アスキー・メディアワークスが2009年秋頃に創刊した一般文庫レーベル。 テーマ・コンセプトは「大人のためのライトノベル」。 有川浩、時雨沢恵一のようなベストセラー作家、杉井光、入間人間、壁井ユカコのような電撃文庫からの作家、さらには北野勇作、古橋秀之のようなマニア向けの作家、そして新人作品で構成されている。
天沢夏月『そして、君のいない九月がくる』メディアワークス文庫を読了。 仲の良かった高校生の5人組、ケイタ、ミホ、タイキ、シュン、リノ。そのうちのケイタが家から離れた山で遺体となってみつかる。事故死ということだったが、なぜケイタがその山に行ったのかは、誰にもわからなかった。 ショックで呆然とするミホたちの前に、ケイタとうり二つの少年が現れる。ケイタのドッペルゲンガーのケイと名乗る少年は、ミホたちに「ケイタの最後の希望をかなえるために、ケイタが死んだ場所まで来てほしい」と頼み込む。ミホたちは、ケイの存在に戸惑いながらも、ケイタが亡くなった山にむかうのだった。 スティーヴン・キングの『スタンド・バイ…
にほんブログ村 この記事にはプロモーションが含まれています。 ランキング参加中読書 ランキング参加中ライトノベル ようこそ、シュガーのファンタイムへ! メディアワークス文庫から発売されている小説 著者:松村涼哉 さん 15歳のテロリスト を読みました。 15歳のテロリスト (メディアワークス文庫) 作者:松村 涼哉 KADOKAWA Amazon 社会派ミステリー。 面白かったです。 感想、レビューを書いていきます。 いつも通り個人的な評価です。 謎解きに部分についてはネタバレに配慮して書いていこうと思います。 ではいきましょう。 15歳のテロリスト 内容紹介 ストーリー あらすじ 感想 レビ…
昨日読み終わりました。 最近は起きてから10分くらい読書の時間を取るようにしていて、読みかけだったこの「深夜0時の司書見習い」をずっと読んでいました。 昨日は読書する日にしてのんびりと読書。一気に読み進められてスッキリ。 Amazonでなんか面白い本はないだろうかと探していた時に(去年の話)見つけた本で、サンプルで少しだけ読んだら面白そうだったのでこの本はぜひ紙の本で購入したいなと思った本でした。 この本を入手したのは今年の初めくらいだったんですが、読書できなくなってしまって読み終わるのに時間が掛かってしまいました(汗) でも、また1冊好きな作品が増えました。 深夜0時の司書見習い 近江泉美(…
にほんブログ村 この記事にはプロモーションが含まれています。 ランキング参加中読書 ようこそ、シュガーです。 メディアワークス文庫から発売されている小説 著者:瀬那和章 さん 神さまは五線譜の隙間に を読みました。 神さまは五線譜の隙間に (メディアワークス文庫) 作者:瀬那 和章 KADOKAWA Amazon 音楽がテーマになった小説を読みたくて手に取りました。 すごく良かったです。 感想、レビューを書いて行きます。 いつも通り個人的な評価です。 多少のネタバレが含まれるかもしれません。 ではいきましょう。 神さまは五線譜の隙間に 内容紹介 ストーリー あらすじ 感想 レビュー 評価 音楽…
作品紹介 本作は、20代の新人女性刑事:氷膳莉花と、天才犯罪心理学者:阿良谷静がコンビを組み、猟奇殺人事件を解決へと導くストーリーです。莉花は、23年前に起こった「世田谷夫婦殺人事件」の被害者遺族でした。当時2歳半だった莉花はなぜか無傷で生き残ります。犯人は未だに不明のままです。なぜ、両親は殺害されたのか、なぜ、莉花だけが助かったのか。その謎を追うことになります。静は、犯罪心理学における研究データを集めるため、犯罪計画を立案し、重大事件を起こした犯罪者にそれを提供していました。現在は、死刑宣告を受け、受刑者として服役していますが、ある目的のため、犯罪心理学の研究を続けています。刑事と、犯罪者も…
最後の追い上げ 巻を重ねるごとに、作品にのめり込み、読むスピードが加速していきます。メディアワークス文庫にしては、字が小さくて、1冊1冊がぎっしり詰まっているんですが、苦痛を感じさせることも、飽きさせることもありません。あの手この手と、新たな趣向が繰り広げられ、ミステリー好きの読者の心を揺さぶります。ベタですが、ゾクゾク・ワクワク感が半端ない感じです。一斉に、全部投入してきたか!という驚きと羨望の眼差しで、最後まで、100メートル走を一気に走り抜けるような勢いで読破しました。完走した後の爽快感は、半端ありません。これで終わりなのが、本当にもったいない作品です。そして、本格ミステリー好きの方々に…
『トリックスターズ 』をメディアワークス文庫で読む 今回ご紹介するのは、2005年6月に久住四季先生のデビュー作として、電撃文庫から刊行された『トリックスターズ』の新装版になります。先生のあとがきがありましたので、そちらを読むと、ご自分の原点と向き合いながら改稿されたとのことです。電撃文庫版は残念ながら知らなかったのですが、、本作の存在を知ったのは、シリーズ最初の2作品『トリックスターズ 』『トリックスターズL』がメディアワークス文庫の棚に平積みで置かれているのを見た瞬間でした。自分自身を覆い隠すように黒を身にまとい、黒いオーラさえ発していそうな表紙の男性に釘付けになりました。全部で6冊出てい…
やめられないシンデレラストーリー 清らかで愛らしく、そしてか弱い少女が、王子様に見初められて溺愛される。自分を見つけ出してくれた唯一の人に、生涯、愛され守られる。そういうラブストーリーは、世の中に溢れています。最終的にはヒロインが、幸せになるということもわかっています。ですが、なぜでしょう。結末が分かっていても読みたくなってしまうものなんです。女性であれば、誰しもそう思うのではないでしょうか。それはだぶん、どんな女性でも心の奥底に秘めた、お姫様願望があるからなのだと思います。どんなに隠しても、やっぱり、王子様にさらわれてみたいという願望は、心の中に存在し続けているのだと思います。いつか、白馬に…
ごく平凡なOL・胡桃のストレス発散方法はお菓子を作ること。ある日失恋のショックで大量に焼き上げたお菓子をお隣さんに差し入れをすることに。口も態度も悪いお隣さんだったが、胡桃の作ったお菓子を大絶賛。どうやら彼は甘いものをこよなく愛する甘党小説家だったようで? それ以降、胡桃はお菓子を作るたびにお隣さんに差し入れをするように。お菓子代として話を聞いてもらうことで失恋の痛みを忘れていき――。 不器用な恋模様に胸キュン必至の、”おかしな”恋の物語。 第8回カクヨムWeb小説コンテストライト文芸部門《大賞》受賞作 仕事のストレスをお菓子作りにぶつけるOLと甘党な小説家によるお隣さんラブコメ。 とても良い…
優雅な日々? 表紙のイラストがとてもポップで、全体的にバタバタした感じがします。題名の優雅な日々とは程遠く、せわしない日々を想起させます。表紙の推移を見ていくと、主人公を取り巻く環境が、だんだん、明るく楽しく騒々しいものにシフトしていくような感覚になります。 美堂橋さんの優雅な日々 恋、ときどき、ミステリー キャラクターの個性がかなり濃い感じです。紅一点の百合以外は、自己主張も強いんです。副題が「恋、ときどき、ミステリー」ですが、どちらかと言うと、「恋」も「ときどき」しかないような気がします。やはり「美堂橋さんの日々」がメインなんです、きっと。装幀やイラストから判断して、ライトミステリー系統の…