせる、つまり約束という概念はなかろう。ただ、野性の勘のなせる技か、時間には正確だ。散歩に出掛ける時刻が近づくと催促しに仕事場へやって来る。朝は明るくなってくると真っ先に起きる。自然のリズムとともに生きている感じがある。人間は自ら発明した時計に縛られているが、もっと地球というか宇宙というか、そういうものとつながって生きている感覚だ。 地球とのつながり。 生まれたときから時計があるし、時間の概念もある。時計がない、時刻の概念がない世界を想像することはもはや難しい。…
一条真也です。『何かが後をついてくる』伊藤龍平著(青弓社)を紹介します。「妖怪と身体感覚」というサブタイトルがついています。著者は、1972年、北海道生まれ。台湾・南台科技大学教員。専攻は伝承文学。著書に『江戸の俳諧説話』(翰林書房)『ツチノコの民俗学』『江戸幻獣博物誌』『ネットロア』(ずれも青弓社)『怪談おくのほそ道』(書刊行会)共著に『現代台湾鬼譚』(青弓社)、編著に『福島県田村郡都路村説話集』(私家版)、共訳に尉天驄『棗と石榴』(国書刊行会)など。 本書のカバー表紙には、「後ろに誰かいる気がする、何か音が聞こえる、誰もいないはずなのに気配を感じる・・・・・・。日本や台湾の説話や伝承、口承…
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); #169 心に沁みる名言 心に沁みる名言 今日を精一杯生きるために… フランスの諺より 今日を精一杯生きるために… 明日ではなく今日。 今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); フランスの諺より カナダ出身の英文学者であり文明評論家として有名なマーシャル・マクルーハン※。 彼はこう言う。 「誰が水を発見したかは知らないが、それが魚でないことだけは確かだ」 ※マーシャル・マクル…
同世代の地元の友人は家庭や車を持っている。仕事のための勉強をし、休日は育児や家族サービスで、SNSやネットに没入するような時間なんてない。でもそれでも問題ない。下部構造(経済活動)において、仕事に精を出し、自分よりも高い所得を得ている。孤独な日々を過ごすアローン、独身の自分と違い、配偶者や子どももいる。それらの点で、自己肯定感を得る機会が、低所得者やアローンよりも多いのではないだろうか?逆に自己肯定感を、人間との触れ合いにあふれた仕事生活、下部構造から得ることができない自分のような人間は、インターネット等のヴァーチャル性の高い空間、上部構造の世界に主戦場を変える。動物的な生殖行為およびそれに類…