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ひまし油

(サイエンス)
ひましゆ

[英] Castor oil
ひまし油蓖麻子油)は、トウダイグサ科のトウゴマの種子から採取する植物油の一種。
種子の含油率は35〜57%。
ヒドロキシル基をもつ炭素数18の不飽和脂肪酸であるリシノール酸が主成分で、85〜90%を占める。
融点(凝固点)−10〜−17℃、比重0.950〜0.975、一般の油脂より粘度、比重が高く、アルコール、氷酢酸とよく混合するが、石油エーテルには溶けにくい。
現代では石鹸、潤滑油、作動油、塗料、インキ、ワックス、耐低温樹脂、ナイロン、医薬品、香水、ポマードなどの原料として用いられる。
また、伝統的に下剤として用いられ、日本薬局方にも収載されている。

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