(こぐま社 2023) この絵本なら3歳児あたりかなと思いつつ、年中・年長児に読み聞かせているのは、全体の流れを考えた配置だ。ただ「へんしん!」はとてもいい響きだし、子どもたちの目は惹きつけているようだ。そして終わりのページに登場する男の子が、もりもり食べてぐっすり眠って、それから「へんしん?」となるオチもいい。 ところで大人なら…と連想を広げると、とても「変身」はできない。いや、あきらめないで努力すれば、痩せたり、はたまた逞しくなったりすることは可能なはずだ。それが難しいのよ、すぐにあきらめてしまうからと、だらだら言いたくなる。だから貴方に必要なのは「変身」の前に「変心」なのだと格好つけてみ…