標高467メートル。周囲16キロメートル。面積350ヘクタール。
三輪山は大神神社の神体山として、大和青垣山のなかでもひときわ秀麗な円錐形の「神奈備山」とされる。 『古事記』『日本書紀』によれば、遠い神代の時代、オオナムチノカミが御自らの「幸魂・奇魂」を、 ヤマトオオモノヌシクシカタマノミコトと御名を称えて、この三輪山にお鎮めになったのが大神神社の始まりとされる。
先日、仕事の関係で大阪に行くことになった。 その帰りに大神神社と橿原神宮に立ち寄った。 oomiwa.or.jp 大神神社の御神体である三輪山も登ってきた。上り下りで二時間半くらい。 木陰が多くて余り陽射しが入ってこないせいか、他の山にはない良く言えば神秘的悪く言えば不気味な雰囲気を感じた。 登る前は暑さで「大丈夫か?」と思うくらいへばっていたのに、登ったあと、凄く体がすっきりした感覚があった。 それが凄く良かったので、また近いうちに行きたい。 三輪駅周辺の電車に乗って、窓の外の風景を眺めたり街中を見たりしていると、「近畿地方のある場所について」の怖さや不可思議さの背景にあるものがわかるような…
「大神」は”おおみわ”と読む。「大三輪」とも書く。「豊後大神氏」とも無縁ではない。但し、この場合は”おおが”と読む。 豊後大神氏の源流を調べたいと思っていた。「大和大神氏」を辿ることになる。すると「大神(大三輪)神社」に行き当たる。そこは「記紀」の世界への入口でありそれを避けては進めない。記紀はそれ以前の古代の歴史の抹殺、あるいは改竄をやっている。記述内容の曖昧性を拭えない。だから素人には始末におえない。案の定、足を踏み入れて混乱の極致である。 豊後大神氏には宇佐神宮を創建した「大神比義」(568年)と「豊後介大神良臣」(886年)の流れを汲む二系統がある。後者が本来的である。但しこちらもその…
7月15~17日と、まとまった休みが取れたので、ず~と気になっていた大神神社(おおみわじんじゃ)に行きました。 14日の金曜日は2時間早く仕事を切り上げて新幹線で大坂へ。今回は参拝してそのまま帰る弾丸参拝。 早朝参拝をしようと思っていたが、よほどホテルのベッドがねごこち良かったのかすっかり寝坊して7時50分Σ(゚□゚;) 慌てて準備し8時28分の快速奈良行きに駆け込み乗車。久々にダッシュしたわ💦 無事に三輪駅に到着。午前中だからかあまり混んでなくて良かった。 駅からさほどかからない所に第二鳥居があった。ここまで来ると少し人も増えてきた。 先ずは参道左側にある払戸神社で日頃の汚れを、汚れた心を浄…
先日、家族で三輪山に登った。 三輪山というのは、奈良県にある有名な山。大神神社のご神体である。だからすごく神聖な山である。 最近暑くなってきたので、去年のように家族で山に登ってリフレッシュしたいなーと妻と話していた。ら、三輪山に登ってみようか、という話になった。わりと近くなのに、登ったことがない。神聖な山なので、登れないと思っていたのだ。実は登れるらしい。標高467mだから、娘たちと登るのにもちょうどいいくらいだ。週末、みんなで行こうと娘たちに話すと、すごく喜んでた。 休みが来て、みんなで準備して、大神神社に出かけた。 登山口は大神神社の左手にある摂社、狭井神社にあった。登るのにお金が要る。1…
三輪山(467m)に登りました。 コロナ禍で中止となっていた三輪山の登山(神体山登拝といいます)が再開されたので行ってきました。 狭井神社(さいじんじゃ)で受付をしますが、その前に大神神社(おおみわじんじゃ)に行きました。 山中は神霊が鎮まる岩々が点在する神聖な場所なので、登山ではなく登拝であり、タスキを付けて写真撮影など一切禁止となっています。 頂上の磐座(いわくら)には大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が鎮まるとされています。 登拝料300円。参拝者すごく一杯でした。 大神神社の大鳥居です。ここに駐車して出発します。 三輪山が見えます。 大神神社です。ここから先は写真が撮れません。食べ物…
訓読 >>> 17味酒(うまさけ) 三輪(みわ)の山 あをによし 奈良の山の 山の際(ま)に い隠るまで 道の隈(くま) い積もるまでに つばらにも 見つつ行かむを しばしばも 見放(みさ)けむ山を 情(こころ)なく 雲の 隠さふねしや 18三輪山をしかも隠すか雲だにも情(こころ)あらなも隠さふべしや 19へそかたの林の先のさ野榛(のはり)の衣(きぬ)に付くなす目につくわが背(せ) 要旨 >>> 〈17〉なつかしい三輪の山よ、あの山が奈良山の山の間に隠れてしまうまで、道の曲がり角が幾重にも重なるまで、よくよく振り返り見ながら行きたいのに、何度でも望み見たい山なのに、無情にも雲がさえぎり隠してよ…
