標高467メートル。周囲16キロメートル。面積350ヘクタール。
三輪山は大神神社の神体山として、大和青垣山のなかでもひときわ秀麗な円錐形の「神奈備山」とされる。 『古事記』『日本書紀』によれば、遠い神代の時代、オオナムチノカミが御自らの「幸魂・奇魂」を、 ヤマトオオモノヌシクシカタマノミコトと御名を称えて、この三輪山にお鎮めになったのが大神神社の始まりとされる。
故郷である大和(奈良県)の桜井には”神々の山嶺”がある。標高467mの三輪山(みわやま)。『古事記』『日本書紀』『万葉集』に記された日本で最も歴史の古い山の一つ。三輪とは『古事記』に登場するオホタタネコの衣に縫われた三巻の糸のことで、オホタタネコは、美和大神でもあることから、「美和山」とも伝承されている。朝日の薄いガーディガンを羽織ったように美しく煌めく。 日本武尊の歌碑 三輪山の西麓には桜井出身の英雄・ヤマトタケルが詠んだ歌碑がある。「大和は 国のまほろば たたなづく青垣 山ごもれる 大和し 美し」 「まほろば」は最も素晴らしいという意味。歌の<山>は、三輪山や大和三山(耳成山・畝傍山・天香…
箸墓古墳から見て夏至の日の出は #穴師山。纏向遺跡から見て冬至の日の出は #三輪山。真ん中の #巻向山 から春分・秋分の日の出。古い #ヤマト創世記 の三山は、巨大な二至二分のカレンダーだったと考えられます 目次 箸墓古墳中心から見て夏至の日の出は「穴師山」 纏向遺跡中心から見て冬至の日の出は「三輪山」 春分・秋分の日の出は「巻向山」 二至二分・太陽信仰の巨大カレンダー 本文 箸墓古墳中心から見て夏至の日の出は「穴師山」 【前回記事】 www.zero-position.com 箸墓古墳中心とは「後円部の墓域中心」のことです。 箸墓古墳後円部の麓からの穴師山、巻向山、三輪山。(2023年2月。…
運動不足だけれど運動したくない。 歩くのであれば、いきなり山登りではなく、豊かな自然に囲まれたハイキングコースからが良いと自然を満喫しながら楽しく歩ける場所を探し求めて、「山の辺の道」を歩いてみることにしました。 山の辺の道ハイキングコース ハイキングコース 仏教伝来之地碑 金谷(かなや)の石仏 三輪山平等寺 大神(おおみわ)神社 三輪山 山辺の道 花もり(やまべのみち はなもり) 玄賓庵(げんぴあん) 檜原神社 相撲神社 山の辺の道ハイキングコース 山の辺の道 奈良県の桜井市から天理市に広がるロマンあふれる日本最古の「山の辺の道」 今回は、桜井駅から相撲神社までのコースを紹介したいと思います…
推古天皇が創建した #卒川神社(いさがわじんじゃ)は #欠史八代 のひとり 第9代 #開化天皇 の #春日率川宮(日本書記)の最有力候補地。現在の奈良市北部、春日野一帯はふるくは#和珥(わに、和邇)と呼ばれ、宮では #三輪山祭祀 に代わる #御蓋山祭祀 が行われていたようです #ヒメヒコ 目次 第9代開化天皇の宮跡 開化天皇 春日率川坂上陵(宮内庁治定) 春日本宮との東西ラインはヒメヒコのマツリゴトのこん跡 和珥(わに、和邇)と呼ばれた春日の地 本文 第9代開化天皇の宮跡 記紀で系譜はあるものの、詳しい事績が書かれていない第2代綏靖天皇(すいぜい)から第9代開化天皇(かいか)までを 欠史八代 …
マンガ日本の歴史 3興亡する倭の五王と大嘗の祭石ノ森章太郎中公文庫1997年3月3日 印刷1997年3月18日 発行 『2 邪馬台国と卑弥呼のまつりごと』の続き。 megureca.hatenablog.com 邪馬台国の卑弥呼が死んでから、空白の約160年を経て、邪馬台国とは異なる性質の倭国となってきた時代について。 目次序章 倭国、朝鮮へ第一章 大和王権の登場第二章 古墳物語付章 古墳物語第二章 大王の世紀付章 王権の継承・大嘗の祭 ポイントを覚書 西暦391年、倭国は朝鮮に攻め入る。399年、百済を味方にして、新羅へ攻め入る。400年、新羅・高句麗の連合軍は、倭に討ってでる。404年、倭…
