1940年に登場したモハ41の後継は出力強化したモハ60となりましたが、同時に資材節約のためノーシルノーヘッダーというすっきりした姿で登場しました。このノーシルノーヘッダーのモハ60の相手となる1940年に登場したクハ55もノーシルノーヘッダーで登場しましたが、関東にも配備されたモハ60とは異なり、ノーシルノーヘッダーのクハ55は関西のみに登場しました。おそらく列車編成の短い関西向けはクハ55, 長い関東にはサハ57 投入という方針だったものと思われます。本車は関西向けクハ55の中の1輌です。阪和線が新性能車に統一されるまで使用されていました。 初期に城東線、片町線用に配備されたモハ40, 4…