買ってきてくれた白くまアイスを食べながら——— 彼女「(非常に満足気な表情でこちらを見ている)」 俺「..........なんだ」 彼女「夢中だなぁって」 俺「....実は難しいことを考えてるかもしれないじゃんか」 彼女「えーなになに」 俺「.......................」 「白くまアイス的な幸福観、あるいは人生観ってありますよね。白くまアイスそのものが、ある特定の幸福観に依拠してつくられていて、つまりね、甘酸っぱい果実やクリームといった、ポイント的な、点としての幸せがあって、それが地としてのかき氷の上に散りばめられている。私たちは、それらをどういう配分で食べるにせよ、もっぱら…