アラン・アレクサンダー・ミルン(Alan Alexander Milne)による児童小説、およびそれを元にしたディズニーのアニメ作品。または同作に登場する擬人化されたクマのぬいぐるみキャラクターの名前。原作小説についての詳細は「Winnie-the-Pooh」を参照。
一般的にはディズニーによるアニメシリーズとして有名。厳密には、原作小説の日本語タイトルは「クマのプーさん」表記、ディズニーのアニメ作品の日本語タイトルは「くまのプーさん」表記。本作に登場するプーは、ミルンの息子であるクリストファー・ロビン・ミルンが持っていたテディベアをモデルとして生まれたキャラクターである。
くまのプーさんの他に、トラのティガー、うさぎのラビット、ろばのイーヨー、子豚のピグレット、カンガルーの親子(母親がカンガで、子供がルー)などが登場する。
「プーさんは実は女の子である」という説があるが、これは誤りである。こうした誤解がしばしば起きるのは、原著のタイトルでありプーさんの本名でもある「Winnie-the-Pooh」の「Winnie(ウィニー)」が女性名であることに起因する。原著ではプーさんは男の子として扱われている。
「プーさんの本名はサンダースである」という説があるが、これは誤りである。原著では以下のような文章が登場するため、本名がサンダースであると誤解されやすい。
Winnie-the-Pooh lived in a forest all by himself under the name of Sanders.
実際には「プーはサンダースの名の下で暮らしていた」というニュアンスであり、挿し絵を見れば「Mr.SANDERS」の表札の下で暮らしていることで分かる通り、これは以前サンダースという人が使っていた家にプーさんが住んでいる、つまり「サンダースという表札の家で暮らしていた」という意味合いであろうと考えられている。日本語訳の際に「本当の名まえは、サンダースといいますが」と訳されてしまったため、誤解が広まった。
是枝裕和監督の『DISTANCE』を観て初めて映画に「ときめく」という感覚を抱いた。物語は心を動かし、揺さぶる。映画にそんな感情を抱くのは初めてだった。私はあまり幸せな人生を歩いてきたとは言えない。様々なものは奪われ、搾取された。そしてスポイルもされた。是枝映画はそんな私のアジールだった。そこでは私は奪われたものも、搾取されたものも、ダメになった自分も許された。是枝映画は現実の干渉を受けない外法権だった。是枝映画は私からなくなったものを再び与えてくれた。特に『ワンダフルライフ』(1999年)は10代の私にとってもノスタルジックに映った。『ワンダフルライフ』は死後の世界を描いている。死後、1つの…