今般、毎分毎秒あくせく働いたり、愛しあったり、憎しみあったりして、息つく暇もなく冷凍現代都市に暮らすあらゆる人々が、ブログなぞという、能動的に、一定の文字情報を吟味せねばならぬような媒体を、誰が読むのだ!というか、なんの意味があるのか?という感慨が、身の丈を遥かに上回る黒い波のようになって、今の私と私の心情を、覆いつくさんとしている。 覆いつくさんと。正しくは、覆いつくされんと、と書かんといかんがいね! …とすっかり、しかしながら気付かぬうちに、口の端から、方言が漏れ出てしまったことに慄いて、誰あろう私自身が、私自身こそがもっとも慄いてしまっている始末である。 方言に当たるのは、数行前のセンテ…