はじめに 万葉歌で #隠国(#こもりく)は #初瀬川 にかかる枕詞。初瀬川は#さんちゅう(山中…傘中?)に端を発し、三輪山の麓で大和川に名を変え奈良盆地(#くんなか、国中)を横断、大阪に向かって流れ下ってゆきます 目次 初瀬川(大和川) くんなか(国中)とさんちゅう(山中)*2 本文 初瀬川(大和川) 古代ヤマトの歴史が刻まれた奈良盆地。 広々とした水田と、周囲の山々(青垣)を、遮るものなく眺望する景色は、京阪神では他にありません。 奈良盆地を南から北に流れる川筋は複数ありますが*1、最終的には大和川に一本化して、大阪方面に流れてゆきます。 大和川(初瀬川)から三輪山(樹で少し隠れています) …
はじめに 冬至の日 #纒向遺跡 から東南の #三輪山 山頂から日が昇ります。遺跡には #伊勢内宮 #唯一神明造 に通じる #棟持柱 のある建物跡。一年の終わりと始まりを知らせる古代太陽祭祀のこん跡。近くの #他田坐天照御魂神社 にも参拝。#太田田根子 #大神神社 目次 冬至の高い月 纒向遺跡 冬至の日の出 纒向遺跡 居館域の建物群 他田坐天照御魂神社から三輪山 本文 冬至の高い月 2021年12月22日、冬至の朝、纒向遺跡(奈良県桜井市)から三輪山に昇る日の出を見ようと出発。 北半球の日本列島から見て、太陽が一年で最も遠くなるのが冬至の日です。 かたや、冬至の日に見える月は一年で最も高いところ…
11月は気候もいいので毎週のように出かけています。今日は一人でJRまほろば線(桜井線)の三輪駅にやってきました。 大神神社へ 三輪山の登拝は狭井神社から 登拝には受付が必要です 登拝終了 大神神社へ 大神(おおみわ)神社への参道を歩きます。見えるのはこれから登る三輪山です。 大神神社は昨年につづき2年連続の参拝。 コロナ退散、家内安全、小金持ちになれますようにと祈願。 三輪山の登拝は狭井神社から 大神神社の奥にある狭井(さい)神社にやってきました。ここから三輪山に登ります。 三輪山はきれいな円錐形をした山で標高467.1m。大神神社の御神体でたいへん神聖な山です。したがって三輪山に登ることを、…
2021年11月3日 文化の日。奈良県の石上神宮、大神神社へ行く。上さんと車で。 まずは石上神宮(天理市)から。 大鳥居。
どうも、ひのきですm(*_ _)m では、総仕上げです 勝手に考察して来た結果、私的な神代記がどのようになったのか 折角なので妄想空想満載にひとつの神代記として纏めてみました 書いていくうちにこれまでの考察からさらに飛躍統合されていったほぼフィクション神代記ですw ※ 古事記をベースに日本書紀を交え、よく分からない部分などを勝手に考察してぎゅっと纏めてみたものなので当然ながら事実でもなければ各地の遺跡や伝承に合わせたものではありません ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー イザナギはアマテラスを高天原の祭祀王に、ツクヨミを統治王に指名し、スサノ…
尚巴志伝 第二部 豊玉姫 このイラストはは和々様よりお借りしました。 山田のウニウシ(改訂決定稿) 護佐丸が尚巴志を頼って首里に行く。 胸のときめき(改訂決定稿) 護佐丸が島添大里グスクで恋をする。 恋の季節(改訂決定稿) サグルーとササが山田で魂を抜かれる。 キラマの休日(改訂決定稿) 尚巴志夫婦が毎年恒例の旅で慶良間の島に行く。 ナーサの遊女屋(改訂決定稿) 中山王の家臣たちの懇親の宴。 宇座の古酒(改訂決定稿) 尚巴志が宇座の御隠居の倅と古酒を飲む。 首里の初春(改訂決定稿) 中山王となった思紹の初めての正月。 遙かなる船路(改訂決定稿) 尚巴志がウニタキと懐機と一緒に明国に行く。 泉州…
『たどりついたアイヌのモシㇼでウレシパモシリに生きる』 水谷和弘 はる書房 2018/10/12 <縄文・アイヌ文化を伝える土地に住む> ・10年ほど前に私は8年間借りていた荷負の家を買いました。その我が家の土地と家の周りの私が管理している畑から石器をはじめ多彩な物たちが出土します。 磨石や石皿、削器(スクレーパー)、石斧、ナイフ型石器などの遺物が出てきた場所は山の中腹、周囲は畑と山林で小高い山も奥にあります。細石器も数多く、石器の加工場があったことが分かります。アオトラ石や黒曜石の石器の完成美品も出てきました。 この地域に現在3世帯しか暮らしていませんが、かつてはアイヌの世帯が53あったと聞…
