東洋水産から発売されている、即席カップソース焼きそば。略称「やき弁」。
北海道内でのみ販売されている商品で、北海道ではカップやきそば市場において圧倒的なシェアを持っている。道内限定商品ということで、近年では新たな北海道名物として認知されつつある。
パッケージは白を基調としており、調理時間は3分間。具として乾燥キャベツとサイコロ型のチキンメンチが入っている。ソースには独特の香味があり、塩味や醤油味(後述)にもノーマルタイプとよく似た香味が感じられる。
一番の特徴は粉末の中華スープ(塩味はコンソメスープ)が付属していること。湯切りの湯を注いでスープとするのが流儀とされ、作り方でも湯切の湯で作るように指示されている。湯切りの湯でなくとも作ることは可能だが、何か物足りない感じになってしまう傾向がある。日清が北海道で出した対抗商品「やきそばできました。」にも湯切りの湯を使うスープが添付されており、北海道人にとって「カップやきそばのスープ」とは「なじみのあるもの」である以上にひとつの「常識」として認知されているのかも知れない。
近頃は「塩味」や姉妹品「焼うどん弁当」も発売されており、2006年2月初旬には新たに「醤油」が発売されている。またノーマルタイプには通常のサイズの他に「大判やきそば弁当」、麺の量が二倍の「でっかいやきそば弁当」のラインナップが存在する。「でっかい」は巨大なカップの中に通常サイズのやきそば弁当の麺がふたつ重ねになって入っておりかなりの圧巻である。2007年には「ちょい辛」も発売された。