(1668-1683) 江戸本郷駒込の八百屋の娘。1682年の火事で檀那寺に避難した折に恋仲となった寺小姓に再会できると思い放火し、捕らえられ火刑に処された。井原西鶴が「好色五人女」に書き、また、歌舞伎「八百屋お七歌さいもん」、浄瑠璃「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)(通称「櫓のお七」)」など多数の作に脚色された。三省堂提供「大辞林 第二版」より
(1668-1683) 江戸本郷駒込の八百屋の娘。1682年の火事で檀那寺に避難した折に恋仲となった寺小姓に再会できると思い放火し、捕らえられ火刑に処された。井原西鶴が「好色五人女」に書き、また、歌舞伎「八百屋お七歌さいもん」、浄瑠璃「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)(通称「櫓のお七」)」など多数の作に脚色された。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
文京区本駒込界隈の散策が続きますが、吉祥寺、浄心寺を巡り、今回は少し西側の「圓乗寺」です。天台宗のお寺ですが近代的な建物に生まれ変わったようです。2019年10月、本堂を建て替えています。圓乗寺の寺号標と本堂の入った建物です。 圓乗寺(えんじょうじ) 山号:南縁山 院号:正徳院 寺号:圓乗寺 宗派:天台宗 本尊:釈迦牟尼如来 創建:天正9年(1581) 開基: 圓栄 圓乗寺の縁起 圓乗寺は天正9年(1581)、圓栄法印が本郷に密蔵院として創建したと伝えられており、元和6年(1620)に實仙法師が圓乗寺と寺号を改めました。江戸時代には、境内が1,770坪あり、戦後の混乱期に地域の人に分け与えたと…
① 1971年のこの日 昔の東パキスタンがバングラデシュとして 独立した日 1947年に旧インドがヒンズー教徒のインド、仏教徒のセイロン イスラム教徒のパキスタンの3つに分かれたが、インドの制圧で 東西に分断されていた。 ② 1827年のこの日、ドイツで有名なベートーベン がウイーンの自宅で亡くなった日 多くの交響曲を作曲した人物であったが、葬儀の日には 2万人の市民が参列した。 ※ 3月26日の誕生花は ”桜草”です news.google.com 3/29日 今日は何の日 怒涛の青春物語:火あぶり処刑の悲劇# 1952年(昭和27年)のこの日 北海道阿寒湖の“マリモ”が 天然記念物に指定さ…
お七と吉三:舟橋聖一、岩田専太郎・画 1946年(昭21)7月~9月、雑誌「りべらる」連載。 1955年(昭30)河出書房刊、大衆文学代表作全集第4(舟橋聖一集)所収。 恋慕する寺小姓の吉三郎に会いたい気持が高じて放火事件を起こし、処刑された八百屋お七の史実をもとに、江戸時代に井原西鶴が「好色五人女」中の一篇として書いていた。舟橋聖一はそれを現代語にリライトしたとも言える。少し前に明治期の口演速記本『八百屋お七恋廼緋鹿子』(*)を読んだばかりだが、お七の事件はそこでは補足的な記述に留まっていた。 舟橋版は西鶴の原文を頻繁に引用しつつ、一途に思いつめる女の情念の恐ろしいほどの奥深さを語っている。…
法事で駒込吉祥寺に行ってきました。 今年は遅めの開花となった桜もようやくほころび。 川上眉山の墓などを有し由緒あるお寺。 そして、 吉祥寺、というか吉祥院と言った方が歌舞伎クラスタにはピーンとくるかも。 比翼塚がありました!お七と吉三郎。 文楽の「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」を脚色した『松竹梅湯島掛額』(しょうちくばいゆしまのかけがく)では、吉祥院の寺小姓吉三郎にぞっこんになってしまう八百屋の娘お七が出てきます。 また、三人吉三のお嬢吉三は、自分のことを「八百屋のお七さ」と名乗りますね。 八百屋お七 本郷の八百屋の娘お七は、天和の大火で家族といっしょに吉祥寺に避難したのですがそ…