■あかがし■ 「万葉植物園 植物ガイド105」(袖ケ浦市郷土博物館発行)より引用させていただきました。 ●歌は、「莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣我(わ)が背子がい立たせりけむ厳橿(いつかし)が本(もと)」である。 千葉県袖ケ浦市下新田 袖ヶ浦公園万葉植物園万葉歌碑(プレート) 20230926撮影 ●歌碑(プレート)は、千葉県袖ケ浦市下新田 袖ヶ浦公園万葉植物園にある。 ●歌をみていこう。 ◆莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣 吾瀬子之 射立為兼 五可新何本 (額田王 巻一 九) ≪書き下し≫莫囂圓隣之大相七兄爪謁氣我(わ)が背子がい立たせりけむ厳橿(いつかし)が本(もと) (訳)静まり返った浦波をはるかに見…
どうも、ひのきですm(*_ _)m 日々の参拝記事はどうしても合わせたい時事ネタがある場合を除けば実際の参拝順に合わせてアップしているのですが、記事自体は参拝後速やかに書き上げています なので経験の蓄積に合わせて知識も増えていっている通りの記事になっているかとは思いますが、ここで突発的にぶっこんできた勝手に記紀考察は完全に今上げている記事を書いた時から2ヶ月前後が経過しており、内容的な齟齬が産まれるであろう事は承知の上でした が、先日アップした鷲宮神社の記事で うわっ と思ったのですw 主祭神は アメノホヒ、タケヒナトリ、オオナムチ そう、この時はまだ無知だった出雲の系譜! しかもアレです、参…
1.からむし 苧(お)、苧麻(ちょま)、青苧(あおそ)などと書く。イラクサ科の植物で繊維(靭皮繊維)が採れる。有史以前、縄文時代の頃から利用されてきた日本でも代表的な植物繊維である。現在でも越後上布や小千谷縮の材料などに使われている。 大和王権時代にも職業部である麻績部(おみべ、糸を作る)や機織部(はたおりべ、布を作る)が必要にした材料で持統天皇も詔勅でその栽培を奨励したほどの繊維材料であった。中世には越後が一大生産地で上杉氏はこの繊維から莫大な利益を得た。 近世まで釣り糸や漁網にも利用され山の民が海の民に行商した代表的な製品でもある。 2.苧環 「おだまき」と読む。糸を巻いて中空の玉状にした…
「杉玉」(すぎだま) 「杉玉」の発祥の地・大神神社 酒造りの神様 しるしの杉玉 日本酒と杉の関係 仕込みの道具 樽酒の樽 「杉玉」(すぎだま) 多くの酒屋や酒造の軒先には、 杉の葉を束ねて球状して整えた 「杉玉」(すぎたま)を吊り下げられています。 「酒林」(さかばやし)とも呼ばれています。 「酒造りの神様」として知られる 奈良県の大神神社の御神木でもある杉を祀り、酒造りの守護を願ったのが始まりとされ、 やがて、酒蔵や酒店の看板としての役割も 果たすようになりました。 「杉玉」は、竹籠(もしくは針金)を芯にして、 その隙間に杉の葉を差し込み 形を整えながら作り上げたもので、 直径が30㎝位の小…
新海誠監督は、『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』などのヒット作で知られるアニメーション監督である。彼の作品は、現代の日本を舞台にしながらも、古代の日本神話や民間信仰に触れることで、人間と自然との関係や運命の力を描いている。本記事では、新海監督のアニメ作品と日本神話との関連性について、3つの作品を例にとって紹介します。 『君の名は。』と「とりかへばや物語」 (C)2016「君の名は」製作委員会 映画『君の名は。』公式サイト 『君の名は。』は、遠く離れた場所に住む高校生の男女が、夢の中で入れ替わるという物語である。この作品の着想の一つに、平安時代の昔話「とりかへばや物語」があると新海監…
みなさま、こんばんわぁあです 今週の仕事終わりましたぁあ! といっても 健康診断や、有給休暇などで まともに働いていなかったのですが それでも嬉しい、金曜の夜♡ この週末は、クリスマスツリーでも飾るかな 7月某日 相方が見つけたお店に行ってみる 閑散とした住宅街の奥 山との境界あたりにありました ここ「山辺の道」なんです 三輪山から、石上布留、奈良まで続く 日本書紀にその名が残る 日本史上最古の道、と言われています その道中にあるお店 「山辺の道 花もり」さん こんな場所にお客さんが来るのかと思いきや 先客数名ありでした 皆さんよくご存知なんですね〜 小さな開けっぱなしの店内にはカウンター席 …
