公民

最近よく入試で出されるのが「拒否権」です。 国際連合の安全保障理事会で、常任理事国の5か国のみが持つ特権です。歴史分野でも公民分野でも習う内容のため、入試で出されやすいです。 内容を説明させてくる場合は「常任理事国が1か国でも反対した場合、決議できない」と書くことになります。 そしてもう一つ出やすい原因があります。漢字をよく間違える人が多いんです。 なぜか勢いで「拒否」の「拒」の字の右側を「臣」と書いてしまう人が多いんです。「キョ」と読むためには「巨」じゃないといけないんですけれど、テストで焦っているとうっかり間違えるというミスが多くあります。 こういうの、社会科だと結構あるんですよね。 「刀…

社会科の話題です。公民です。 「国庫支出金」「地方交付税交付金」のどちらも国から地方公共団体への支援にあたるお金なのですが、国庫支出金は使い道が指定されているもの、地方交付税交付金は使い道の指定がないものになります。 国庫支出金の使い道はだいたいが教育、福祉、公共事業などとなります。 もうひとつ大きな違いがあります。 地方交付税交付金は、財源の乏しい地方のみに分配されるという点です。ですから、自主財源の多い東京都の新宿などは地方交付税交付金をもらっていません。一方、過疎地で限界集落みたいなところはいっぱいもらっていることになります。 最近よく入試で、地方交付税交付金についてなぜ交付されるかを問…

公民(レベル：全) この一年間に，衆議院議員総選挙，東京都議会選挙，参議院議員選挙，そして自民党総裁選挙が二度。立て続けに大きな選挙が続きましたね。 「民主主義」とは何か。私は授業で生徒一人ひとりに尋ねたあと，それをまとめて，お決まりの「多数決」だという所から始めますが，塾の授業だということもあって，それだけでまとまったお話はできません。 そこで私は決まって，ある短編小説を紹介し，その感想は個々の生徒にまかせて先に進みます。(もちろん生徒が読むかどうかは別ですが)。その小説とは，『オメラスから歩み去る人々』というものです。作者はアーシュラ＝ル＝グウィン(アメリカ)。 この小説は『風の十二方位』…

どうもみなさんこんにちは！ たいきです！ 今回のクエスチョンは。。。 総理大臣ってどうやって選ばれるの～？ 最近、総理大臣が変わるというニュースが飛び交っていますね。 ニュースを見ていると、「自民党総裁選」とか「国会での首相指名選挙」とか、いろんな言葉が出てきます。 自民党総裁と総理大臣って同じなのでしょうか。 そんなことも踏まえて、今回は、総理大臣の選ばれ方について一緒に見ていきましょう！ それでは、いってみよう！ 総理大臣はどうやって選ばれるの？ 総理大臣指名選挙の仕組みは？ 自民党総裁選とは？ なぜ総裁選＝総理大臣選びになるの？ 一般的な場合 過半数を占めていない場合に起こりうること 国…

どうも皆さんこんにちは！ たいきです！ 今回のクエスチョンは。。。？ 被疑者と容疑者って何が違うの～？ ニュースでよく聞く、「容疑者」という言葉。 しかし、公民の授業では、「被疑者」という風に習います。 この二つの違いとは何なのでしょうか。 似た用語と踏まえて、まとめて覚えちゃいましょう！ ついでに、事件の流れも整理していきますよ！ それでは、いってみよう！ 主要な呼び名の解説 被疑者 容疑者 被害者 事件でよくキーワードを解説 送検 起訴 事件発生後の流れ まとめ もっと学びたい方へ

多いですよねほんと。公民に限らず地理歴史でも多いです。三大河川とか三大宗教とか三大啓蒙思想家とか江戸三大改革とか。 なんか社会の研究者って三大○○、四大○○が大好きすぎません？ 性質が違うものどうし、ただ似てるっていうだけです～ぐに三大○○、四大○○です。まぁ一緒くたにして覚えた方が良いものばかりなのも事実ではあるのですが。 入試で出てしまうのであれば言えるようにしておくしかないです。 とりあえず公民だけでもまぁまぁの数がありますが、列挙するとこんな感じでしょうか。 日本国憲法の三大原則 ・国民主権 ・基本的人権の尊重 ・恒久平和(平和主義) 国家三大要素 ・主権 ・領域 ・国民 国民の三大義…

7月31日で生誕150年を迎える柳田国男に『天声人語(250726)』は思う▼著書『明治大正史』の最後に＜すなわちわれわれは公民として病みかつ貧しいのである＞と▼これについて石井正己さんは、「柳田は嘆いている」という。社会とは、貧富に関係なく正しい判断ができる選挙民を育てるべきものだ。だが、この社会はそれができていないと▼柳田は朝日新聞での論説委員を務めていたが、同著が出た31年に「ジャーナリズムの限界を自覚し、民俗学に専念し始めた」と石井さん▼権力者ではなく庶民の歴史をたどることを決めた。各地を旅し、人々の声をすくい上げ、伝承を拾い集めた▼自戒を込めて、いま、小さな声にも耳を澄ませているだろ…