怪我をして撮影に不自由があるとき、僕には行く場所がある。言わずと知れたミスターダンディ氏の館である。今でも日々、ダンディ氏の撮影においては進化や発見がある。それは撮影技術だったり、現場での設定だったり、画像処理だったり・・・。X100Ⅵはミスターダンディを撮るには、ぴったりのカメラだ。また僕の指の現状では、X100Ⅵを使うしかないのも事実である。今回のフィルムシミュレーションは、「ETERNA Cinema」を使った。世の中では、もっと鮮やかな色が好まれることは理解している。ETERNA Cinemaは、映画フィルムを再現したものである。彩度を落とした、柔らかな諧調が特徴だという。この写真だけ…