記紀において上、中、下や底、中、表などの位置関係がみられる。この3点の位置関係をテーマとしてスクナビコナやスミヨシにまつわる日本の古代の謎を解く手がかりを得たい。次の流れで紹介していく。 ・1.湯津石村(ユツイワムラ)・2.出雲の神原神社・3.三輪山・4.大神神社(おおみわじんじゃ)・5.住吉大社と住吉三神・6.宗像大社(むなかたたいしゃ)・7.宗像三女神・8.綿津見三神・9.住吉仲皇子(すみのえのなかつみこ)・10.ミソサザイとスクナビコナ・まとめ・参考:イワサクやネサクと旧約聖書との類似 まずは湯津石村とイワツツノオの神を追う。 ■1.湯津石村(ユツイワムラ)古事記ではイザナギが十拳(トツ…
先日、仕事の関係で大阪に行くことになった。 その帰りに大神神社と橿原神宮に立ち寄った。 oomiwa.or.jp 大神神社の御神体である三輪山も登ってきた。上り下りで二時間半くらい。 木陰が多くて余り陽射しが入ってこないせいか、他の山にはない良く言えば神秘的悪く言えば不気味な雰囲気を感じた。 登る前は暑さで「大丈夫か?」と思うくらいへばっていたのに、登ったあと、凄く体がすっきりした感覚があった。 それが凄く良かったので、また近いうちに行きたい。 三輪駅周辺の電車に乗って、窓の外の風景を眺めたり街中を見たりしていると、「近畿地方のある場所について」の怖さや不可思議さの背景にあるものがわかるような…
「大神」は”おおみわ”と読む。「大三輪」とも書く。「豊後大神氏」とも無縁ではない。但し、この場合は”おおが”と読む。 豊後大神氏の源流を調べたいと思っていた。「大和大神氏」を辿ることになる。すると「大神(大三輪)神社」に行き当たる。そこは「記紀」の世界への入口でありそれを避けては進めない。記紀はそれ以前の古代の歴史の抹殺、あるいは改竄をやっている。記述内容の曖昧性を拭えない。だから素人には始末におえない。案の定、足を踏み入れて混乱の極致である。 豊後大神氏には宇佐神宮を創建した「大神比義」(568年)と「豊後介大神良臣」(886年)の流れを汲む二系統がある。後者が本来的である。但しこちらもその…
7月15~17日と、まとまった休みが取れたので、ず~と気になっていた大神神社(おおみわじんじゃ)に行きました。 14日の金曜日は2時間早く仕事を切り上げて新幹線で大坂へ。今回は参拝してそのまま帰る弾丸参拝。 早朝参拝をしようと思っていたが、よほどホテルのベッドがねごこち良かったのかすっかり寝坊して7時50分Σ(゚□゚;) 慌てて準備し8時28分の快速奈良行きに駆け込み乗車。久々にダッシュしたわ💦 無事に三輪駅に到着。午前中だからかあまり混んでなくて良かった。 駅からさほどかからない所に第二鳥居があった。ここまで来ると少し人も増えてきた。 先ずは参道左側にある払戸神社で日頃の汚れを、汚れた心を浄…
先日、家族で三輪山に登った。 三輪山というのは、奈良県にある有名な山。大神神社のご神体である。だからすごく神聖な山である。 最近暑くなってきたので、去年のように家族で山に登ってリフレッシュしたいなーと妻と話していた。ら、三輪山に登ってみようか、という話になった。わりと近くなのに、登ったことがない。神聖な山なので、登れないと思っていたのだ。実は登れるらしい。標高467mだから、娘たちと登るのにもちょうどいいくらいだ。週末、みんなで行こうと娘たちに話すと、すごく喜んでた。 休みが来て、みんなで準備して、大神神社に出かけた。 登山口は大神神社の左手にある摂社、狭井神社にあった。登るのにお金が要る。1…