12月16日(火曜日)。Sさんに川越駅まで送ってもらい「シネ・リーブル池袋」へ、セピデ・ファレシ監督の『手に魂を込めて、歩いてみれば』を見にいく。 時間前に着いたので、7階のスタバでコーヒーを飲みながら、佐藤忠男さんの『映画館が学校だった──私の青春期』を読む。 ★ 佐藤忠男さんは、戦時下という不運もあって、満足に学校教育を受けることができず、小遣いをためては映画を見にいき、その批評を雑誌に投稿しながら独学で映画評論家になった。 ご本人が、若い日の苦しい足跡を次のように書いている──。 私は毎日の生活が不満で仕方がなかった。なにしろ私は、それまでに何度も人生の希望をうち砕かれている。中学への進…