人に推奨や気持ちを伝える手紙は、レトリックとテクニックを総動員して仕上げることが可能です。そんなに難しいことではありません。チカラワザで何とかなるのです。 もっとも警戒すべき手紙は、「知らなきゃ書けない」もの。 最たるものは、弔いごとに関するお手紙です、様式や忌み言葉などが決まっており、知らない文章=不仕付け・無礼のレッテルが張られます。連綿と伝わっていることですから、順守すべき何かがそこにはあるのでしょう……。 なかでも「一周忌の法事に行けない旨を伝えるお手紙」は、注意点満載です。 1)頭語結語は基本不要 喪主側「会葬案内」、弔問側「葬儀に行けない旨のお手紙」ともに頭語結語はつけません。その…