昨日、地元紙 新潟日報に載っていた記事です。 『ねたみというか、ひがみというか。その日も、みぞれ降る灰色の空がトンネルをぬけると別世界になった。新潟から新幹線で上京する際、しばしば感じる不条理だ。 年の瀬の都内は大規模なイルミネーションが随所できらめいていた。東京駅の近くで燦々と輝く一角を歩いた。1キロ超に及ぶ通り沿いに連なる約300本の街路樹を82万個の電球が彩っている。インスタ映えする都会の夜を謳歌する人並みに気おくれした。国は先日、エネルギー基本計画の原案を示した。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働も織り込む電源構成の青写真を描いた。いまさら言うまでもなく柏崎刈羽で発電する電力の大半は首都圏で…