パリオリンピック女子柔道52kg級、阿部詩選手の号泣が未だに話題になっていて驚いています。柔道は武道なのですから、勝ってガッツポーズをしたり、負けて泣き喚いたらダメに決まってるでしょ。 スポーツとは違って、武道は精神修養を兼ねています。勝って驕らず、負けて腐らず、より高みを目指す精神性を求めなければ「道」にはなり得ません。 大相撲の朝青龍や白鵬が嫌われたのは、武道の精神を体現する事が出来なかったからです。強いだけのチンピラは横綱の地位に相応しくないというのが、日本人共通の武道観なのです。 勝つ事だけを考えるなら、精神性なんか邪魔なだけです。競技場の内外で嫌がらせの限りを尽くし、反則ギリギリの戦…