「二月という月は哀れな月である。 厳然とした一月と、花やかな三月の間にはさまって、 なにかコンプレックスでも感じているような月である。 橋わたしのような、ひとのために小さくなっているような、 自分から卑下しているような恰好である。」 青柳瑞穂さんの随筆集「ささやかな日本発掘」より 「寒暖の間に」の冒頭からひいてみた。 この人のものの見方と、それを表わす文章の、 巧みとみせない巧みに惹かれる。 今年の二月は寒かった。 梅も桜もおそいみたい。 わたしのパソコンの調子もいまいち、 マイクロソフトの大きなアップデートが何度かあって、 とっても動きが遅くなったり、 ときどき固まってしまったり。 なんとか…