連休最後の日とあって終日ビデオ鑑賞日。この機会に纏めて3本観た小津作品。neachの小津体験は佐藤忠男著『小津安二郎の芸術』を読んで纏めて代表作品を漁った高校時代。まだそのよさが分からなかった多感期に観てあまりいい印象では(ない)。退屈な映画だな、というのが正直な感想。 その後、池袋の文芸座で小津監督特集があり、まとめて観てからはまった監督で日本を代表する監督だと今でも思って。今回は久し振りに鑑賞した『麦秋(1951年作)』を取り上げて。 例によって娘(原節子)の結婚にまつわるその家族とのやりとりを描いた作品,当時の高い評価とは裏腹に今回はそんなに感情移入は(せず)。主演の原節子や常連の笠智衆…