パイオニアが開発商品化した非接触型ビデオディスク。 LDと省略される。
ほぼ似た様な物で米MCAが開発したMCAディスコビジョンと言うのもある。
開発当初はビクターを筆頭に家電メーカーがズラリならんだ「VHD」と言うビデオディスクがあり、パイオニアは圧倒的不利な状況に置かれていた。
当時はどちらのフォーマットにも欠点があり、例えばLDはCAV標準ディスクでないとコマ送りが出来なかった*1。方やVHDはコマ送りが標準仕様であるが、画面の解像度、走査線がVHSと大して変わらないと言う欠点があった。
VHDも高画質をうたっていたが、LDと違い信号読み取りを接触型の針としていた。これが後の命運を分けた。CDが登場した時「信号読み取りに同じレーザー光線を使うのならLDと一体型に出来るのではないか?」と言う発想*2が実用化され、VHDを大きく引き離した。
家電メーカーの殆どはLDに鞍替え*3し、VHDは事実上滅んだ。ビクターはソフトでのLDは出したが、プレーヤーを発売することは無かった。
その後、2009年1月に、パイオニアがレーザーディスクを生産終了することを発表した。理由は、DVDやブルーレイディスクの普及による。