あらすじ 大それた理由も大義名分も無い、世の中を変えたいなんて思わないし、別に金を稼ぎたいわけじゃない、単に生きてる実感を追い求めて、ウソ臭いリアルなんかより、真実を知りたいだけだった。人を好きになるってどういうことだろう?冗談半分で言った、「一緒に死んじまうほどに愛されたい」って言葉が本当になってしまった。俺の全てを理解して欲しい、なんて幻想が本当になった瞬間が確かにあった。18年間、見える景色全てが灰色で、喪失した感情を取り戻すために平気で腕を切り、ドラッグをキメて狂ってまでなんとか生き伸ばした先に見た、たった一枚の絵に俺は救われた。何の才能も無ければ、何にもしてやれることなんか無い、ただ…