大神神社は、三輪山をご神体とするだけではなく、広大な敷地の中に多くの宮があります。その総てを一度で巡るろうと考えると一日掛かりになります。当然、思うことや感じることも増えることから、長くなります。 ちなみにですが、京都の参拝記事を書くのがとっても怖いです(苦笑) 東寺や八坂神社、高台寺などなど、境内と言われる範囲の中に様々な神社仏閣が混ざっています。という言い訳をしての3回目の前に、何を考えて巡っていますか。みたいなところを少し… しんどい心にさようなら 生きやすくなる55の考え方 作者:きい KADOKAWA Amazon 余談ですが… 狭井神社の参拝を終えて、市杵島姫神社の前を抜けて茶屋の…
今タイトルはこちらの雑誌からです。 平成26年8月20日発行。(古本屋で110円) これは出雲口伝でも書かれていると言われているが、私もおそらくそうなんじゃないか、と思っています。 勿論、魏志倭人伝の見方に依っては九州説もある。 私の視点としては何と言っても宍粟一宮の伊和神社と宮山(みやま)、それから姫路の生矢神社と三和山(みわやま)。 先日行った奈良の大神(おおみわ)神社と三輪山(登れんかったけども)。 伊和神社の主祭神は、 大己貴神、オオナムチで、こちらは大国主神、オオクニヌシと同一神。 姫路の生矢神社の主祭神は、 やはり大国主。 しかも摂社には狭井社まで。 (三輪山登拝口は狭井神社です)…
前日分はさらりと大神神社拝殿を切り上げたのでそこからです(苦笑) 余談が多くて申し訳ありません。時々みてくださっている方はお気付きだと思いますが本題が短いのがこのblogです。心流…心の動きを感じるままに吐露していますので、お付き合いとアドバイスをいただけたら幸いです。 大神神社 古より崇拝されてきた三輪山。訪れてパワーをもらえる神秘の場所は、清らかな祈りのひとときを過ごせば体の内側から浄化されていくようだ、とも言われています。そして『古事記』や『日本書紀』に記され、日本最古の神社の一つとされる古社。ご祭神の大物主大神が三輪山に鎮まることから、古代より本殿は設けず、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し…
2023年1月22日、何度かお邪魔している三輪大社に行くことになりました。 「しました」ではなく「なりました」を使うのは小生の意図した行動ではないような気がするからです(笑) どこから声が届いて…という能力は有っても気付けていないので周りのモノの氣付かせです。 例えば…三輪明神の札が落ちてくるとか。偶々TVで大神大社を紹介しているとか、三輪そうめんが届いたとか…そういう感じに「あっ」と思う瞬間が”氣付かせ”です。 で、その呼ばれている雰囲気に乗って急に行動する奴です。小生は。 昔はもっと素直に行動していたのですがいつの間にか柵という足かせが付いたのでしょうね。セカンドステージに飛び込み、少しず…
北津軽 #十三湖 の北。日本海に面した山麓の南端の #靄山(もややま、標高152m)山頂に岩木山神社を勧請(お招き)した #脇元岩木山神社 が鎮座。市浦は #東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)の故郷でもあります。山頂で岩木山と日本海の景色を眺めながら #安部安東氏 の起源とともに古代妄想 目次 神奈備(かんなび)の靄山(もややま) 脇元 岩木山神社 東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)の故郷 靄山(もややま)山頂からの眺め 本文 神奈備(かんなび)の靄山(もややま) (41.088698095377374, 140.3253344791178)/青森県五所川原市磯松曇谷/国道339号線(…
日本最古の神社は、奈良県桜井市にある「大神神社」です。三輪山を御神体とする、日本最古で最も格式の高い神社です。 日本最古の神社はどこにある? 大神神社は、奈良県桜井市にある神社です。奈良県の北東部、大和国一之宮として知られています。 日本最古の神社の歴史は? 大神神社は、日本神話に登場する天照大御神の孫である天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)が創建したと伝えられています。創建は、紀元前200年頃と推定されています。 日本最古の神社の魅力とは? 大神神社は、古くから人々に信仰されてきた神社です。三輪山の雄大な自然と、神聖な雰囲気が魅力です。 三輪山の雄大な自然 大神神社は、三輪山を御神体とす…