昭和60年のころ、ある大学の講師控室で国文学者のF先生と、よもやま話をしていた。 F「ところで、のりもくん。 今日は『振袖火事』があった日だってこと知ってますか?」 私「え?歌舞伎なんかの演目になってる 『八百屋お七』がでてくるやつですか?」 F「いえぇ、ちがいますよ。よく混同されるんだけど、 振袖火事っていうのは 1675年に起こった『明暦の大火』のことをいうんですよ。 あなたの言ってるのは、 1683年に起こった『天和の大火』でのエピソード劇なんです。 明暦の方は、主人公が『大増屋のお菊さん』なんですね」 私「お菊?・・・・」 F「ええ。この女性はいろいろな名前でよばれてるんですけどね。 …
血圧値 119/78/59 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 67.6キロ 天台宗大円寺。 山門を入るとまず目につくのが、これ。 凄い数の石仏群ですね。釈迦三尊像、五百羅漢像などから成る520体ほどの石仏像は、昭和45年、都有形文化財に指定されています。 この看板によれば、石仏群は大規模な火災の死者を弔うために造られたものなのです。 振袖火事、車町火事と並んで江戸三大火事のひとつで、死者1万4千人以上を出したと言われる明和9年(1772年)の行人坂火事は、この大円寺が火元といわれています。 いきさつは、こんな感じ。 2月29日午後1時頃に、武州熊谷無宿の僧・真秀が盗みを働くために寺の…
今年は寅年で、私は年女。 今年は、壬(みずのえ)の寅年で、 五黄(ごおう)の寅年でもある。 壬の寅年は、60年に1度巡って来る。 壬の寅年生まれは、徳川家康だよ! すごいでしょ!? 私、徳川家康と、干支が一緒なんだよ! 私は、甲(きのえ)寅年生まれ。 五黄の寅年とは、私より2回り年上の人。 芸能人で言うと、梅沢富美男。 昔からの言い伝えで、「五黄の寅年の女は、とにかく気が強い」 と言われている。 五黄の寅年は、36年に1度巡って来る。 また丙午(ひのえうま)年生まれはもっと嫌われていて、 この年に生まれた女は気性が激しく、夫の運気を食い殺すと 言われている。 八百屋お七が、丙午年らしい。 昔は…
本作品は「我が国のミステリの歴史において、最も美しくたおやかな名花」(by:千街晶之)。推理小説で「たおやかな名花」と表現するのは余りにも隔絶しているが、本作品に限りこの表現がピッタリ。 大正浪漫漂う日本人の情愛を描いた恋愛小説と、殺人を主とする探偵小説を、男女の間に潜む「動機」を橋渡しにして見事両立させた。しかも作者は本作品とは別に「夜よ鼠たちのために」という「骨太の」作品も生み出している。創作の底は窺い知れない。 戻り川心中【電子書籍】[ 連城三紀彦 ]価格: 550 円楽天で詳細を見る 【藤の香】 色街で顔を潰して身元不明の男たちが次々と殺害される。食事屋に勤める「お縫」は、故郷で病弱な…
江戸。世界の歴史上「火災都市」とも呼ばれるほど火事が多かった。そんな町で起きた三つの大きな火事についてご紹介します。江戸三大大火とは 明暦の大火 天和の大火 文化の大火 いずれも火事が発生した年の年号にちなんで呼ばれます。 これからひとつずつ詳しくみていきます。江戸の三大大火とは。燃ゆる乙女の恋心か人口密集型都市の定めか。 江戸三大大火 明暦の大火 出火原因 振袖火事 天和の大火 八百屋お七 文化の大火 江戸三大大火まとめ 引用元:ウィキメディア・コモンズ 江戸三大大火 そもそも三大大火以外にも多くの大火に見舞われていた江戸の町。 見舞われすぎて当時の町人たちは「火事は起こるもので仕方がない」…
文京区白山あたりはとても奥が深く 小石川植物園、白山神社、八百屋お七の墓、東西南北に足を延ばすと 吉祥寺、六義園に根津神社、そして小石川後楽園。 これから春にかけて、アラ還さんぽには持ってこいのエリアです。