背の赤い蜘蛛。雌は強力な毒を持つ。背赤後家蜘蛛。
成体の雌は体長約15mmぐらいで、脚を合わせた長さは約30mm程度となる。身体は黒色で、腹部背面目立つ赤色の模様がある。オーストラリア原産で特定外来生物に指定されており、飼育や運搬が規制されている。α-ラトロトキシンと呼ばれる神経毒持ち、咬まれると激痛を伴うが、滅多に死亡には至ることはない。
基本的には攻撃性はなく大人しいクモとされている。
咬まれると激しい痛みととももに、局所の腫れ、めまい、嘔吐などの局所症状のほか、時には血圧の上昇、呼吸困難などの全身症状が現れることがある。
症状の段階としては
万が一、咬まれた場合は、まず医療機関に相談するべきである。
日本では1995年に大阪で初めて発見され、大阪の湾岸地域では、工場内、公園内のブロックの隙間、墓石の隙間、道路側溝の蓋の裏などに生息している。
環境省の調査では、それから約17年間で宮城、群馬、神奈川、愛知、岐阜、三重、和歌山、奈良、京都、大阪、滋賀、兵庫、岡山、広島、山口、徳島、香川、高知、福岡、佐賀、宮崎、鹿児島、沖縄の全国の23府県で確認されている。*1
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