196.恋する寄生虫/三秋縋 何から何までまともではなくて、しかし、それは紛れもなくそれは恋だった(p.6) 恋する寄生虫 (メディアワークス文庫) 作者:三秋 縋 KADOKAWA Amazon 社会から隔絶された二人の男女は、秘密を共有しながら行動をともにするうちに恋に落ちるが、やがてその恋は虫によってもたらされたものだと知らされる、三秋縋の恋愛サスペンス。 友人に勧められた一冊。各章のタイトルは全て「虫」に擬えられている言葉で構成されていた。好き去ったのは冬虫夏草。 度を超えた潔癖症によって、仕事を辞めざるを得なくなった主人公の男は、違法なコンピュータウイルスを作成していたことを嗅ぎつけ…