標高467メートル。周囲16キロメートル。面積350ヘクタール。
三輪山は大神神社の神体山として、大和青垣山のなかでもひときわ秀麗な円錐形の「神奈備山」とされる。 『古事記』『日本書紀』によれば、遠い神代の時代、オオナムチノカミが御自らの「幸魂・奇魂」を、 ヤマトオオモノヌシクシカタマノミコトと御名を称えて、この三輪山にお鎮めになったのが大神神社の始まりとされる。
出雲族の太陽信仰 出雲族はインドから太陽の信仰を持ってきたそうです。 毎朝朝日を家族全員で拝む習慣があったということです。 出雲王国北端の「越(こし)の八口(やぐち)」(新潟県)の朝日岳と島根県松江市の朝日山(前出の神名火山)は遥拝地であると伝えられているとのことです。 山の頂上から見る日の出を「御来光」として今もあがめる日本人には、生命の源であり、豊穣を象徴とする太陽を蛇信仰と同じように古来から崇拝してきたのでしょう。 そしてヘビ信仰を持って行ったので太陽神とともに竜蛇神も祀ったということです。 出雲族と三輪山 出雲口伝によれば、B.C.2世紀頃、出雲族の一部がヤマトに進出するのですが、その…
— 大神神社 ― おおみわじんじゃ 2024年2月8日 12:00 御参拝 奈良県桜井市三輪1422 主祭神 大物主大神 おおものぬしのおおかみ 大神神社とは、式内社・大和国一宮・二十二社であり、旧社格は官幣大社で現在は神社 本庁の別表神社です。 きっと三度目の御参拝だと思いますが、こんな大きな鳥居があったとは知りませんでし た。 そして今回、隠れた一の鳥居があるのを重ねて知るのでした。 それがこちら… 二の鳥居…なんとなく憶えています。 鳥居で一礼。 参道を歩きます。 瀬織津姫神・速秋津姫神・気吹戸主神・速佐須良姫神を祀る祓戸神社が左手にあらわれ ます ので、まずは祓戸の神々に手を合わせ穢れ…
故郷・奈良県桜井には、"神々の山嶺"と称される 三輪山(みわやま) がそびえている。標高467mのこの山は、『古事記』『日本書紀』『万葉集』にも書かれ、日本で最も歴史ある山のひとつだ。その名の由来は、『古事記』に登場するオホタタネコの衣に縫われた三巻の糸とされ、美和大神の御神体であることから「美和山」の名でも伝承されている。 三輪山の西麓には、桜井出身の英雄・ ヤマトタケルが詠んだ歌碑がある。 「大和は 国のまほろば たたなづく青垣 山ごもれる 大和し美し」 「まほろば」とは、"最も素晴らしい場所" という意味。ヤマトタケルが歌う「山」は、三輪山や 大和三山(耳成山・畝傍山・天香山) にほかな…
2024年の大晦日、近鉄電車の『新春おでかけ1dayパス』で奈良県内をぐるぐる回っております。 天理市の石上神宮、大和郡山市の源九郎稲荷神社に続いて向かう先は桜井市です。 今いる黄緑色の近鉄郡山駅からピンク色の桜井駅へと移動します。 訪れる先は『大神神社(おおみわじんじゃ)』。 『三輪明神(みわみょうじん)』や『三輪(みわ)さん』という方が私の回りでは通じやすいです。 過去に数回、桜井駅から歩いて行ったことがありますが、最短距離で行くと、よく写真で見るこのような光景は拝めません。 大神神社のホームページより 鳥居の後ろの山は三輪山です。 今まで一度も大鳥居を見たことがないので、今回は少し遠回り…
故郷である大和(奈良県)の桜井には”神々の山嶺”がある。標高467mの三輪山(みわやま)。『古事記』『日本書紀』『万葉集』に記された日本で最も歴史の古い山の一つ。三輪とは『古事記』に登場するオホタタネコの衣に縫われた三巻の糸のことで、オホタタネコは、美和大神でもあることから、「美和山」とも伝承されている。朝日の薄いガーディガンを羽織ったように美しく煌めく。 日本武尊の歌碑 三輪山の西麓には桜井出身の英雄・ヤマトタケルが詠んだ歌碑がある。「大和は 国のまほろば たたなづく青垣 山ごもれる 大和し 美し」 「まほろば」は最も素晴らしいという意味。歌の<山>は、三輪山や大和三山(耳成山・畝傍山・天香…
