第3章 ビザンツ帝国と黒海 偉大なる海 500〜1500年 ローマ帝国末期からオスマン帝国の興隆までの長い黒海の歴史を通じて、北方のステップでは、特定の集団が別の集団へ全面的に入れ替わるのではなく、文化的なある種の連続性が認められるということである。すなわち、遊牧・半遊牧の畜産と長距離交易を基盤とする地域経済、言語と文化様式におけるイラン的要素とテュルク的要素の混淆、そして長期間にわたるギリシャ、スラブ、ゲルマン系民族との接触によってもたらされた影響…こうした様子が彼らの文化には共通していた。 ビザンツ人たちは海戦における戦術に事実上の革命をもたらした。その中心にあるものこそ、コンスタンティノ…