(古代)ギリシャ世界では 宗教を否定しない人々の間でも、宗教を暗喩として つまり「隠された真実を明らかにする手がかりとして」理解する傾向が強かった ギリシャ神話の荒唐無稽な物語をまるまる信じるのではなく 隠された真実を探るべく努力することを示している なんであれ… 当時、無神論をおおっぴらに展開するのは危険な行為だった 少なくともアテネでは無心論者だとして告発することが政争の武器として使われることがあったほどで 神々の存在・実在に疑念を抱かせるような公言をする哲学者は国家から罰せられる恐れがあった ソクラテス以前の哲学者『アナクサゴラス』は 太陽は神などではなく ペロポネソス半島よりも大きな熱…