世界人口が産業革命などを契機に19世紀末いこう急激に増加している状態をさす。
現代の国際的な社会問題の大きな原因のひとつ。
人口爆発は、食糧問題、環境問題とも密接に関連している。
マルサス(イギリスの古典派経済学者)の1798年『人口論』によると、
「食糧が算術級数的にしか増加しないのに、人口は幾何級数的に増加する」と指摘。
つまり食料は足し算なのに、人口は掛け算なので、食糧供給が人口爆発に追いつけず、
世界的な飢餓の根本原因になると予言した。
現代の人口爆発の要因として、発展途上国における性教育の遅れ、コンドームの不備などが挙げられる。特にコンドーム使用による避妊については、宗教上の理由から拒絶する風習もあり、問題が複雑化している。