箸墓古墳から見て夏至の日の出は #穴師山。纏向遺跡から見て冬至の日の出は #三輪山。真ん中の #巻向山 から春分・秋分の日の出。古い #ヤマト創世記 の三山は、巨大な二至二分のカレンダーだったと考えられます 目次 箸墓古墳中心から見て夏至の日の出は「穴師山」 纏向遺跡中心から見て冬至の日の出は「三輪山」 春分・秋分の日の出は「巻向山」 二至二分・太陽信仰の巨大カレンダー 本文 箸墓古墳中心から見て夏至の日の出は「穴師山」 【前回記事】 www.zero-position.com 箸墓古墳中心とは「後円部の墓域中心」のことです。 箸墓古墳後円部の麓からの穴師山、巻向山、三輪山。(2023年2月。…
運動不足だけれど運動したくない。 歩くのであれば、いきなり山登りではなく、豊かな自然に囲まれたハイキングコースからが良いと自然を満喫しながら楽しく歩ける場所を探し求めて、「山の辺の道」を歩いてみることにしました。 山の辺の道ハイキングコース ハイキングコース 仏教伝来之地碑 金谷(かなや)の石仏 三輪山平等寺 大神(おおみわ)神社 三輪山 山辺の道 花もり(やまべのみち はなもり) 玄賓庵(げんぴあん) 檜原神社 相撲神社 山の辺の道ハイキングコース 山の辺の道 奈良県の桜井市から天理市に広がるロマンあふれる日本最古の「山の辺の道」 今回は、桜井駅から相撲神社までのコースを紹介したいと思います…
推古天皇が創建した #卒川神社(いさがわじんじゃ)は #欠史八代 のひとり 第9代 #開化天皇 の #春日率川宮(日本書記)の最有力候補地。現在の奈良市北部、春日野一帯はふるくは#和珥(わに、和邇)と呼ばれ、宮では #三輪山祭祀 に代わる #御蓋山祭祀 が行われていたようです #ヒメヒコ 目次 第9代開化天皇の宮跡 開化天皇 春日率川坂上陵(宮内庁治定) 春日本宮との東西ラインはヒメヒコのマツリゴトのこん跡 和珥(わに、和邇)と呼ばれた春日の地 本文 第9代開化天皇の宮跡 記紀で系譜はあるものの、詳しい事績が書かれていない第2代綏靖天皇(すいぜい)から第9代開化天皇(かいか)までを 欠史八代 …
マンガ日本の歴史 3興亡する倭の五王と大嘗の祭石ノ森章太郎中公文庫1997年3月3日 印刷1997年3月18日 発行 『2 邪馬台国と卑弥呼のまつりごと』の続き。 megureca.hatenablog.com 邪馬台国の卑弥呼が死んでから、空白の約160年を経て、邪馬台国とは異なる性質の倭国となってきた時代について。 目次序章 倭国、朝鮮へ第一章 大和王権の登場第二章 古墳物語付章 古墳物語第二章 大王の世紀付章 王権の継承・大嘗の祭 ポイントを覚書 西暦391年、倭国は朝鮮に攻め入る。399年、百済を味方にして、新羅へ攻め入る。400年、新羅・高句麗の連合軍は、倭に討ってでる。404年、倭…
記紀において上、中、下や底、中、表などの位置関係がみられる。この3点の位置関係をテーマとしてスクナビコナやスミヨシにまつわる日本の古代の謎を解く手がかりを得たい。次の流れで紹介していく。 ・1.湯津石村(ユツイワムラ)・2.出雲の神原神社・3.三輪山・4.大神神社(おおみわじんじゃ)・5.住吉大社と住吉三神・6.宗像大社(むなかたたいしゃ)・7.宗像三女神・8.綿津見三神・9.住吉仲皇子(すみのえのなかつみこ)・10.ミソサザイとスクナビコナ・まとめ・参考:イワサクやネサクと旧約聖書との類似 まずは湯津石村とイワツツノオの神を追う。 ■1.湯津石村(ユツイワムラ)古事記ではイザナギが十拳(トツ…